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診断と治療社 | 雑誌詳細:産科と婦人科

産科と婦人科

精選された情報満載読者各位にとって欠かすことができない情報をタイムリーに提供. 「生殖おもしろ話」・「外界事情」・「青い血のカルテ」・「産婦人科診療 私のコツ」など連載も充実.

抜群の読みやすさオール2色刷り.一目でキーポイントがわかるレイアウト.

充実したラインナップ日常診療の場で即役立つ「増刊号」を年各1冊発行.日進月歩で激変する医学界のキーワードを読み解き,読者各位の壮大な負託に応えるべく「産科と婦人科」は微力を注ぎます.

2024年 Vol.91 No.10 2024-09-19

母児を感染から守る-妊産婦の感染症アップデート-

定価:3,190円(本体価格2,900円+税)

冊 

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掲載論文

Ⅰ.注意すべき母体の感染症
1.敗血症 / 田中博明
2.劇症型A 群溶血性レンサ球菌(GAS)感染症 / 早田英二郎
3.新型コロナウイルス感染症(COVID-19) / 新垣達也・他
4.結 核 / 黒瀬大地・他
5.Mycoplasma hominis感染症 / 内倉友香・他
6.妊娠オウム病(gestational psittacosis) / 三塚加奈子・他

Ⅱ.注意すべき母子感染症
7.母子感染総論 / 森内浩幸
8.B群溶血性レンサ球菌(GBS)感染症 / 山岸由佳
9.サイトメガロウイルス感染症 / 谷村憲司・他
10.HTLV-1感染 / 三浦清徳
11.梅 毒 / 中本貴人
12.トキソプラズマ感染症 / 森岡一朗
13.ヘルペスウイルス感染症 / 木戸口千晶・他
14.クラミジア感染症 / 岡田知之・他
15.ウレアプラズマ感染症 / 江頭政和

連 載
漢方よもやま話 第10回
十全大補湯 / 能㔟充彦

弁護士が答えます!法律にまつわるあれこれ
認知症や精神疾患がある患者さんから同意をもらうとき何に気をつければいいの? / 粟野公一郎

専門医・認定医をとろう!私の体験記 第16回
婦人科腫瘍専門医(日本婦人科腫瘍学会) / 紙谷菜津子

症 例
若年女性に発症し,妊孕性温存手術を施行後BEP療法が奏効した卵黄囊腫瘍の1例―胚細胞腫瘍に審査腹腔鏡を試みて― / 井田千晶・他

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ねらい

 医学や医療の歴史は,感染症とのせめぎあいの歴史であるといってよいでしょう.人類は様々な感染症やパンデミックを経験し乗り越えてきました.また,現在も形を変えてCOVID-19との戦いが続いています.産科診療でも,時代とともに主要な感染症は移り変わってきましたが,様々に対峙してきました.
 現代において妊産婦の感染についての最大の課題は,感染による母体死亡の撲滅です.近年,妊産婦死亡の原因として劇症型A群溶血性レンサ球菌(GAS)感染症が注目されており,それ以外にも,まれな発生ではありますが不良な転帰をもたらす母体感染症が存在します.また母体死亡原因とはならなくても,情報の少ない常在菌の母体感染などは,しばしば診療の盲点となり治療を難渋させます.
 また産科のもう1人の患者である胎児についても,母体からの感染の影響を考えなければならない場面に臨床の現場では多々遭遇します.
 われわれは常に病原体と共存しているわけであり,これ以外にも妊産婦の感染症は多様なものがあるわけですが,今回は上に述べた2つの点を中心に特集を組ませていただきました.ご執筆は,それぞれの病原体や病態,背景に精通したエキスパートの先生方にお願いしました.母子感染のいくつかについては,産婦人科医とは異なる視点に触れられることに期待して,小児科の先生方に執筆をお願いしています.
 本特集が,妊産婦の感染症に関する知識のアップデートとなり,読者の皆様の産科診療の一助となれば幸いです.

(東海大学医学部専門診療学系産婦人科 石本人士)

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2024年 Vol.91
No.12 特集/子宮内膜・子宮内腔とその異常最新号
No.11 特集/再発・転移をきたした婦人科がんの治療
No.10 特集/母児を感染から守る-妊産婦の感染症アップデート-
No.9 特集/ホルモン療法の使い分けと使用中・使用後のあるある
No.8 特集/PMS・PMDDのすべて
No.7 特集/どうする? 産婦人科救急-ハイリスク患者の周術期管理-
No.6 特集/周産期メンタルヘルスを深掘り!
No.5 特集/女性のライフコース疫学研究[日本ナースヘルス研究(JNHS)]のすべて
No.増刊号 特集/これでマスター! 最新 産婦人科ホルモン療法
No.4 特集/子宮摘出と機能障害・機能温存・機能再建アップデート
No.3 特集/婦人科がん化学療法の進化−最適レジメンと管理を考える
No.2 特集/産婦人科診療ガイドライン産科編2023改訂のポイント
No.1 特集/産婦人科診療ガイドライン婦人科外来編2023改訂のポイント
2023年 Vol.90
No.12 特集/婦人科外来診療レベルアップ−病状の評価分類と治療指針−
No.11 特集/子宮頸がんの包括的戦略
No.10 特集/血栓に強くなる−産婦人科診療に活かす最新知識−
No.9 特集/ウィメンズヘルスと栄養素・サプリメント
No.8 特集/これからの性教育−タブー視せずにポジティブに捉える−
No.7 特集/ここまで進んだ産婦人科領域の検査法
No.6 特集/「痛み」に強くなる
No.5 特集/時間の流れと産婦人科生物学
No.増刊号 特集/ここまでわかった産婦人科の病態生理
No.4 特集/保険適用になった不妊治療−できること・できないこと
No.3 特集/子宮体部悪性腫瘍の最前線
No.2 特集/超音波がもたらす産婦人科診療の新機軸
No.1 特集/産婦人科漢方ステップアップ−三大処方の次なる一手とは−
2022年 Vol.89
No.12 特集/月経困難症治療あるある
No.11 特集/産婦人科における素朴な疑問と解説(2)産科編
No.10 特集/産婦人科における素朴な疑問と解説(1)婦人科編
No.9 特集/プロゲステロン・プロゲストーゲン・プロゲスチン−黄体ホルモンのすべて
No.8 特集/ここまで進んだ産婦人科関連の予防医学
No.7 特集/産科診療の進む道-診療ガイドラインの先にあるもの-
No.6 特集/HPVワクチンのこれまでとこれから
No.5 特集/やせ・肥満と女性のヘルスケア
No.増刊号 特集/こんな時どうする?他科とのコミュニケーションガイド
No.4 特集/婦人科腹腔鏡下手術TLH/LM/LCの基本とコツ
No.3 特集/新型コロナウイルス感染症が産婦人科診療に与えた影響
No.2 特集/早産と妊娠高血圧腎症:病因・病態生理−私はこうみる
No.1 特集/外陰疾患 AtoZ
2021年 Vol.88
No.12 特集/少子化時代における就労女性の不妊治療
No.11 特集/変わる婦人科がん薬物治療
No.10 特集/帝王切開−明日からできる工夫と留意点−
No.9 特集/骨盤臓器脱(POP)のすべて−診断と治療の最前線
No.8 特集/卵巣 Up to Date
No.7 特集/婦人科がん機能温存治療のすべて
No.6 特集/OC・LEPガイドライン2020年度版を読み解く
No.5 特集/胎児モニタリング with Corona
No.増刊号 特集/画像!−エキスパート直伝 産婦人科画像診断−
No.4 特集/産婦人科医も知っておきたい歯科の知識
No.3 特集/QOLを考える
No.2 特集/これでわかる 婦人科稀少腫瘍
No.1 特集/最新産婦人科遺伝診療ABC
2020年 Vol.87
No.8 特集/プレコンセプションケアってなに?