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診断と治療

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連載 「症例を俯瞰する総合診療医の眼」 「人気の診療科紹介」 「注目の新薬」.

増刊号も毎回シャープな切り口と実際的な内容が大好評.

2色刷のビジュアルな誌面.

2014年 Vol.102 No.4 2014-04-08

実地医家のための渡航医療

定価:本体2,500円+税

冊 

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掲載論文

focal point―特集のねらい   /廣井透雄

◆Ⅰ.総 論
渡航医学(トラベルメディスン)の概要   /濱田篤郎
◆Ⅱ.渡航前健康相談
健康管理   /渡邊 浩
感染症予防対策   /氏家無限
予防接種
 ①開発途上国赴任(短期出張,長期赴任)   /宮城 啓
 ②観光旅行と海外留学のためのワクチン接種   /菊池 均
小児・妊婦・高齢者の海外渡航時の健康管理   /金川修造
メンタル疾患の管理   /勝田吉彰
慢性疾患をもっている場合の海外渡航   /安藤裕一・他
高山病,潜水病,熱中症,日焼け,凍傷   /増山 茂
◆Ⅲ.帰国後診療
 海外から帰国後の診療総論   /大曲貴夫
 海外からの帰国者における発熱性疾患診療
  総論   /谷崎隆太郎・他
  各論①マラリア   /狩野繁之
  各論②デング熱   /Moi Meng Ling・他
  各論③腸チフス   /赤池洋人・他
 旅行者下痢症   /中島 淳
 帰国後患者における好酸球増多症のアプローチ(寄生虫感染症等)   /忽那賢志
 性感染症,結核   /井戸田一朗
 ウイルス性出血熱   /加藤康幸
◆Ⅳ.トピックス
 外国人診療   /奥田丈二
 相談の多い有名渡航地・観光地
  ①南米(クスコ,マチュピチュ,ウユニ塩湖,イグアスの滝)   /金川修造
  ②アフリカ(ケニア,タンザニア,サファリ,キリマンジャロ,ナイル,ビクトリア湖)   /三島伸介
  ③アジア(ハノイ,バリ島,アンコールワット,タージマハール,ポカラ)   /古閑比斗志

◆ 連載
◎外来診療のワンポイントアドバイス
 時差ぼけ   /林 同文
◎私はこう治療する
 月経異常   /矢野 哲
◎注目の新薬
 エキセナチド(ビデュリオンR皮下注用2mg)   /大西由希子

◆投稿
◎臨床例
 長時間の同一姿勢保持により横紋筋融解症と下肢深部静脈血栓症を発症したParkinson病の1例 /伊藤和幸・他

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ねらい

 日本は島国である.30~40 年くらい前までは島の外に出ることは敷居が高く,外交や企業の仕事,もしくはお金持ちでもなければ,一生に一度の夢の海外旅行であった.日本の経済成長とともに,仕事,留学,観光,ボランティアなど様々な理由で海外に渡航する人は2012年で約1,849 万人,3 か月以上の長期滞在者は118 万人以上にのぼる.単純計算で7人に1人は渡航していて,海外渡航はごくごく身近なものとなっている.
 国立国際医療研究センターのような特殊なナショナルセンター,トラベルクリニック以外の一般の病院,診療所の日常診療においても,海外渡航前の予防接種などの相談,帰国後の体調不良の受診もまれではなくなってきた.また,日本に観光,留学,仕事などで滞在する外国人が受診してきて,戸惑うことも多いであろう.
 渡航医療,トラベルクリニックの知識が必要不可欠となってきている今,一般の内科医として知っておいたほうがよいことを,特集することとした.
 まずは渡航医学の基礎知識を身につけていただき,渡航前の健康管理,様々な感染症予防対策,開発途上国,長期の留学,観光による予防接種の選択は必須と言えよう.アメリカなどでは予防接種の記録がないと学校に入学させてもらえない.家族として同伴する小児,妊婦の海外渡航,高齢者の海外渡航も急増している.さらに,ワルファリン内服などの循環器疾患,慢性閉塞性肺疾患,糖尿病,透析などの慢性疾患でも渡航する人が増えてきた.慣れない環境における高山病,潜水病,熱中症,メンタル疾患も大きな問題である.
 帰国後は,発熱,下痢を主訴として受診することも多いが,国内でみられる一般的な疾患以外に,マラリア,デング熱,腸チフス,寄生虫,性感染症,結核などにも注意が必要である.疑いがあれば,速やかに専門家に紹介することが望ましい.
 トピックとして,外国人診療のコミュニケーション,保険,医療通訳などのポイントをまとめていただいた.グローバル化に伴い相談が増えている南米,アフリカ,アジアについても色々と知識を得ておくことは,患者のみならず自分や家族の渡航のためにも有用である.
 海外渡航が日常生活の一部となっている現在の日本において,今回の特集が多くの先生方の渡航医療,外国人診療に役立つことを期待している.編集者自身も米国ボストンに6年間暮らした経験をもつが,このような特集があったら,どんなによかっただろうかと思う.

(国立国際医療研究センター病院 循環器内科 廣井透雄)

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当社発行の雑誌は発行から1年後に論文単位でPDFファイルの
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2017年 Vol.105
No.9 特集/脂質管理を一歩深める最新号
No.8 特集/不整脈診療 初期対応から先端治療まで
No.7 特集/一般臨床医に必要なてんかんの基礎知識とトピックス
No.6 特集/プライマリケアで知っておきたい漢方診療のコツ
~日常診療に役立つ臨床スキル~
No.5 特集/急増中!大人の食物アレルギー
No.4 特集/内科系医師のための災害医療エッセンシャル
No.増刊号 特集/これ一冊でわかる 消化器 診断基準と分類法
No.3 特集/そのお腹,大丈夫? 肥満症のトピックス
No.2 特集/Beyond the textbook 心電図 実践診療で役立つコツ
No.1 特集/実践! 神経救急(neurocritical care)
2016年 Vol.104
No.12 特集/知っておきたい関節リウマチの診断から治療まで
No.11 特集/痛み治療の「いま」に迫る
 メカニズムから評価・治療の最前線
No.10 特集/よくわかる,臨床で使える「骨粗鬆症」アップデート
No.9 特集/カテーテルを使った最新の治療
No.8 特集/浮腫 ―そのむくみ,放っておいて大丈夫?―
No.7 特集/頭痛診療が得意になる 基礎から最新トピックスまで
No.6 特集/いま知っておきたい,感染症診療最新の動向
No.5 特集/「抗血栓療法の今」を語る
No.4 特集/あの病態ってもしや……? ダイジェスト“IgG4関連疾患”
No.増刊号 特集/糖尿病治療の現在と未来
No.3 特集/高血圧 予後,臓器・血管保護を見据えた治療戦略
No.2 特集/腸内細菌叢からみた臨床の最前線
――ベールを脱いだ体内パートナーの機能
No.1 特集/めまい診療の最先端
2015年 Vol.103
No.12 特集/知っておくべき総合診療の現在(いま) 
実戦と教育・研究から未来を展望する
No.11 特集/成人の予防接種はどうあるべきか? 
―予防医療推進の観点から―
No.10 特集/睡眠障害診療の進歩
No.9 特集/内科が使う自己注射薬
No.8 特集/機能性消化管障害
―気のせいでない科学の裏付けと最新治療―
No.7 特集/ここが知りたい認知症診療
No.6 特集/肺高血圧症・肺血栓塞栓症 見逃すことなく最適の治療へ
No.5 特集/アレルギー疾患の診療のpitfalls 好酸球の臨床
No.4 特集/COPDの診断と最新の治療
No.増刊号 特集/心不全のすべて
No.3 特集/時代とともに広がる「糖尿病合併症」の概念
No.2 特集/ここまで変わった 実地診療の食道がん・胃がん・大腸がん
No.1 特集/知っておくべき脳卒中最新治療
2014年 Vol.102
No.12 特集/病院と地域の診療所をつなぐ在宅医療
No.11 特集/肝臓病診療のアップデート
No.10 特集/移植療法の現況と今後の展望
No.9 特集/糖尿病診療2014
No.8 特集/内科医のための更年期症候群診療
No.7 特集/消化管アップデート
No.6 特集/医療関連感染をめぐる最近のトピックス
No.5 特集/日常診療でできる がん検診・がん予防
No.4 特集/実地医家のための渡航医療
No.増刊号 特集/内科救急のファーストタッチ
No.3 特集/ここまで進んだリハビリテーション
No.2 特集/高齢者医療 そのポイントと最新知見
No.1 特集/臨床検査―ここまで進んだ検査の世界
2013年 Vol.101
No.増刊号 特集/主訴から診断へ―臨床現場の思考経路