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2014年 Vol.102 No.1 2014-01-08

臨床検査―ここまで進んだ検査の世界

定価:本体2,500円+税

冊 

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掲載論文

特集
臨床検査―ここまで進んだ検査の世界

focal point―特集のねらい   /廣井透雄・他

◆総 論
 臨床検査の現状と課題:検査と検査室の標準化   /矢冨 裕
 検体の採取と結果の解釈―検査値に影響を与える要因   /山田俊幸
 保険診療における臨床検査   /米山彰子
 POCT(Point of Care Testing)   /〆谷直人
 コンパニオン診断と遺伝子関連検査   /宮地勇人
◆各 論:実地医家に必要な検査
 循環器   /盛田俊介・他
 消化管   /前北隆雄・他
 肝胆膵   /多田 稔
 呼吸器   /諏訪部 章
 腎・泌尿器   /篠﨑康之・他
 内分泌・代謝   /荒木 修・他
 膠原病・アレルギー   /熊谷俊一
 血液(赤血球と白血球)   /通山 薫
 血液(血栓・止血)   /尾崎由基男
 神経内科疾患の診断と臨床検査   /山下 賢・他
 感染症   /飯沼由嗣

◆連 載
◎外来診療のワンポイントアドバイス
 PAD(peripheral arterial disease)   /重松 宏
◎私はこう治療する
 低血圧の治療   /神田武志・他
◎注目の新薬
 疼痛改善薬 デュロキセチン(サインバルタR)   /金澤 康・他


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ねらい

 医学・医療の急速な進歩・発展において,臨床検査の果たしてきた役割は極めて大きい.いろいろな基礎研究を元にして,正確で再現性のある検査系が確立され,臨床の現場で使用され,疾病の正確な診断だけではなく,薬剤の治療効果の判定と予測,副作用の早期発見と予測と,臨床検査の活躍の場はますます大きく広がり,医療自体を大きく変えてきている.
 臨床検査は新しいものを取り入れるばかりでなく,各医療機関の検査室は高いレベルで標準化されなければならず,検査室の国際的第三者認定であるISO15189の取得も,わが国で少しずつ進んでいる.検体は的確に採取され,測定まで適切に保存されることは正確な検査結果を出すために必須である.一方,検査をオーダーする際,保険診療で認められている範囲を認識していることも必要である.緊急検査のトロポニンT,H-FABP,PT-INR,感染症迅速診断などのPOCT(Point of Care Testing)は診断と治療を激変させただけでなく,災害時医療でも有用である.また,コンパニオン診断と遺伝子関連検査では,分子標的治療薬,抗腫瘍薬などの治療効果の予測,副作用の予測に関する有用な情報がもたらされるようになった.
 循環器ではBNPまたはNT-proBNP,D-ダイマーは救急医療でも大活躍し,血管内皮機能の評価も日常のものとなってきた.Narrow Band Imaging,拡大内視鏡,カプセル内視鏡は消化管検査を一変させている.肝胆膵ではフィブロスキャンRが肝臓の硬さを評価し,IgG4の測定が自己免疫性膵炎や硬化性胆管炎などのIgG4関連疾患に有用である.呼吸器においてはQuantiFERON(R)が結核の診断を早く正確なものとし,肺がんの診断と治療に遺伝子診断は欠かせない.尿蛋白,eGFRは腎機能の評価に必須であり,ANCAに加え,L-FABPなどの新たなマーカーも登場してきている.ホルモン測定が日常的な内分泌代謝では,IgG4や骨代謝マーカーも測定されるようになってきた.抗CCP抗体は関節リウマチの早期診断を可能とし,慢性になる前の治療を行えるようになった.TARCはアトピー病態を反映し,診断と重症度評価が行える.血液,骨髄の白血球の表面マーカー,染色体検査は血液腫瘍の診断と治療には欠かせない.易出血性疾患においては,血小板,凝固線溶系因子の測定が有用で,最近のNOACのモニタリングも検討されている.脳波,筋電図,神経伝導速度は多くの神経筋疾患の鑑別に有用である.感染症では,MALDI-TOF MSにより数分で菌を同定できるようになり,遺伝子検査により培養することなく耐性も知ることができる.
 幸い,日本においては多くの有用な検査が保険診療で認められ,患者はその恩恵にあずかれ,その適応は次第に拡大してきている.しかしながら,不要な検査,過剰な検査は患者にとっても不利益であり,医療の根幹である保険診療を守るためにも厳に慎まなければならない.
 本特集では,臨床検査の各分野の専門の先生より,実地医家,研修医の先生方を対象として,最新の臨床検査の動向を紹介いただくとともに,適正な利用のしかたについてご解説をいただいた.
 この特集がみなさんの日常診療の向上の助けとなれば,幸いである.

 国立国際医療研究センター病院 循環器内科 廣井透雄
 東京大学大学院医学系研究科臨床病態検査医学 矢冨 裕

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2017年 Vol.105
No.4 特集/内科系医師のための災害医療エッセンシャル最新号
No.増刊号 特集/これ一冊でわかる 消化器 診断基準と分類法
No.3 特集/そのお腹,大丈夫? 肥満症のトピックス
No.2 特集/Beyond the textbook 心電図 実践診療で役立つコツ
No.1 特集/実践! 神経救急(neurocritical care)
2016年 Vol.104
No.12 特集/知っておきたい関節リウマチの診断から治療まで
No.11 特集/痛み治療の「いま」に迫る メカニズムから評価・治療の最前線
No.10 特集/よくわかる,臨床で使える「骨粗鬆症」アップデート
No.9 特集/カテーテルを使った最新の治療
No.8 特集/浮腫 ―そのむくみ,放っておいて大丈夫?―
No.7 特集/頭痛診療が得意になる 基礎から最新トピックスまで
No.6 特集/いま知っておきたい,感染症診療最新の動向
No.5 特集/「抗血栓療法の今」を語る
No.4 特集/あの病態ってもしや……? ダイジェスト“IgG4関連疾患”
No.増刊号 特集/糖尿病治療の現在と未来
No.3 特集/高血圧 予後,臓器・血管保護を見据えた治療戦略
No.2 特集/腸内細菌叢からみた臨床の最前線――ベールを脱いだ体内パートナーの機能
No.1 特集/めまい診療の最先端
2015年 Vol.103
No.12 特集/知っておくべき総合診療の現在(いま) 実戦と教育・研究から未来を展望する
No.11 特集/成人の予防接種はどうあるべきか? ―予防医療推進の観点から―
No.10 特集/睡眠障害診療の進歩
No.9 特集/内科が使う自己注射薬
No.8 特集/機能性消化管障害―気のせいでない科学の裏付けと最新治療―
No.7 特集/ここが知りたい認知症診療
No.6 特集/肺高血圧症・肺血栓塞栓症 見逃すことなく最適の治療へ
No.5 特集/アレルギー疾患の診療のpitfalls 好酸球の臨床
No.4 特集/COPDの診断と最新の治療
No.増刊号 特集/心不全のすべて
No.3 特集/時代とともに広がる「糖尿病合併症」の概念
No.2 特集/ここまで変わった 実地診療の食道がん・胃がん・大腸がん
No.1 特集/知っておくべき脳卒中最新治療
2014年 Vol.102
No.12 特集/病院と地域の診療所をつなぐ在宅医療
No.11 特集/肝臓病診療のアップデート
No.10 特集/移植療法の現況と今後の展望
No.9 特集/糖尿病診療2014
No.8 特集/内科医のための更年期症候群診療
No.7 特集/消化管アップデート
No.6 特集/医療関連感染をめぐる最近のトピックス
No.5 特集/日常診療でできる がん検診・がん予防
No.4 特集/実地医家のための渡航医療
No.増刊号 特集/内科救急のファーストタッチ
No.3 特集/ここまで進んだリハビリテーション
No.2 特集/高齢者医療 そのポイントと最新知見
No.1 特集/臨床検査―ここまで進んだ検査の世界
2013年 Vol.101
No.増刊号 特集/主訴から診断へ―臨床現場の思考経路