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診断と治療

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新進気鋭の編集委員を迎え,最新情報を盛り込み読みごたえ満点.

連載 「症例を俯瞰する総合診療医の眼」 「人気の診療科紹介」 「注目の新薬」.

増刊号も毎回シャープな切り口と実際的な内容が大好評.

2色刷のビジュアルな誌面.

2016年 Vol.104 No.7 2016-07-06

頭痛診療が得意になる 基礎から最新トピックスまで

定価:本体2,500円+税

冊 

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掲載論文

focal point――特集のねらい /鈴木則宏
◆頭痛診療の基本
頭痛患者の診察の進め方とピットフォール /伊藤泰広
一次性頭痛の分類(国際頭痛分類第3版beta版に準拠して) /清水利彦
片頭痛の病態生理 /古和久典,他
◆一次性頭痛各論
片頭痛の診断と急性期治療 /立岡良久
片頭痛の予防療法 /竹島多賀夫
緊張型頭痛 /平田幸一,他
三叉神経・自律神経性頭痛(TACs)の診療 /今井 昇
◆二次性頭痛の鑑別と治療
二次性頭痛の鑑別をどう行うか? /下田雅美
薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛) /渡邉由佳,他
頭蓋内感染症による頭痛 /藤木直人
口腔外科領域の疾患による頭痛 /佐藤 仁
三叉神経痛 症候,鑑別診断,画像診断,非手術治療,手術治療 /藤巻高光
精神疾患と頭痛 /都田 淳,他
◆特殊な頭痛病態
女性特有の問題を考慮した頭痛診療 /北村重和,他
小児期・思春期の頭痛 /桑原健太郎
高齢者の頭痛 /永田栄一郎
◆頭痛診療の問題点とトピックス
頭痛疾患の医療連携をどのように構築するか? /橋本洋一郎,他
CGRPとは何か? /柴田 護
職場における頭痛 /横山雅子
◆連載
◎症例を俯瞰する総合診療医の眼
全身倦怠感と発熱を主訴に紹介された71歳女性 /吉本清巳
◎人気の診療科紹介
飯塚病院総合診療科 /井村 洋
◎注目の新薬
オルドレブ®(コリスチンメタンスルホン酸ナトリウム) /西山直哉,他
◆薬剤の臨床
OAB治療薬を処方された女性患者と生活習慣病および治療動向の検討 ―処方箋データベースを用いた検討― /山上英臣,他
ツムラ芍薬甘草湯エキス顆粒(医療用)の副作用発現頻度調査 /牧 綾子,他

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ねらい

 かき氷を急いで口の中で溶かした時に起こるような頭痛などの無害な「頭痛」から,致命傷ともなるような「くも膜下出血」の初発症状としての「頭痛」あるいは,生命には影響がないもののQOLに重大な支障をきたす「片頭痛」のような重篤な慢性「頭痛」まで,「頭痛」は幅広い広がりを持つ症状である.
 したがって,頭痛患者を診察して診断し,そして治療する医師は「頭痛」をしっかりと理解し,種々の頭痛に適切に対応できる能力と技術を培う必要がある.しかし,「頭痛」に対する医療者側のアプローチは,頭痛患者側の治療満足度を十分に満たしているとはいい難いのが現状である.救急科に搬送されるような緊急性を有する「頭痛」は別として,「頭痛」に悩む患者は通常,神経内科医や脳神経外科医のもとを受診する.しかし,血液検査,CT, MRI, 脳波検査などで異常を呈することのないいわゆる慢性頭痛(一次性頭痛)は,確定診断に必要な情報は患者本人からの詳細な医療面接から得るしか方法がない.したがって,多くの医師たちにとっては,検査で異常を示す器質性疾患による二次性頭痛の方が診断にたどり着きやすく,むしろアプローチしやすい傾向がある.片頭痛や緊張型頭痛などの一次性頭痛を正確に診断するためには,それらの疾患概念と診断基準をしっかりと理解しておく必要がある.
 さらに,片頭痛治療にも分子標的治療を導入しようという動きがやって来ている.現在,カルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)およびCGRP受容体に対する抗体を用いた片頭痛予防療法の臨床試験が世界的に進行中である.治療を理解するには,頭痛が起こるメカニズムについての知識も欠かせない.さらに最近,頭痛専門外来には,薬剤の使用過多による頭痛(MOH)になって難治化した症例や,精神的な背景が疑われる思春期の片頭痛などの受診者が増加傾向にある.そのためにも専門的治療の知識や病診連携が必要になる.
 本特集は,このような「頭痛」の一般診療にアレルギーをお持ちの医師でも,一読すれば頭痛診療が得手になるように頭痛全般をわかりやすく,また現場の臨床に即応できるように企画編集された.近年の国際頭痛学会の頭痛分類および診断基準の確立,およびわが国を含めた世界各国の頭痛診療ガイドラインの制定という大きな2つの軸により,頭痛診療は大きく動いている.特にわが国では2013年に日本頭痛学会と日本神経学会の共同編集で「慢性頭痛診療ガイドライン2013」が作成公表され,さらに同年,国際的には「国際頭痛分類第3版(ICHD−3beta)」が国際頭痛学会から全世界に向けて公表され,さらにその日本語版も2014年に刊行され,頭痛診療に大きな前進を与えた.
 これらの頭痛診療の最新の情報をも全編随所にちりばめられた本特集が,読者の皆さまのこれからの頭痛診療の一助になれば幸いである.最後に,本企画に多くのアドバイスをいただいた慶應義塾大学医学部神経内科専任講師・柴田護先生に心から感謝の意を表したい.

慶應義塾大学医学部神経内科
鈴木則宏

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2017年 Vol.105
No.5 特集/急増中!大人の食物アレルギー最新号
No.4 特集/内科系医師のための災害医療エッセンシャル
No.増刊号 特集/これ一冊でわかる 消化器 診断基準と分類法
No.3 特集/そのお腹,大丈夫? 肥満症のトピックス
No.2 特集/Beyond the textbook 心電図 実践診療で役立つコツ
No.1 特集/実践! 神経救急(neurocritical care)
2016年 Vol.104
No.12 特集/知っておきたい関節リウマチの診断から治療まで
No.11 特集/痛み治療の「いま」に迫る メカニズムから評価・治療の最前線
No.10 特集/よくわかる,臨床で使える「骨粗鬆症」アップデート
No.9 特集/カテーテルを使った最新の治療
No.8 特集/浮腫 ―そのむくみ,放っておいて大丈夫?―
No.7 特集/頭痛診療が得意になる 基礎から最新トピックスまで
No.6 特集/いま知っておきたい,感染症診療最新の動向
No.5 特集/「抗血栓療法の今」を語る
No.4 特集/あの病態ってもしや……? ダイジェスト“IgG4関連疾患”
No.増刊号 特集/糖尿病治療の現在と未来
No.3 特集/高血圧 予後,臓器・血管保護を見据えた治療戦略
No.2 特集/腸内細菌叢からみた臨床の最前線――ベールを脱いだ体内パートナーの機能
No.1 特集/めまい診療の最先端
2015年 Vol.103
No.12 特集/知っておくべき総合診療の現在(いま) 実戦と教育・研究から未来を展望する
No.11 特集/成人の予防接種はどうあるべきか? ―予防医療推進の観点から―
No.10 特集/睡眠障害診療の進歩
No.9 特集/内科が使う自己注射薬
No.8 特集/機能性消化管障害―気のせいでない科学の裏付けと最新治療―
No.7 特集/ここが知りたい認知症診療
No.6 特集/肺高血圧症・肺血栓塞栓症 見逃すことなく最適の治療へ
No.5 特集/アレルギー疾患の診療のpitfalls 好酸球の臨床
No.4 特集/COPDの診断と最新の治療
No.増刊号 特集/心不全のすべて
No.3 特集/時代とともに広がる「糖尿病合併症」の概念
No.2 特集/ここまで変わった 実地診療の食道がん・胃がん・大腸がん
No.1 特集/知っておくべき脳卒中最新治療
2014年 Vol.102
No.12 特集/病院と地域の診療所をつなぐ在宅医療
No.11 特集/肝臓病診療のアップデート
No.10 特集/移植療法の現況と今後の展望
No.9 特集/糖尿病診療2014
No.8 特集/内科医のための更年期症候群診療
No.7 特集/消化管アップデート
No.6 特集/医療関連感染をめぐる最近のトピックス
No.5 特集/日常診療でできる がん検診・がん予防
No.4 特集/実地医家のための渡航医療
No.増刊号 特集/内科救急のファーストタッチ
No.3 特集/ここまで進んだリハビリテーション
No.2 特集/高齢者医療 そのポイントと最新知見
No.1 特集/臨床検査―ここまで進んだ検査の世界
2013年 Vol.101
No.増刊号 特集/主訴から診断へ―臨床現場の思考経路