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2色刷のビジュアルな誌面.

2014年 Vol.102 No.9 2014-09-05

糖尿病診療2014

定価:本体2,500円+税

冊 

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掲載論文

◆ 総論
 新しい血糖コントロールの目標(熊本宣言)/荒木栄一
 日本人2型糖尿病患者の病態と実態―JDCSの結果を中心に /曽根博仁
◆ 食事療法
 食品交換表/福井道明・他
 炭水化物摂取量の考え方/宇都宮一典
 カーボカウント/高橋和眞
◆ 運動療法
 運動療法/佐藤祐造
◆ 新規薬剤
 新しい持効型インスリンアナログ製剤デグルデクの効果的な使い方/宮川高一
 抗肥満薬 オブリーン(r)錠120mg(セチリスタット)/山本剛史・他
 SGLT2阻害薬/加来浩平
 週1回投与のDPP-4阻害薬の特徴と期待/稲垣暢也
 GPR40作動薬,GK活性化薬,11β-HSD1阻害薬/ 奥山朋子・他
◆ 糖尿病の合併症・併発疾患
 糖尿病透析予防/四方賢一
 糖尿病と高血圧/渡辺 毅
 糖尿病と大血管障害/諸岡俊文・他
 糖尿病とがん/大橋 健
 糖尿病と認知症/櫻井 孝
 糖尿病と骨粗鬆症/山本昌弘・他
 糖尿病と歯周病/永田俊彦
 高齢者の糖尿病管理/千葉優子・他

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ねらい

 世界的な糖尿病患者の増加が言われて久しいが,わが国においても例外ではなく,国内の統計や国際糖尿病連合の推計から,国内には1,000 万人以上の糖尿病患者がいると推測される.増加の理由としては,生活習慣,社会環境の変化(食生活の欧米化,身体活動量の低下,シフト勤務などによる食事時間の不規則化,独居世帯の増加など)によるところが大きいが,急速に進行している「高齢社会」の影響も無視できない.
 糖尿病診療の目標は,様々な合併症を予防し,患者一人一人の「生活の質」を保って健康寿命を延伸することであるが,そのための指標として最もわかりやすいものは血糖値/HbA1c である.HbA1c をコントロールする(下げる)ことは糖尿病合併症予防の基本中の基本ではあるが,一方で,低血糖の回避や,血糖変動の正常化にも留意しなければならない.HbA1c表示の国際標準化に合わせて,血糖管理の目標をどのようにとらえるべきか,
時代に即した指標が糖尿病学会から示されている(熊本宣言).
 糖尿病治療の基本は食事療法,運動療法であるが,患者の日常生活の行動変容を促すことはいまだに難しいテーマである.正しい知識に基づいたコミュニケーションスキルが求められる.薬物療法については,最近数年間で新規薬剤が一気に増え,薬物療法の選択肢が広がった.各薬剤の特性を理解したうえで,個々の患者に適した薬剤を選択することが重要である.「糖尿病とともに歩む人生」という観点からすると,いわゆる「糖尿病合併症」のみならず,糖尿病に併発する疾患,糖尿病で発症リスクが上がる疾患についての配慮も必要になってくる.複数の診療科にまたがる対応が求められる場合も多い.一方で,高齢社会となったわが国では,高齢糖尿病患者,認知症/要介護状態を伴った糖尿病患者への対応が喫緊の課題であり,今後急速に深刻化すると予想される.医療の枠を超えて,介護・福祉の分野との連携がなければ,この難問に対応することは困難だろう.
 本特集では,日常診療での診察の機会も多い糖尿病を診る際に,どのような考え方に基づいて診療するべきなのか,現時点での知見をまとめることに主眼を置いた.糖尿病患者の大半は,「かかりつけ医」での診療を受けている.個々の患者の状況に応じて個別化された医療を行うことが重要であることはもちろんであるが,その根底にある考え方,糖尿病診療のとらえ方,といったものを理解していただく一助になれば幸いである.

NTT東日本関東病院 糖尿病・内分泌内科 林 道夫

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