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診断と治療社 | 雑誌詳細:産科と婦人科

産科と婦人科

精選された情報満載読者各位にとって欠かすことができない情報をタイムリーに提供. 「生殖おもしろ話」・「外界事情」・「青い血のカルテ」・「産婦人科診療 私のコツ」など連載も充実.

抜群の読みやすさオール2色刷り.一目でキーポイントがわかるレイアウト.

充実したラインナップ日常診療の場で即役立つ「増刊号」を年各1冊発行.日進月歩で激変する医学界のキーワードを読み解き,読者各位の壮大な負託に応えるべく「産科と婦人科」は微力を注ぎます.

2015年 Vol.82 No.4 2015-03-19

OC・LEPの静脈血栓塞栓症リスク Q&A

定価:本体2,700円+税

冊 

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掲載論文

企画 若槻明彦

Q1.OCとLEPの違いと歴史について教えて下さい /北脇 城
Q2.日本人に多い先天性凝固阻止因子欠乏症について教えて下さい /小林隆夫・他 
Q3.OC・LEP投与前に必要な問診と説明内容について教えて下さい /安達知子
Q4.OC・LEP内服中になぜVTEの発症リスクが高くなるのですか? /寺内公一
Q5.エストロゲン量や黄体ホルモンの違いがVTEリスクに影響しますか? /若槻明彦 
Q6.OC・LEP内服中のVTE発症時期,症状,必要な検査について教えて下さい /岡野浩哉
Q7.深部静脈血栓症に対する超音波診断法について教えて下さい /尾本 正・他
Q8.OC・LEP内服中にVTEと診断した場合の管理方法はどうしたらよいですか? /中村真潮
Q9.更年期女性にOC・LEP処方は可能ですか? /蓮尾 豊
Q10.肥満女性や喫煙女性へのOC・LEP処方は可能ですか? /種部恭子
Q11.抗リン脂質抗体症候群を有する女性へのOC・LEP処方は可能ですか? /尾崎康彦・他

連載
産婦人科教室 私たちの教室紹介 
自治医科大学産科婦人科学講座 /馬場洋介・他

若手の最新研究紹介コーナー
 /錦見恭子
 /植原貴史
Essay外界事情 
 内診は必要か? /矢沢珪二郎

Essay青い血のカルテ 
 クリスチャン・ホイヘンスの家族性偏頭痛 /早川 智

原著
刈谷豊田総合病院健診センターにおける2012年度子宮頸がん検診の年齢分布と受診追跡 /浅田英子・他

症例
子宮穿孔で広範囲のエコーフリースペースを認めたが開腹手術をせずに保存的に経過観察した1例 /猪飼 恵・他

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ねらい

 経口避妊薬(OC)には長い歴史があり,1900〜1950年頃,妊娠中に排卵現象がないことから,プロゲステロンに排卵抑制効果のあることがわかり,避妊目的のためにまずプロゲストーゲン製剤が開発されました.それ以後,避妊効果をさらに高めるため,プロゲストーゲンにエストロゲンが配合されるようになったのが現在のOCの原型です.しかし1970年代に肝障害や静脈血栓塞栓症(VTE)などの副作用が問題視され,その発症がエストロゲン投与量と関係することがわかったため,海外ではエチニルエストラジオールの量を50μg未満とした低用量OCが開発されています.わが国では残念ながら約30年近くも遅れ,1999年に承認されました.
 OCは避妊以外に,月経痛改善や月経量減少など副次的効果があることから最近,低用量エストロゲン・プロゲストーゲン(LEP)配合剤が治療薬として保険適用されるようになりました.このためOCやLEPの使用頻度は上昇傾向にあり,女性のQOLは向上している一方で,VTEに代表される重大な有害事象の報告も散見されるようになりました.特に2013年末にはマスメディアから死亡例が報告されたことから,実地臨床の場ではOC・LEPの使用を躊躇するなど混乱が生じています.
 本特集では,OC・LEPのVTE リスクに焦点をあて,まず最初にOCとLEPの違いや歴史について,日本人に多いとされる先天性凝固阻止因子欠乏症の頻度やOC・LEP使用時のVTEリスクについて解説していただきました.また,具体的に処方する際に必要な問診と説明内容,OC・LEP 内服中のVTEの発症機序,エストロゲンの量や黄体ホルモンの種類の違いがVTEリスクに与える影響,OC・LEP 内服中のVTEの発症時期,症状,必要な検査,VTEと診断した場合の管理方法,更年期女性,肥満女性,喫煙女性,抗リン脂質抗体症候群合併女性へのOC・LEPとVTEリスクについても解説していただきました.
 OC・LEPの適切な使用はリスク・ベネフィットの観点から有用性の大きいことがわかっています.本特集が,OC・LEPの処方される実地臨床の場で少しでも参考となり,女性のQOL向上につながることを期待します.
(愛知医科大学産婦人科学講座 若槻明彦)

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2017年 Vol.84
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No.8 特集/女性の将来の健康のために
―疾患・病態相互の関連における新しい知見
No.7 特集/産婦人科領域における難病を考える
―新たに成立した難病法の視点から
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No.5 特集/産科出血に立ち向かう
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No.増刊号 特集/知らなきゃ困る 産婦人科小手術
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No.3 特集/Non–ART の不妊症診療—体外受精なしでここまでできる
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2016年 Vol.83
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No.増刊号 特集/産婦人科手術 Up to Date
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No.3 特集/幹細胞と生殖医学
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2013年 Vol.80
No.増刊号 特集/ホルモン療法実践マニュアル