HOME > 雑誌詳細

雑誌詳細

診断と治療社 | 雑誌詳細:産科と婦人科

産科と婦人科

精選された情報満載読者各位にとって欠かすことができない情報をタイムリーに提供. 「生殖おもしろ話」・「外界事情」・「青い血のカルテ」・「産婦人科診療 私のコツ」など連載も充実.

抜群の読みやすさオール2色刷り.一目でキーポイントがわかるレイアウト.

充実したラインナップ日常診療の場で即役立つ「増刊号」を年各1冊発行.日進月歩で激変する医学界のキーワードを読み解き,読者各位の壮大な負託に応えるべく「産科と婦人科」は微力を注ぎます.

2014年 Vol.81 No.3 2014-02-19

幹細胞と生殖医学

定価:本体2,700円+税

冊 

ページの先頭へ戻る

掲載論文

企画 /百枝幹雄

1.ヒトES/iPS細胞と生殖補助医療  /阿久津英憲・他
2.組織幹細胞,ES細胞とiPS細胞の性質  /寺村岳士・他
3.着床前期胚特異的遺伝子Zscan4と多能性幹細胞  /平田哲也・他
4.ES/iPS細胞から始原生殖細胞への分化  /林 克彦・他
5.始原生殖細胞から多能性幹細胞への誘導  /木村 透
6.卵子幹細胞  /髙井 泰
7.精子幹細胞  /小川毅彦
8.子宮内膜幹細胞  /丸山哲夫
9.ES/iPS細胞からステロイドホルモン産生細胞への分化  /矢澤隆志・他
10.iPS細胞由来生殖細胞の臨床応用における倫理的問題  /遠矢和希
11.生殖医療における幹細胞利用の展望  /丸山哲夫・他

産婦人科教室 私たちの教室紹介 
名古屋大学医学系研究科産科婦人科学教室  /中原辰夫・他

若手の最新研究紹介コーナー
  /李 理華
  /服部幸雄

Essay 外界事情 
 双胎妊娠と経腟分娩または帝切―最近の大規模調査の結果  /矢沢珪二郎

Essay 青い血のカルテ 
 お内裏様は右側?  /早川 智

症例:子宮腟上部切断術施行後42年目にS状結腸子宮頸管瘻を発症した1例  /友延 寛・他
症例:妊娠中の卵巣チョコレート囊胞脱落膜変化を悪性腫瘍と鑑別し経過観察しえた1例  /小野健太郎・他
症例:治療抵抗性の原因不明不育症―Recurrent massive intervillous fibrin depositionについて /多賀紗也香・他
症例:胎児動脈管早期閉鎖および肺動脈弁欠損症を合併したFallot四徴症の1例  /田中健太郎・他

ページの先頭へ戻る

ねらい

 iPS細胞の開発により山中伸弥先生が2012年ノーベル生理学・医学賞を受賞されたことを機に,幹細胞は一般社会に広く知られ,興味をもたれるようになった.この日本の誇るべき技術は,未来の医学として大きな期待を寄せられている再生医療の根幹をなすため,今後は国をあげて研究費や人材も投入し,iPS細胞をはじめとする幹細胞研究はさらなる発展を遂げると思われる.
 幹細胞とは,複数系統の細胞に分化できる多分化能と,細胞分裂を経てもその分化能を維持できる自己複製能を併せもつ細胞と定義されており,分化能により次のように分類される.まず,胎盤を含む個体を形成するすべての細胞に分化可能な全能性(totipotency)をもつのは動物においては受精卵のみである.次に,三胚葉すべての細胞系列に分化可能な万能性(pluripotency)を有するのは,胚盤胞の内細胞塊やそこから樹立されたES細胞である.また,限定された細胞系列ではあるが多様な細胞に分化可能な多能性(multipotency)を有するのは,神経幹細胞,造血幹細胞,肝幹細胞などの体性幹細胞である.そして,1種類の細胞にのみ分化する単能性(unipotency)を有するのが,筋幹細胞や生殖幹細胞である.ここにあげた幹細胞をみると,実は幹細胞は生殖医学と元来深いかかわりを有することがわかる.そして,幹細胞研究がこのように大きく発展しようとしている今,生殖医学にかかわる産婦人科医は,幹細胞についての基礎や,実験的ではあっても生殖医学への応用,倫理的問題を含めた展望について,十分な知識をもっていることが必要である.
 今回は極めて最先端のテーマであるがゆえに,日常臨床に直結するものではないかもしれない.しかし,その最先端の知識を最高の著者に,できるだけわかりやすく解説していただいた.本特集により,多くの産婦人科医が,生殖医療における幹細胞の利用について,患者の質問に正しく答え,世論に適切に対応するに十分な知識を深めていただければ幸いである.
(聖路加国際病院女性総合診療部 百枝幹雄)

ページの先頭へ戻る

当社発行の雑誌は発行から1年後に論文単位でPDFファイルの
ダウンロード購入が可能です.詳細はメディカルオンラインへ

2017年 Vol.84
No.10 特集/次世代への予防医療 DOHaDを活かす最新号
No.9 特集/今日からできる 最新の産婦人科ケア
No.8 特集/女性の将来の健康のために
―疾患・病態相互の関連における新しい知見
No.7 特集/産婦人科領域における難病を考える
―新たに成立した難病法の視点から
No.6 特集/他科エキスパートが教える 婦人科医のための合併症管理
No.5 特集/産科出血に立ち向かう
―どこまでできる? 診療所から大学病院まで
No.増刊号 特集/知らなきゃ困る 産婦人科小手術
No.4 特集/骨粗鬆症ベストプラクティス
No.3 特集/Non–ART の不妊症診療—体外受精なしでここまでできる
No.2 特集/ここが知りたい 産婦人科周術期管理
No.1 特集/産科領域における遺伝診療の最前線
2016年 Vol.83
No.12 特集/月経前症候群・月経前不快気分障害の最新知見
No.11 特集/子宮筋腫の最前線
No.10 特集/産婦人科臨床研究最前線
No.9 特集/妊娠と感染症―外来で聞かれてどう説明する?
No.8 特集/骨盤臓器脱と排尿障害Up to Date
No.7 特集/ART最前線
No.6 特集/婦人科がんの診断・治療の最適化を目指して
No.5 特集/不育症 Up to Date
No.増刊号 特集/産婦人科処方実践マニュアル
No.4 特集/中高年女性に多くみられる症候とその対策
No.3 特集/生殖医療における倫理的問題を考える
No.2 特集/OC・LEPガイドライン ポイントの解説
No.1 特集/婦人科がん治療の新機軸
2015年 Vol.82
No.12 特集/分娩管理の新機軸
No.11 特集/婦人科腹腔鏡手術の最前線
No.10 特集/婦人科悪性腫瘍治療に対するドラッグリポジショニングの幕開け―既存薬に秘められた新たな可能性
No.9 特集/胎盤のバイオマーカー
No.8 特集/PIH既往女性の生活習慣病リスクとヘルスケア
No.7 特集/黄体ホルモンの基礎から臨床まで
No.6 特集/遺伝性乳癌卵巣癌のマネージメント
No.5 特集/無痛分娩Up to Date
No.増刊号 特集/よくわかる検査と診断
No.4 特集/OC・LEPの静脈血栓塞栓症リスク Q&A
No.3 特集/女性アスリートを診る ―産婦人科的問題とその対策
No.2 特集/血管新生を標的とした婦人科癌治療
No.1 特集/ワンランク上の妊婦健診
2014年 Vol.81
No.12 特集/よくわかるホルモン補充療法 Q&A
No.11 特集/産婦人科における漢方の理論と実践
No.10 特集/がん・生殖医療の現状と展望
No.9 特集/女性のうつ
No.8 特集/女性と静脈血栓塞栓症
No.7 特集/多囊胞性卵巣症候群(PCOS) Up to Date
No.6 特集/オミックスデータからみた婦人科疾患と遺伝情報の解釈  -システム生物学の理解と通した婦人科腫瘍学の新展開
No.5 特集/妊産婦と脳血管疾患
No.増刊号 特集/産婦人科手術 Up to Date
No.4 特集/女性と感染症Up to Date
No.3 特集/幹細胞と生殖医学
No.2 特集/がん免疫療法の最前線
No.1 特集/新たな早産予防戦略
2013年 Vol.80
No.増刊号 特集/ホルモン療法実践マニュアル