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診断と治療社 | 雑誌詳細:産科と婦人科

産科と婦人科

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抜群の読みやすさオール2色刷り.一目でキーポイントがわかるレイアウト.

充実したラインナップ日常診療の場で即役立つ「増刊号」を年各1冊発行.日進月歩で激変する医学界のキーワードを読み解き,読者各位の壮大な負託に応えるべく「産科と婦人科」は微力を注ぎます.

2014年 Vol.81 No.7 2014-06-19

多囊胞性卵巣症候群(PCOS) Up to Date

定価:本体2,700円+税

冊 

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掲載論文

企画 百枝幹雄

1.新しいPCOSの診断基準と治療指針  /藤原敏博
2.PCOSの病態におけるゴナドトロピン  /今井文晴・他
3.PCOSの病態におけるアンドロゲン過剰の意義  /馬場 剛・他
4.PCOSの病態におけるインスリン抵抗性  /河野康志・他
5.PCOSにおける卵胞発育障害の病態  /岩瀬 明
6.PCOSにおけるAMHの意義  /林 正路・他
7.PCOSにおける排卵誘発方法  /松尾幸城・他
8.PCOSにおけるメトホルミン療法  /松崎利也
9.腹腔鏡下卵巣多孔術の理論と実際  /福原理恵・他
10.PCOSにおける生殖補助医療  /京野廣一
11.PCOSと子宮内膜癌  /沖 利通
12.PCOSと生活習慣病  /倉林 工

連載
産婦人科教室 私たちの教室紹介 
 群馬大学大学院医学系研究科産科婦人科学  /峯岸 敬

若手の最新研究紹介コーナー
  /眞野由紀雄
Essay 外界事情 
 妊娠中の母体死亡  /矢沢珪二郎

Essay 青い血のカルテ 
 平賀源内とうなぎ  /早川 智


症例
Lipschütz潰瘍(急性外陰部潰瘍)5例の経験からみえてきた早期診断のポイント  /湊口美紀・他

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ねらい

 多囊胞性卵巣症候群(polycystic ovary syndrome:PCOS)は,1935年にSteinとLeventhalが報告した多囊胞性卵巣を伴う無月経の7例の症例報告に端を発するが,実は様々な病態からなるまさに「症候群」である.そして,生殖内分泌領域の問題だけでなく,生活習慣病や発癌など女性の生涯にわたるウイメンズヘルスにかかわる問題を秘めている.また,その病態には,中枢内分泌の異常,卵巣局所の異常,アンドロゲンの異常,肥満などが関与し,背景にはインスリン抵抗性や各種の遺伝子異常・多型が存在することが明らかになりつつある.現在の国際的な診断基準は,簡略にいえば,排卵障害,高アンドロゲン血症,多囊胞性卵巣の3つのうち2つを満たすものであるが,その基準で診断されたPCOSには多様な病態が含まれる.2007年に改訂された日本産科婦人科学会の診断基準でも国際基準よりは絞り込まれているとはいえ,事情は同様である.それらの基準で診断されたPCOSでも,病態は多様であり,試行錯誤的な治療の個別化が必要である.
 本誌では2004年の第71巻6号でPCOSを特集し,それから10年が経過した.この間にも各病態の解明が精力的に進められ,実に多くの知見が集積されてきた.それぞれがすべてのPCOSの病態を説明できるものではないものの,一方では異なる病態がひとつの症候群として捉えられている理由を説明できるものでもある.また,より有効な医学的介入のヒントを示すものもある.
 本特集では,PCOSに関する最新の知見をピックアップして,それぞれの専門家に解説していただいた.そのためPCOSに関する系統的な解説にはならないが,PCOSの病態,診断,治療にかかわる最近の情報についてはほぼ網羅していると思われる.10年前の特集と本特集を読みあわせれば,PCOSの全貌は見渡せるのではないだろうか.そして,その先には,PCOSの新しい概念や診断基準,それぞれの病態に応じた治療法が見えてくることを期待したい.10年後の本誌のPCOS特集が楽しみである.
(聖路加国際病院女性総合診療部 百枝幹雄)

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2017年 Vol.84
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