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診断と治療

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2014年 Vol.102 No.6 2014-06-06

医療関連感染をめぐる最近のトピックス

定価:本体2,500円+税

冊 

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掲載論文

focal point―特集のねらい   /河邊博史

◆ 総 論
 医療関連感染の動向   /三鴨廣繁・他
 抗菌薬適正使用の推進と課題   /上原由紀
 薬剤耐性菌感染の予防と対策   /荒川宜親
◆ 近年注目される病原体感染とその対策
 グラム陽性球菌(MRSA,VREなど)   /詫間隆博・他
 カルバペネム耐性グラム陰性桿菌(緑膿菌,Acinetobacterを中心に)   /赤松紀彦・他
 結核菌   /西村知泰・他
 肝炎ウイルス   /田中基彦・他
 ヒト免疫不全ウイルス(HIV)   /塚田訓久
 インフルエンザ   /石田 直
 感染性胃腸炎   /切替照雄
 偽膜性腸炎(Clostridium difficile感染症を中心に)   /舘田一博・他
◆ 施設ごとの感染管理と対策
 新生児病棟における感染対策   /佐藤吉壮
 ICUにおける感染対策   /小野寺睦雄
 高齢者介護施設における感染対策   /辻 明良
 透析室における感染対策   /秋葉 隆
 手術部位感染対策   /森兼啓太
◆ 特殊病態患者の管理
 気管挿管・気管切開患者(VAP対策を含めて)   /草地信也・他
 血管カテーテル留置患者   /國島広之
 尿道留置カテーテルによる排尿管理における留意点   /荒川創一
 褥瘡患者   /仲上豪二朗・他
 医療関連感染対策におけるワクチンの意義と医療職への教育   /新庄正宜


◆ 連載
◎外来診療のワンポイントアドバイス
 全身倦怠感を訴える患者をどうみるか   /林 純・他
◎私はこう治療する
 症状のない高尿酸血症の治療   /藤森 新
◎注目の新薬
 ミカムロ(R)配合錠BP   /大蔵隆文・他

◆ 投稿
◎臨床例
 胆石イレウスが判明した2型糖尿病の1例   /和田昌幸

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ねらい

 感染症が発症するには病原体と宿主の関係が重要で,多くの感染症は両者のバランスの強弱によって発生する.一方,以前には病院感染あるいは院内感染と言われていた医療関連感染は,もう一つの要素として医療行為が加わってくる.すなわち,患者が医療機関で治療を受けている間に感染症に罹患することをいう.在宅ケアなども含めて,医療行為の多くは医療を行ううえで必要不可欠であるが,たとえば抗菌薬の使用は必然的に耐性菌を発生させ,抗菌薬の有効性を低下させる.したがって,高度の医療を行えば感染症が発生する可能性が高くなり,耐性菌も発生しやすくなる.
 このような医療関連感染が医療現場で注目されるようになって久しく,これまでにも多くの情報が提供されてきた.しかし,医療関連感染に関しては,次々と新しい問題が発生し,常に知識を整理・更新させていかなければならない現状がある.また,すべての医療関係者にとって,感染対策は避けて通れない問題であることから,一般臨床医のみならず,大学病院等で勤務されている各科臨床医にとっても,常に新しい情報を得ておくことは必須と思われる.
 そこで今回,まず総論的に医療関連感染の最近の動向についてまとめていただき,多剤耐性菌を減少させるために必要な抗菌薬の適正使用推進の具体的な方策や耐性菌感染の予防対策のポイントについてもまとめていただいた.
 各論としては,まず最近注目されている病原体感染とその対策として,グラム陽性球菌,グラム陰性桿菌,結核菌,肝炎ウイルス,HIV,インフルエンザについて,医療現場内での感染対策を中心に解説いただき,新薬のあるものについては,その動向についてもふれていただいた.感染性胃腸炎,偽膜性腸炎についても,感染対策や検査法,治療などについて解説いただいた.
 次に,感染の発生場所別に,新生児病棟,ICU,高齢者介護施設,透析室における感染対策についてふれていただいた.これらの場所は医療現場のなかでも感染症が発生する可能性が高い上に,免疫力の低下している患者さんの比率も高く,その対応については熟知しておく必要がある.各種サーベイランスも出ていることから,その意義と結果を活かす方法も重要となる.また,手術部位の感染対策も重要で,ガイドラインもあるが,術野感染を中心とした術後感染症の対策についても言及していただいた.
 さらに,特殊病態患者の管理として,気管挿管・気管切開患者,血管カテーテル留置患者,尿道カテーテル留置患者,褥瘡患者における感染の現状とその予防対策,治療法などについてまとめていただいた.そして最後に,医療関連感染対策におけるワクチンの意義と医療職への教育についてまとめていただいた.
 今回の特集での内容が,読者の皆様一人一人の知識の向上につながるだけでなく,皆様の医療現場での感染対策にも役立っていただければ,企画した一人としてこの上ない喜びである.

   慶應義塾大学保健管理センター 河邊博史

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2017年 Vol.105
No.7 特集/一般臨床医に必要なてんかんの基礎知識とトピックス最新号
No.6 特集/プライマリケアで知っておきたい漢方診療のコツ
~日常診療に役立つ臨床スキル~
No.5 特集/急増中!大人の食物アレルギー
No.4 特集/内科系医師のための災害医療エッセンシャル
No.増刊号 特集/これ一冊でわかる 消化器 診断基準と分類法
No.3 特集/そのお腹,大丈夫? 肥満症のトピックス
No.2 特集/Beyond the textbook 心電図 実践診療で役立つコツ
No.1 特集/実践! 神経救急(neurocritical care)
2016年 Vol.104
No.12 特集/知っておきたい関節リウマチの診断から治療まで
No.11 特集/痛み治療の「いま」に迫る
 メカニズムから評価・治療の最前線
No.10 特集/よくわかる,臨床で使える「骨粗鬆症」アップデート
No.9 特集/カテーテルを使った最新の治療
No.8 特集/浮腫 ―そのむくみ,放っておいて大丈夫?―
No.7 特集/頭痛診療が得意になる 基礎から最新トピックスまで
No.6 特集/いま知っておきたい,感染症診療最新の動向
No.5 特集/「抗血栓療法の今」を語る
No.4 特集/あの病態ってもしや……? ダイジェスト“IgG4関連疾患”
No.増刊号 特集/糖尿病治療の現在と未来
No.3 特集/高血圧 予後,臓器・血管保護を見据えた治療戦略
No.2 特集/腸内細菌叢からみた臨床の最前線
――ベールを脱いだ体内パートナーの機能
No.1 特集/めまい診療の最先端
2015年 Vol.103
No.12 特集/知っておくべき総合診療の現在(いま) 
実戦と教育・研究から未来を展望する
No.11 特集/成人の予防接種はどうあるべきか? 
―予防医療推進の観点から―
No.10 特集/睡眠障害診療の進歩
No.9 特集/内科が使う自己注射薬
No.8 特集/機能性消化管障害
―気のせいでない科学の裏付けと最新治療―
No.7 特集/ここが知りたい認知症診療
No.6 特集/肺高血圧症・肺血栓塞栓症 見逃すことなく最適の治療へ
No.5 特集/アレルギー疾患の診療のpitfalls 好酸球の臨床
No.4 特集/COPDの診断と最新の治療
No.増刊号 特集/心不全のすべて
No.3 特集/時代とともに広がる「糖尿病合併症」の概念
No.2 特集/ここまで変わった 実地診療の食道がん・胃がん・大腸がん
No.1 特集/知っておくべき脳卒中最新治療
2014年 Vol.102
No.12 特集/病院と地域の診療所をつなぐ在宅医療
No.11 特集/肝臓病診療のアップデート
No.10 特集/移植療法の現況と今後の展望
No.9 特集/糖尿病診療2014
No.8 特集/内科医のための更年期症候群診療
No.7 特集/消化管アップデート
No.6 特集/医療関連感染をめぐる最近のトピックス
No.5 特集/日常診療でできる がん検診・がん予防
No.4 特集/実地医家のための渡航医療
No.増刊号 特集/内科救急のファーストタッチ
No.3 特集/ここまで進んだリハビリテーション
No.2 特集/高齢者医療 そのポイントと最新知見
No.1 特集/臨床検査―ここまで進んだ検査の世界
2013年 Vol.101
No.増刊号 特集/主訴から診断へ―臨床現場の思考経路