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2016年 Vol.104 No.5 2016-05-06

「抗血栓療法の今」を語る

定価:本体2,500円+税

冊 

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掲載論文

focal point――特集のねらい /是恒之宏
◆総論
血栓・止血機構を解説する /家子正裕
抗血小板薬のリスクとベネフィット /村﨑かがり
心房細動抗血栓療法ガイドライン 日本と海外の相違 /井上 博
静脈血栓塞栓症に対する抗血栓療法
 DOAC時代を迎えて /中村真潮,他
◆各論
日本人における心原性脳塞栓症リスク 欧米人との相違 /赤尾昌治
ワルファリンの強みと弱み /奥山裕司
DOACのメリットとデメリット /棚橋紀夫
DOACのreal world /宮本康二,他
悪性腫瘍と血栓塞栓症 /池田正孝,他
薬剤溶出性ステントと抗血小板療法 /下浜孝郎,他
周術期抗血栓療法 /佐藤倫子,他
頭蓋内出血後抗血栓療法選択と開始のタイミング /田尻征治,他
◆トピックス
抗血栓療法により頭蓋内出血の特徴に違いがあるか /富田泰史,他
心房細動(AF)+冠動脈疾患(CAD)の抗凝固療法 /奥村恭男,他
DOACモニタリングの必要性 /鈴木信也,他
抗血栓療法におけるアドヒアランス /志賀 剛
中和薬の開発とその必要性を展望する /篠原徹二,他
◆連載
◎症例を俯瞰する総合診療医の眼
発熱と臀部・両下肢の痛みで来院した56歳女性 /中嶋いくえ,他
◎人気の診療科紹介
静岡県立静岡がんセンター呼吸器内科 /中島和寿,他
◎注目の新薬
ハーボニー®(レジパスビル/ソフォスブビル配合錠) /考藤達哉
◆臨床例
わずかな爪囲紅斑が診断の手がかりとなった胸部異常陰影の一例 /濱川正光

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ねらい

 ダビガトランが日本で発売されたのは2011年3月,東日本大震災とほぼ同時であった.当時よりこれらのワルファリンに代わる新しい経口抗凝固薬はNOAC(novel oral anticoagulant)とよばれてきた.時を経るにつれnovelではなくなったが,この略語を継承するためNをnon-VKAと置き換え,NOACはそのまま使用されてきた.
 しかしながら,薬剤のクラスを示す言葉として,「○○以外」というのは相応しくはないこと,また英語的にはnon-VKA oral anticoagulantとカルテに書くとno anticoagulationと誤って理解される可能性がある……らしい.そこで,国際血栓止血学会はNOACという呼称よりDOACを使用しましょうと提案してきた.DOACはdirect oral anticoagulantの略である.今後,日本でもNOACよりDOACの使用が広まっていくものと考えられる.この特集では,可能な限りDOACに統一して記載をしていただくこととした.
 すでに,DOACもリバーロキサバン,アピキサバン,エドキサバンの経口Xa阻害薬を加えた4剤が使用可能となり,その適応疾患も非弁膜症性心房細動から静脈血栓塞栓症へと拡大されてきている.日常診療において,ワルファリン,抗血小板薬も含め何をどのように選択し,どの用量を用いるのがいいか,出血のリスクをいかに回避すべきか,大出血にはどのように対応したらいいか,日々悩んでおられる先生方も多いことだろう.
 この特集では,「抗血栓療法の今」を語る,をテーマに日本でこの方面では第一人者の方々にお忙しい中執筆をいただいた.この場をお借りして厚く御礼申し上げたい.総論を読めば,血栓止血機構,抗血小板薬のより深い理解,心房細動,静脈血栓塞栓症治療のガイドラインと基本的な考え方ができるだろう.各論では,ガイドラインには十分記載されていない,とくに実臨床で大事なポイントについて,トピックスでは,私が個人的に興味を持っているポイントについて実際の経験も織り交ぜながら解説をいただいた.
 読者の方々の抗血栓療法に対する現時点における考え方がこの特集を通じて深まり,必要な患者さんにリスクベネフィットを考慮しつつ適正な薬剤が妥当な用量で使用されるよう願ってやまない.

国立病院機構大阪医療センター臨床研究センター 
是恒之宏

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2017年 Vol.105
No.4 特集/内科系医師のための災害医療エッセンシャル最新号
No.増刊号 特集/これ一冊でわかる 消化器 診断基準と分類法
No.3 特集/そのお腹,大丈夫? 肥満症のトピックス
No.2 特集/Beyond the textbook 心電図 実践診療で役立つコツ
No.1 特集/実践! 神経救急(neurocritical care)
2016年 Vol.104
No.12 特集/知っておきたい関節リウマチの診断から治療まで
No.11 特集/痛み治療の「いま」に迫る メカニズムから評価・治療の最前線
No.10 特集/よくわかる,臨床で使える「骨粗鬆症」アップデート
No.9 特集/カテーテルを使った最新の治療
No.8 特集/浮腫 ―そのむくみ,放っておいて大丈夫?―
No.7 特集/頭痛診療が得意になる 基礎から最新トピックスまで
No.6 特集/いま知っておきたい,感染症診療最新の動向
No.5 特集/「抗血栓療法の今」を語る
No.4 特集/あの病態ってもしや……? ダイジェスト“IgG4関連疾患”
No.増刊号 特集/糖尿病治療の現在と未来
No.3 特集/高血圧 予後,臓器・血管保護を見据えた治療戦略
No.2 特集/腸内細菌叢からみた臨床の最前線――ベールを脱いだ体内パートナーの機能
No.1 特集/めまい診療の最先端
2015年 Vol.103
No.12 特集/知っておくべき総合診療の現在(いま) 実戦と教育・研究から未来を展望する
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No.10 特集/睡眠障害診療の進歩
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No.7 特集/ここが知りたい認知症診療
No.6 特集/肺高血圧症・肺血栓塞栓症 見逃すことなく最適の治療へ
No.5 特集/アレルギー疾患の診療のpitfalls 好酸球の臨床
No.4 特集/COPDの診断と最新の治療
No.増刊号 特集/心不全のすべて
No.3 特集/時代とともに広がる「糖尿病合併症」の概念
No.2 特集/ここまで変わった 実地診療の食道がん・胃がん・大腸がん
No.1 特集/知っておくべき脳卒中最新治療
2014年 Vol.102
No.12 特集/病院と地域の診療所をつなぐ在宅医療
No.11 特集/肝臓病診療のアップデート
No.10 特集/移植療法の現況と今後の展望
No.9 特集/糖尿病診療2014
No.8 特集/内科医のための更年期症候群診療
No.7 特集/消化管アップデート
No.6 特集/医療関連感染をめぐる最近のトピックス
No.5 特集/日常診療でできる がん検診・がん予防
No.4 特集/実地医家のための渡航医療
No.増刊号 特集/内科救急のファーストタッチ
No.3 特集/ここまで進んだリハビリテーション
No.2 特集/高齢者医療 そのポイントと最新知見
No.1 特集/臨床検査―ここまで進んだ検査の世界
2013年 Vol.101
No.増刊号 特集/主訴から診断へ―臨床現場の思考経路