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診断と治療

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連載 「症例を俯瞰する総合診療医の眼」 「人気の診療科紹介」 「注目の新薬」.

増刊号も毎回シャープな切り口と実際的な内容が大好評.

2色刷のビジュアルな誌面.

2015年 Vol.103 No.1 2015-01-08

知っておくべき脳卒中最新治療

定価:本体2,500円+税

冊 

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掲載論文

focal point―特集のねらい /鈴木則宏

■総論
 急性虚血性脳卒中における血栓溶解療法の投与可能時間延長の意義 /星野晴彦
 非心原性脳梗塞の急性期から慢性期にかけての抗血小板療法 /棚橋紀夫
 急性虚血性脳卒中に対する血管内治療の動向 /山上 宏
 新規経口抗凝固薬の適応と選択 /橋本洋一郎,他
 虚血性脳卒中の画像進歩 /下山 隆,他
 分枝アテローム血栓症の病態と治療 /山本康正,他

■各論
 動脈原性塞栓症と境界領域梗塞 /伊藤義彰
 奇異性脳塞栓症の病態と治療 /松本典子,他
 CEAとCASの選択 /堀口 崇
 動脈瘤のコイル塞栓術 /片山正輝,他
 脳出血急性期における降圧療法 /徳永敬介,他
 抗血栓薬使用時の脳出血予防と対処法 /野川 茂
 もやもや病出血予防のための手術療法 /舟木健史,他
 脳アミロイドアンギオパチー関連炎症の病態と治療 /坂井健二,他
 遺伝性脳血管病(CADASIL/CARASIL)の最新の臨床 /渡邉明子,他
 脳微小出血CMBの意義 /相澤仁志
 脳梗塞治療における再生医療の可能性 /北川一夫
 脳微小出血CMBの意義 /相澤仁志

◆連載
◎症例を俯瞰する総合診療医の眼
 右下腿深部静脈血栓症後に発熱が3週間続く66歳男性 /宮田靖志
◎人気の診療科紹介
 沖縄県立中部病院総合内科 /金城紀与史
◎注目の新薬
 ノウアリスト®錠20mg(イストラデフィリン) /高橋一司

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ねらい

 かつてはわが国の死因の第1位であった脳卒中は,2011年以降,悪性新生物,心疾患,肺炎に次いで第4位となっている.脳卒中が直接死亡の原因となることが少なくなりつつあることは,近年の脳卒中をめぐる医療技術の発展の長足の進歩を物語っている.しかし,脳卒中の生命予後は飛躍的に改善したものの,それと裏腹に,片麻痺などの運動障害や血管性認知症などの後遺症は増加しており,脳卒中が生活の質を低下させる大きな原因となっていることは否定できない.すなわち,脳卒中は依然として,わが国の医療福祉面や医療行政面での大きな負担となっているといえる.
 本特集は,このように課題を抱える脳卒中の医療に焦点を当てて,脳卒中治療における近年の医療技術の発展を簡潔にまとめて提示することにより,脳卒中の臨床の実践に直接役立てることを目的とした.
 脳卒中の診療は急性期治療と慢性期再発予防治療に大きく分かれる.わが国でも2005年から発症超急性期において使用可能となった遺伝子組み換え組織型プラスミノゲン・アクティベータ(rt-PA)も当初は発症3時間以内の有効性と安全性の条件下でスタートしたが,2012年から発症4.5時間以内で使用可能に制限拡大がなされ,いわゆる 「therapeutic time window」の解釈が拡大され,使用例が増加している.さらに,rt-PA治療によっても閉塞血管の再開通が十分でない例に対する複数のデバイスによる血管内治療技術の進歩もめざましい.また最近は,これまで再発予防で使用されてきた抗血小板薬の急性期治療への有効性の期待が高まっている.さらに,人口の高齢化に伴って増加している心房細動に伴う脳塞栓症の予防では,従来のワルファリンに替わって,抗トロンビン薬や凝固因子Xa阻害薬などの新規経口凝固薬が一般化してきている.本特集ではこれらの話題とともに,脳卒中の画像診断の進歩,進行性の特殊な病状を示すbranch atheromatous diseaseの病態と治療,動脈原性塞栓と分水嶺領域脳梗塞の関係,奇異性脳塞栓症の病態,頸動脈狭窄症への外科的対応,脳動脈瘤のコイル塞栓術,脳出血急性期の高圧療法の目標,抗血栓薬内服中の脳出血への対応などにスポットライトを当てた.また,もやもや病,アミロイド血管症,遺伝性小血管病,から脳梗塞の再生医療まで多くのトピックスを選び,それぞれを第一線で活躍中の専門家に執筆をお願いした.また,本特集企画には大阪市立大学大学院医学研究科老年内科・神経内科の伊藤義彰教授に多大なご協力をいただいた.
 本特集が読者にとって,明日からの脳卒中の臨床の一つの道標となることを願ってやまない.

慶應義塾大学医学部神経内科 鈴木則宏

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2017年 Vol.105
No.4 特集/内科系医師のための災害医療エッセンシャル最新号
No.増刊号 特集/これ一冊でわかる 消化器 診断基準と分類法
No.3 特集/そのお腹,大丈夫? 肥満症のトピックス
No.2 特集/Beyond the textbook 心電図 実践診療で役立つコツ
No.1 特集/実践! 神経救急(neurocritical care)
2016年 Vol.104
No.12 特集/知っておきたい関節リウマチの診断から治療まで
No.11 特集/痛み治療の「いま」に迫る メカニズムから評価・治療の最前線
No.10 特集/よくわかる,臨床で使える「骨粗鬆症」アップデート
No.9 特集/カテーテルを使った最新の治療
No.8 特集/浮腫 ―そのむくみ,放っておいて大丈夫?―
No.7 特集/頭痛診療が得意になる 基礎から最新トピックスまで
No.6 特集/いま知っておきたい,感染症診療最新の動向
No.5 特集/「抗血栓療法の今」を語る
No.4 特集/あの病態ってもしや……? ダイジェスト“IgG4関連疾患”
No.増刊号 特集/糖尿病治療の現在と未来
No.3 特集/高血圧 予後,臓器・血管保護を見据えた治療戦略
No.2 特集/腸内細菌叢からみた臨床の最前線――ベールを脱いだ体内パートナーの機能
No.1 特集/めまい診療の最先端
2015年 Vol.103
No.12 特集/知っておくべき総合診療の現在(いま) 実戦と教育・研究から未来を展望する
No.11 特集/成人の予防接種はどうあるべきか? ―予防医療推進の観点から―
No.10 特集/睡眠障害診療の進歩
No.9 特集/内科が使う自己注射薬
No.8 特集/機能性消化管障害―気のせいでない科学の裏付けと最新治療―
No.7 特集/ここが知りたい認知症診療
No.6 特集/肺高血圧症・肺血栓塞栓症 見逃すことなく最適の治療へ
No.5 特集/アレルギー疾患の診療のpitfalls 好酸球の臨床
No.4 特集/COPDの診断と最新の治療
No.増刊号 特集/心不全のすべて
No.3 特集/時代とともに広がる「糖尿病合併症」の概念
No.2 特集/ここまで変わった 実地診療の食道がん・胃がん・大腸がん
No.1 特集/知っておくべき脳卒中最新治療
2014年 Vol.102
No.12 特集/病院と地域の診療所をつなぐ在宅医療
No.11 特集/肝臓病診療のアップデート
No.10 特集/移植療法の現況と今後の展望
No.9 特集/糖尿病診療2014
No.8 特集/内科医のための更年期症候群診療
No.7 特集/消化管アップデート
No.6 特集/医療関連感染をめぐる最近のトピックス
No.5 特集/日常診療でできる がん検診・がん予防
No.4 特集/実地医家のための渡航医療
No.増刊号 特集/内科救急のファーストタッチ
No.3 特集/ここまで進んだリハビリテーション
No.2 特集/高齢者医療 そのポイントと最新知見
No.1 特集/臨床検査―ここまで進んだ検査の世界
2013年 Vol.101
No.増刊号 特集/主訴から診断へ―臨床現場の思考経路