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診断と治療社 | 雑誌詳細:産科と婦人科

産科と婦人科

精選された情報満載読者各位にとって欠かすことができない情報をタイムリーに提供. 「生殖おもしろ話」・「外界事情」・「青い血のカルテ」・「産婦人科診療 私のコツ」など連載も充実.

抜群の読みやすさオール2色刷り.一目でキーポイントがわかるレイアウト.

充実したラインナップ日常診療の場で即役立つ「増刊号」を年各1冊発行.日進月歩で激変する医学界のキーワードを読み解き,読者各位の壮大な負託に応えるべく「産科と婦人科」は微力を注ぎます.

2016年 Vol.83 No.6 2016-05-19

婦人科がんの診断・治療の最適化を目指して

定価:本体2,700円+税

冊 

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掲載論文

企画 青木大輔

1.わが国のがん対策 /若尾文彦
2.クリニカルシークエンスの導入とがんの個別化治療 /井本逸勢
3.婦人科がんゲノムのデータベース化とその活用 /織田克利・他
4.遺伝性腫瘍における効率的な遺伝子診断 /赤木 究
5.分子標的治療薬の婦人科領域への展開 /野村弘行・他
6.がん免疫逃避機構の解明と個別化治療への応用 /濵西潤三・他
7.卵巣癌の新たなWHO組織分類 /清川貴子
8.子宮頸部上皮内腫瘍の病理診断における新たな動向 /安田政実
9.子宮頸癌ワクチンの新たな展開 /川名 敬
10.重粒子線治療を用いた婦人科がんの治療の現状 /野田真永・他
11.わが国におけるこれからの新薬開発(臨床研究)のあり方 /髙橋史朗・他
12.国内外におけるバイオバンクの整備と倫理的課題 /増井 徹


若手の最新研究紹介コーナー
子宮体癌・子宮内膜間質肉腫におけるアロマターゼインヒビターの有用性に関する検討 /有本貴英
子宮体癌におけるEMT機構の解明とこれを標的とする新たな内分泌療法の意義の確立 /森 泰輔

Essay外界事情 
米国の薬価 /矢沢珪二郎

Essay青い血のカルテ 
アルピニストの遺伝子 /早川 智

原著
妊婦のQOL改善に向けたつわり症状に対する鍼治療の有用性 /木村孔三・他

症例
妊娠21週で急性腹症をきたし腹腔鏡下手術が有用であった左付属器茎捻転の1症例 /野澤明美・他
思春期女性に発症した孤立性卵管腫瘍茎捻転に対して腹腔鏡下手術が有用であった1例 /金 美善・他
子宮頸癌術後に外陰癌を発症した1例 /村上孟司・他

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ねらい

 がんの診断や治療を受ける立場に立ってみると,自身になされるそれが最適,最上のものであることを望まずにはいられないであろう.スタンダードなものがよいのか,テーラーメイドとされるものがよいのか,最新のものがよいのか,心は千々に乱れるに違いない.診断,治療に携わる立場でも,その患者にとって最適な治療を選択できる手だてをもつことは究極の理想である.そこで本特集では,婦人科がんにおいて診断・治療の最適化実現に向けてどのようなことが目論まれ,実現されてきているのかを示してみたい.
 まず,わが国のがん対策を検討のための共通基盤とするために概説していただく.そして,診断や治療においての強大な武器となりうるであろう婦人科がんゲノムのデータベース化とその活用状況を提示する.またがんにかかわる免疫逃避機構の解明を通じて最近脚光を浴びつつある新たな治療法が婦人科がん治療の個別化の可能性をどのように広げていくのか,さらに治療効果を反映するバイオマーカー探索が婦人科がん治療にどのように展開しうるのかを考えたい.
 診断では子宮頸部上皮内腫瘍の病理診断における新たな動向や,卵巣癌の新たなWHO組織分類がどのような根拠で展開され,今までと何が異なるかの理解に努め,導入されつつある分子病理学的な考え方が今後の診断・治療の最適化へと結びつきうるかという観点から検討していただきたい.
 治療については,婦人科がん治療に適する分子標的治療薬やワクチンなどの開発状況,また新薬開発についてわが国の特定臨床試験をはじめとした臨床研究のあり方が今後どのような方向で進むのかをご理解いただきたい.
 これら一つひとつは独立した研究分野であるが,それらを俯瞰的に眺めることによって,婦人科がんにおける診断・治療が個々の症例にとって最適であるものとなることを目指して進む方向性や,それを客観的に評価するためにどういった指標を設定していくか,という全体像を浮かびあがらせることが本特集のねらいである.
(慶應義塾大学医学部産婦人科学教室 青木大輔)

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2017年 Vol.84
No.7 特集/産婦人科領域における難病を考える
―新たに成立した難病法の視点から
最新号
No.6 特集/他科エキスパートが教える 婦人科医のための合併症管理
No.5 特集/産科出血に立ち向かう
―どこまでできる? 診療所から大学病院まで
No.増刊号 特集/知らなきゃ困る 産婦人科小手術
No.4 特集/骨粗鬆症ベストプラクティス
No.3 特集/Non–ART の不妊症診療—体外受精なしでここまでできる
No.2 特集/ここが知りたい 産婦人科周術期管理
No.1 特集/産科領域における遺伝診療の最前線
2016年 Vol.83
No.12 特集/月経前症候群・月経前不快気分障害の最新知見
No.11 特集/子宮筋腫の最前線
No.10 特集/産婦人科臨床研究最前線
No.9 特集/妊娠と感染症―外来で聞かれてどう説明する?
No.8 特集/骨盤臓器脱と排尿障害Up to Date
No.7 特集/ART最前線
No.6 特集/婦人科がんの診断・治療の最適化を目指して
No.5 特集/不育症 Up to Date
No.増刊号 特集/産婦人科処方実践マニュアル
No.4 特集/中高年女性に多くみられる症候とその対策
No.3 特集/生殖医療における倫理的問題を考える
No.2 特集/OC・LEPガイドライン ポイントの解説
No.1 特集/婦人科がん治療の新機軸
2015年 Vol.82
No.12 特集/分娩管理の新機軸
No.11 特集/婦人科腹腔鏡手術の最前線
No.10 特集/婦人科悪性腫瘍治療に対するドラッグリポジショニングの幕開け―既存薬に秘められた新たな可能性
No.9 特集/胎盤のバイオマーカー
No.8 特集/PIH既往女性の生活習慣病リスクとヘルスケア
No.7 特集/黄体ホルモンの基礎から臨床まで
No.6 特集/遺伝性乳癌卵巣癌のマネージメント
No.5 特集/無痛分娩Up to Date
No.増刊号 特集/よくわかる検査と診断
No.4 特集/OC・LEPの静脈血栓塞栓症リスク Q&A
No.3 特集/女性アスリートを診る ―産婦人科的問題とその対策
No.2 特集/血管新生を標的とした婦人科癌治療
No.1 特集/ワンランク上の妊婦健診
2014年 Vol.81
No.12 特集/よくわかるホルモン補充療法 Q&A
No.11 特集/産婦人科における漢方の理論と実践
No.10 特集/がん・生殖医療の現状と展望
No.9 特集/女性のうつ
No.8 特集/女性と静脈血栓塞栓症
No.7 特集/多囊胞性卵巣症候群(PCOS) Up to Date
No.6 特集/オミックスデータからみた婦人科疾患と遺伝情報の解釈  -システム生物学の理解と通した婦人科腫瘍学の新展開
No.5 特集/妊産婦と脳血管疾患
No.増刊号 特集/産婦人科手術 Up to Date
No.4 特集/女性と感染症Up to Date
No.3 特集/幹細胞と生殖医学
No.2 特集/がん免疫療法の最前線
No.1 特集/新たな早産予防戦略
2013年 Vol.80
No.増刊号 特集/ホルモン療法実践マニュアル