HOME > 雑誌詳細

雑誌詳細

診断と治療社 | 雑誌詳細:診断と治療

診断と治療

最新の医学情報を最高の執筆陣でお届けする内科総合雑誌のパイオニア!

わが国の内科総合誌のパイオニアで,数ある総合誌のなかでも抜群の安定性と評価を誇る.

新進気鋭の編集委員を迎え,最新情報を盛り込み読みごたえ満点.

連載 「症例を俯瞰する総合診療医の眼」 「人気の診療科紹介」 「注目の新薬」.

増刊号も毎回シャープな切り口と実際的な内容が大好評.

2色刷のビジュアルな誌面.

2015年 Vol.103 No.7 2015-07-07

ここが知りたい認知症診療

定価:本体2,500円+税

冊 

ページの先頭へ戻る

掲載論文

focal point――特集のねらい /鈴木則宏
◆Alzheimer病の診断
Alzheimer病,軽度認知障害の概念と診断基準 /髙橋良一,他
Alzheimer病と高次脳機能障害 /森 友紀子,他
Alzheimer病診断におけるMRIおよびSPECT検査 /橋川一雄
Alzheimer病の分子イメージング /北村聡一郎,他
◆Alzheimer病の治療
Alzheimer病治療薬の薬剤選択 /村松和浩,他
認知症の周辺症状への薬の使い分け /熊谷 亮,他
Alzheimer病の根本治療薬開発の現状 /伊達悠岳,他
認知症のリハビリテーション /山口晴保
◆Alzheimer病以外の認知症病型
血管性認知症――概念の変遷と最新の治療 /冨本秀和
Lewy小体型認知症と認知症を伴うParkinson病 /野川 茂
嗜銀顆粒性認知症 /久住呂友紀,他
前頭側頭葉変性症 /東 晋二,他
糖尿病性認知症 /羽生春夫,他
◆認知症をめぐる社会的諸問題
認知症と運転能力 /三村 將
認知症と生活支援と介護支援 /野中 博
認知症の就労支援――若年性認知症者の就労支援への取り組みの実態と今後の課題 /田谷勝夫
認知症と司法 /村松太郎,他
認知症の終末期の医療およびケア /飯島 節
◆連載
◎症例を俯瞰する総合診療医の眼
 10日間の経過で下腿浮腫と体重増加が進行した32歳男性 /髙山千幸,他
◎人気の診療科紹介
 石巻赤十字病院救命救急センター /小林正和,他
◎注目の新薬
 ベルソムラ®(スボレキサント) /内山 真
◆臨床例
TSH分泌不全症との鑑別を要した1型糖尿病に合併したLow T3症侯群の1例 /横山三尚,他

ページの先頭へ戻る

ねらい

 2013年の厚生労働省の発表では,65歳以上の高齢者のうち認知症患者は15%を占めるとされ,その数は462万人に上っている.また,認知症予備軍である軽度認知障害は約400万人いると推定されている.認知症への対応は単に医療,福祉の問題に留まらず,わが国の行政・政策の重要課題でもある.認知症は患者本人にとって重大で深刻な疾患であるが,それ以上に患者の家族や周囲の人々,そしてさらに広く社会に及ぼす影響はさらに大きい.認知症の原因となる疾患は多彩であり,その中でもAlzheimer病,脳血管性認知症,レビー小体型認知症が3大認知症とされている.わが国では,かつては脳血管性認知症が認知症の大多数を占めていたが,現在ではAlzheimer病が60%以上を占めるとされている.しかし,各種疾患の中でAlzheimer病は,治療満足度および薬剤の効果が最も低い疾患であるとされている.
 このような状況を踏まえて,本特集は認知症の診断・治療について最先端の医療・最新の情報を一般臨床医にわかりやすく伝えることを目的に企画された.まず診断の章では,Alzheimer病の新しい診断基準を踏まえ,高次脳機能の評価法から画像検査のエッセンスを実地臨床に携わる先生方に提供するとともに,最先端の画像検査として分子イメージングを取り上げた.特に,早期治療介入のための「軽度認知障害」の診断の重要性と画像診断技術の日進月歩の進歩は,本領域では最先端の話題である.治療の章では,抗認知症薬の選択法と周辺症状治療のtipを紹介し,認知症リハビリテーションからAlzheimer病の根本治療開発の現状を俯瞰した.Alzheimer病以外の認知症の章では,Alzheimer病と鑑別を要する他の認知症,すなわち脳血管性認知症,レビー小体型認知症と認知症を伴うParkinson病,嗜銀顆粒性認知症,前頭側頭葉変性症,そして最近話題の糖尿病による認知症に関して,その診断法と治療方針を紹介した.最後の章では,近年注目されている認知症をめぐる社会的諸問題,すなわち運転能力の問題,生活支援と介護支援,就労支援のあり方,そして司法とのかかわりを取り上げるとともに終末期医療とエンド・オブ・ライフ・ケアのあり方に焦点をあてた.
 本特集でとりあげた最新の診断法・治療法は,一般臨床家の先生方が最先端の認知症の診断,治療方針を知る上で必須の知識であり,専門病院への患者の紹介や,逆紹介後のフォローだけでなく,直接に認知症の診療を行う上でも有用な情報となることを祈ってやまない.また,認知症が疾患としてだけではなく,社会へ及ぼしている影響の大きさから社会問題の一つになってきていることも再認識していただくことができれば,企画者として望外の喜びである.本特集においては,慶應義塾大学医学部神経内科伊東大介専任講師に多大な協力をいただいた.

慶應義塾大学医学部神経内科 鈴木則宏

ページの先頭へ戻る

当社発行の雑誌は発行から1年後に論文単位でPDFファイルの
ダウンロード購入が可能です.詳細はメディカルオンラインへ

2017年 Vol.105
No.9 特集/脂質管理を一歩深める最新号
No.8 特集/不整脈診療 初期対応から先端治療まで
No.7 特集/一般臨床医に必要なてんかんの基礎知識とトピックス
No.6 特集/プライマリケアで知っておきたい漢方診療のコツ
~日常診療に役立つ臨床スキル~
No.5 特集/急増中!大人の食物アレルギー
No.4 特集/内科系医師のための災害医療エッセンシャル
No.増刊号 特集/これ一冊でわかる 消化器 診断基準と分類法
No.3 特集/そのお腹,大丈夫? 肥満症のトピックス
No.2 特集/Beyond the textbook 心電図 実践診療で役立つコツ
No.1 特集/実践! 神経救急(neurocritical care)
2016年 Vol.104
No.12 特集/知っておきたい関節リウマチの診断から治療まで
No.11 特集/痛み治療の「いま」に迫る
 メカニズムから評価・治療の最前線
No.10 特集/よくわかる,臨床で使える「骨粗鬆症」アップデート
No.9 特集/カテーテルを使った最新の治療
No.8 特集/浮腫 ―そのむくみ,放っておいて大丈夫?―
No.7 特集/頭痛診療が得意になる 基礎から最新トピックスまで
No.6 特集/いま知っておきたい,感染症診療最新の動向
No.5 特集/「抗血栓療法の今」を語る
No.4 特集/あの病態ってもしや……? ダイジェスト“IgG4関連疾患”
No.増刊号 特集/糖尿病治療の現在と未来
No.3 特集/高血圧 予後,臓器・血管保護を見据えた治療戦略
No.2 特集/腸内細菌叢からみた臨床の最前線
――ベールを脱いだ体内パートナーの機能
No.1 特集/めまい診療の最先端
2015年 Vol.103
No.12 特集/知っておくべき総合診療の現在(いま) 
実戦と教育・研究から未来を展望する
No.11 特集/成人の予防接種はどうあるべきか? 
―予防医療推進の観点から―
No.10 特集/睡眠障害診療の進歩
No.9 特集/内科が使う自己注射薬
No.8 特集/機能性消化管障害
―気のせいでない科学の裏付けと最新治療―
No.7 特集/ここが知りたい認知症診療
No.6 特集/肺高血圧症・肺血栓塞栓症 見逃すことなく最適の治療へ
No.5 特集/アレルギー疾患の診療のpitfalls 好酸球の臨床
No.4 特集/COPDの診断と最新の治療
No.増刊号 特集/心不全のすべて
No.3 特集/時代とともに広がる「糖尿病合併症」の概念
No.2 特集/ここまで変わった 実地診療の食道がん・胃がん・大腸がん
No.1 特集/知っておくべき脳卒中最新治療
2014年 Vol.102
No.12 特集/病院と地域の診療所をつなぐ在宅医療
No.11 特集/肝臓病診療のアップデート
No.10 特集/移植療法の現況と今後の展望
No.9 特集/糖尿病診療2014
No.8 特集/内科医のための更年期症候群診療
No.7 特集/消化管アップデート
No.6 特集/医療関連感染をめぐる最近のトピックス
No.5 特集/日常診療でできる がん検診・がん予防
No.4 特集/実地医家のための渡航医療
No.増刊号 特集/内科救急のファーストタッチ
No.3 特集/ここまで進んだリハビリテーション
No.2 特集/高齢者医療 そのポイントと最新知見
No.1 特集/臨床検査―ここまで進んだ検査の世界
2013年 Vol.101
No.増刊号 特集/主訴から診断へ―臨床現場の思考経路