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診断と治療

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連載 「症例を俯瞰する総合診療医の眼」 「人気の診療科紹介」 「注目の新薬」.

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2色刷のビジュアルな誌面.

2017年 Vol.105 No.1 2017-01-10

実践! 神経救急(neurocritical care)

定価:本体2,500円+税

冊 

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掲載論文

focal point――特集のねらい/鈴木則宏
◆神経救急疾患の診断と主たる対象疾患
神経救急 (neurocritical care)総論/三宅康史
脳卒中の診断/伊藤義彰
急性期脳梗塞の対応/勝又雅裕,他
てんかんの診断/音成秀一郎,他
てんかん重積発作の対処法/江川悟史,他
急性頭痛の鑑別診断/下田雅美
◆知っておきたい神経救急疾患
神経系感染症の診断と治療/亀井 聡
急性中毒性神経疾患の診断と治療/梁 成勲,他
悪性症候群の診断と治療/長田高志
急性ジストニアの診断と治療/長谷川一子
急性脳症 (代謝性脳症など)の診断と治療/柴田 護
Guillain-Barré症候群および関連疾患の診断と治療/山岸裕子,他
周期性四肢麻痺の診断と治療/小泉健三
重症筋無力症に関連したクリーゼ/鈴木重明
巨細胞性動脈炎の診断と治療/今井 昇
低血糖および高血糖による意識障害/能登理央,他
神経救急の現場における精神疾患の鑑別/石田琢人,他
◆連載
◎症例を俯瞰する総合診療医の眼
食事中に茶碗を落とし呂律の回らなくなった88歳女性/橋本恵太郎,他
◎人気の診療科紹介
松前町立松前病院/保脇雄介
◎注目の新薬
コパキソン®(グラチラマー酢酸塩)/中原 仁,他

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ねらい

 神経内科や脳神経外科が専門とする神経疾患は専門性が高く,一般医家にとっては理解しづらいものが多い.しかし,そのような神経疾患の一部や低血糖などの内科的疾患により,意識障害・けいれん,頭痛など救急対応を要する症状が出現する.治療が遅れると永続的な神経機能障害が発生したり,時には致死的になるため,神経救急(neurocritical care)に関する知識は極めて重要である.
 神経救急の対象となる疾患の領域は幅広く,脳卒中・てんかん・髄膜炎のみならず,薬物中毒,栄養障害,糖尿病性昏睡など外因的あるいは内科的疾患もその範疇に含まれる.脳梗塞は,従来から行われていた血栓溶解療法のみならず血管内治療が急性期に行われるようになってきており,一般医家にとっても迅速な初期対応が要求されるようになりつつある.雷鳴頭痛を呈する患者では,くも膜下出血を疑うべきであるが,近年注目されている可逆性脳血管れん縮症候群(RCVS)とよばれる病態にも少なからず遭遇することがあり,両者には異なった対応が必要とされる.さらには,悪性症候群や重症筋無力症に伴うクリーゼなど,治療が遅れると致死的な結果となる特異な神経救急疾患も存在する.本特集では,神経救急疾患のプライマリケアの実際と代表的疾患の診断と治療を解説し,あわせて意識障害と精神疾患との鑑別のコツなどについてまとめ,各領域の専門家に解説していただいた.
 救急医療の現場で意識障害で搬送される症例が多いと思われるが,その原因疾患で頻度の最も高いのは脳卒中であろう.意識障害患者の診察は,意識清明である場合の神経学的診察とは異なるテクニックが必要であり,理解とトレーニングが必要である.また最近では,前述のように虚血性脳血管障害の超急性期に対しては,rt-PA(アルテプラーゼ)静脈内投与による血栓溶解療法が一般化しているが,再開通不全例に対しては経皮的血栓回収療法を追加することが潮流となってきている.
 さらに脳卒中に次いで頻度が高いのはてんかんである.従来てんかんは,小児~思春期に発症する,いわば若年齢層に特異的な疾患と考えられていたが,近年わが国では急速な人口の高齢化に伴って,高齢発症てんかんの存在が極めて多く,認知症との鑑別にも重要な疾患となってきている.さらに,本特集では,神経感染症による髄膜脳炎,代謝障害による急性脳症,低血糖あるいは高血糖による意識障害,急性薬物中毒,Parkinson病や精神疾患に合併する悪性症候群,神経救急の鑑別疾患として重要な,Guillain-Barré症候群,周期性四肢麻痺,重症筋無力症クリーゼ,および中枢神経症状を呈する巨細胞性血管炎を重点項目としてピックアップした.そして最後に,救急現場で最も鑑別が困難であることが多い,精神疾患と神経救急疾患との鑑別についても取り上げた.
 これらのneurocritical careの最新情報をまとめた本特集が,読者の皆様のこれからの診療の一助になれば幸いである.最後に,本企画に多くのアドバイスをいただいた慶應義塾大学医学部神経内科専任講師 大木宏一先生に心から感謝の意を表したい.

慶應義塾大学医学部神経内科
鈴木則宏

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当社発行の雑誌は発行から1年後に論文単位でPDFファイルの
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2017年 Vol.105
No.8 特集/不整脈診療 初期対応から先端治療まで最新号
No.7 特集/一般臨床医に必要なてんかんの基礎知識とトピックス
No.6 特集/プライマリケアで知っておきたい漢方診療のコツ
~日常診療に役立つ臨床スキル~
No.5 特集/急増中!大人の食物アレルギー
No.4 特集/内科系医師のための災害医療エッセンシャル
No.増刊号 特集/これ一冊でわかる 消化器 診断基準と分類法
No.3 特集/そのお腹,大丈夫? 肥満症のトピックス
No.2 特集/Beyond the textbook 心電図 実践診療で役立つコツ
No.1 特集/実践! 神経救急(neurocritical care)
2016年 Vol.104
No.12 特集/知っておきたい関節リウマチの診断から治療まで
No.11 特集/痛み治療の「いま」に迫る
 メカニズムから評価・治療の最前線
No.10 特集/よくわかる,臨床で使える「骨粗鬆症」アップデート
No.9 特集/カテーテルを使った最新の治療
No.8 特集/浮腫 ―そのむくみ,放っておいて大丈夫?―
No.7 特集/頭痛診療が得意になる 基礎から最新トピックスまで
No.6 特集/いま知っておきたい,感染症診療最新の動向
No.5 特集/「抗血栓療法の今」を語る
No.4 特集/あの病態ってもしや……? ダイジェスト“IgG4関連疾患”
No.増刊号 特集/糖尿病治療の現在と未来
No.3 特集/高血圧 予後,臓器・血管保護を見据えた治療戦略
No.2 特集/腸内細菌叢からみた臨床の最前線
――ベールを脱いだ体内パートナーの機能
No.1 特集/めまい診療の最先端
2015年 Vol.103
No.12 特集/知っておくべき総合診療の現在(いま) 
実戦と教育・研究から未来を展望する
No.11 特集/成人の予防接種はどうあるべきか? 
―予防医療推進の観点から―
No.10 特集/睡眠障害診療の進歩
No.9 特集/内科が使う自己注射薬
No.8 特集/機能性消化管障害
―気のせいでない科学の裏付けと最新治療―
No.7 特集/ここが知りたい認知症診療
No.6 特集/肺高血圧症・肺血栓塞栓症 見逃すことなく最適の治療へ
No.5 特集/アレルギー疾患の診療のpitfalls 好酸球の臨床
No.4 特集/COPDの診断と最新の治療
No.増刊号 特集/心不全のすべて
No.3 特集/時代とともに広がる「糖尿病合併症」の概念
No.2 特集/ここまで変わった 実地診療の食道がん・胃がん・大腸がん
No.1 特集/知っておくべき脳卒中最新治療
2014年 Vol.102
No.12 特集/病院と地域の診療所をつなぐ在宅医療
No.11 特集/肝臓病診療のアップデート
No.10 特集/移植療法の現況と今後の展望
No.9 特集/糖尿病診療2014
No.8 特集/内科医のための更年期症候群診療
No.7 特集/消化管アップデート
No.6 特集/医療関連感染をめぐる最近のトピックス
No.5 特集/日常診療でできる がん検診・がん予防
No.4 特集/実地医家のための渡航医療
No.増刊号 特集/内科救急のファーストタッチ
No.3 特集/ここまで進んだリハビリテーション
No.2 特集/高齢者医療 そのポイントと最新知見
No.1 特集/臨床検査―ここまで進んだ検査の世界
2013年 Vol.101
No.増刊号 特集/主訴から診断へ―臨床現場の思考経路