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診断と治療社 | 雑誌詳細:産科と婦人科

産科と婦人科

精選された情報満載読者各位にとって欠かすことができない情報をタイムリーに提供. 「生殖おもしろ話」・「外界事情」・「青い血のカルテ」・「産婦人科診療 私のコツ」など連載も充実.

抜群の読みやすさオール2色刷り.一目でキーポイントがわかるレイアウト.

充実したラインナップ日常診療の場で即役立つ「増刊号」を年各1冊発行.日進月歩で激変する医学界のキーワードを読み解き,読者各位の壮大な負託に応えるべく「産科と婦人科」は微力を注ぎます.

2024年 Vol.91 No.11 2024-10-17

再発・転移をきたした婦人科がんの治療

定価:3,190円(本体価格2,900円+税)

冊 

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掲載論文

企画 宮城悦子

1.再発・転移をきたした難治性がん患者をチームで支える / 橋口さおり・他

Ⅰ.子宮頸癌
2.根治的放射線治療後の骨盤内残存腫瘍の治療―手術・化学療法選択のポイント― / 今井雄一・他
3.放射線照射野外の再発・転移腫瘍の治療―手術・放射線・化学療法選択のポイント― / 古澤啓子・他
4.再発・転移腫瘍への放射線治療の適応と効果 / 熊澤琢也・他

Ⅱ.子宮体がん・子宮肉腫
5.進行・再発子宮体がんへの手術療法の適応 / 加藤一喜
6.再発・転移腫瘍への化学療法のトピックス / 原野謙一
7.再発・転移性腫瘍へのホルモン療法の位置づけ / 吉岡恵美・他
8.再発子宮体がんに対する放射線治療 / 礒橋文明

Ⅲ.卵巣がん・卵管癌・腹膜癌
9.プラチナ感受性再発腫瘍治療のトレンド / 佐々木 徹・他
10.プラチナ抵抗性再発治療の進歩 / 野村弘行

Ⅳ.外陰がん
11.腫瘍切除後の局所再発治療の現状―再手術か放射線治療の選択― / 若橋 宣・他
12.局所が制御されている遠隔転移症例への化学療法 / 有吉和也・他

Ⅴ.絨毛性疾患
13.再発・難治性絨毛性腫瘍への治療戦略―免疫チェックポイント阻害薬を含めて― / 井箟一彦・他

連 載
漢方よもやま話 第11回
女神散 / 能㔟充彦

弁護士が答えます!法律にまつわるあれこれ
診療時間について患者さんから要望があったとき,どこまで対応すればいいの? / 秦 奈峰子

専門医・認定医をとろう!私の体験記 第17回
日本内視鏡外科学会技術認定医(産科婦人科領域)(日本内視鏡外科学会) / 曾根献文

原 著
講義後のアンケートを用いた性教育に関する後方視的研究:受講者の評価とその影響,性教育プログラムの構築方法について / 橋本悠平・他   

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ねらい

 臨床現場での婦人科がんの初回治療の目まぐるしい変化に伴い,自ずと以前は治癒の可能性や全生存期間の延長さえ困難であった再発・転移をきたした婦人科がんの治療も変わりつつあります.最新のガイドラインや成書に記載されている再発・転移がんに対しての標準治療は,あっという間に過去のものとなりつつあり,今日多くの進行婦人科がんを取り扱う施設では,標準治療の概念を超えた治療に挑戦する状況となっています.そのように再発・転移病巣の制御が可能になれば,いわゆるbest supportive careの概念さえ覆る状況に至っている分野もあるため,本特集を企画しました.
 上述のように緩和ケアの領域においても,発想の転換が必要と思われますので,延命の積極的治療と症状緩和治療を同時に行う緩和医療専門家からチーム医療の役割を概説いただきます.子宮頸癌については,同時化学放射線療法後の局所再発に対し,手術療法か化学療法か,子宮頸癌の遠隔転移に免疫チェックポイント阻害薬はいつ使うのか,ペムブロリズマブと化学療法の併用かセミプリマブの単剤療法かなどの課題があります.子宮体がんは,何といってもレンバチニブ+ペムブロリズマブ療法のタイミング,ペムブロリズマブ単剤との使い分け,放射線治療の位置づけなど,キャッチアップしたい課題があります.一方,卵巣がん・卵管癌・腹膜癌では,やはりプラチナ感受性・抵抗性腫瘍別の整理が必要でありますし,現在進行中の臨床研究もあります.また,今回は標準治療後に再発・転移をきたした子宮がん肉腫,絨毛性疾患,外陰がんについても執筆をお願いしました.
 進行婦人科がん治療の再発・転移患者に,現在行うことができる最善の治療を提供するために,本特集が臨床現場での治療選択に役立ちましたら幸いです.

(横浜市立大学医学部産婦人科学教室 宮城悦子)

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2024年 Vol.91
No.12 特集/子宮内膜・子宮内腔とその異常最新号
No.11 特集/再発・転移をきたした婦人科がんの治療
No.10 特集/母児を感染から守る-妊産婦の感染症アップデート-
No.9 特集/ホルモン療法の使い分けと使用中・使用後のあるある
No.8 特集/PMS・PMDDのすべて
No.7 特集/どうする? 産婦人科救急-ハイリスク患者の周術期管理-
No.6 特集/周産期メンタルヘルスを深掘り!
No.5 特集/女性のライフコース疫学研究[日本ナースヘルス研究(JNHS)]のすべて
No.増刊号 特集/これでマスター! 最新 産婦人科ホルモン療法
No.4 特集/子宮摘出と機能障害・機能温存・機能再建アップデート
No.3 特集/婦人科がん化学療法の進化−最適レジメンと管理を考える
No.2 特集/産婦人科診療ガイドライン産科編2023改訂のポイント
No.1 特集/産婦人科診療ガイドライン婦人科外来編2023改訂のポイント
2023年 Vol.90
No.12 特集/婦人科外来診療レベルアップ−病状の評価分類と治療指針−
No.11 特集/子宮頸がんの包括的戦略
No.10 特集/血栓に強くなる−産婦人科診療に活かす最新知識−
No.9 特集/ウィメンズヘルスと栄養素・サプリメント
No.8 特集/これからの性教育−タブー視せずにポジティブに捉える−
No.7 特集/ここまで進んだ産婦人科領域の検査法
No.6 特集/「痛み」に強くなる
No.5 特集/時間の流れと産婦人科生物学
No.増刊号 特集/ここまでわかった産婦人科の病態生理
No.4 特集/保険適用になった不妊治療−できること・できないこと
No.3 特集/子宮体部悪性腫瘍の最前線
No.2 特集/超音波がもたらす産婦人科診療の新機軸
No.1 特集/産婦人科漢方ステップアップ−三大処方の次なる一手とは−
2022年 Vol.89
No.12 特集/月経困難症治療あるある
No.11 特集/産婦人科における素朴な疑問と解説(2)産科編
No.10 特集/産婦人科における素朴な疑問と解説(1)婦人科編
No.9 特集/プロゲステロン・プロゲストーゲン・プロゲスチン−黄体ホルモンのすべて
No.8 特集/ここまで進んだ産婦人科関連の予防医学
No.7 特集/産科診療の進む道-診療ガイドラインの先にあるもの-
No.6 特集/HPVワクチンのこれまでとこれから
No.5 特集/やせ・肥満と女性のヘルスケア
No.増刊号 特集/こんな時どうする?他科とのコミュニケーションガイド
No.4 特集/婦人科腹腔鏡下手術TLH/LM/LCの基本とコツ
No.3 特集/新型コロナウイルス感染症が産婦人科診療に与えた影響
No.2 特集/早産と妊娠高血圧腎症:病因・病態生理−私はこうみる
No.1 特集/外陰疾患 AtoZ
2021年 Vol.88
No.12 特集/少子化時代における就労女性の不妊治療
No.11 特集/変わる婦人科がん薬物治療
No.10 特集/帝王切開−明日からできる工夫と留意点−
No.9 特集/骨盤臓器脱(POP)のすべて−診断と治療の最前線
No.8 特集/卵巣 Up to Date
No.7 特集/婦人科がん機能温存治療のすべて
No.6 特集/OC・LEPガイドライン2020年度版を読み解く
No.5 特集/胎児モニタリング with Corona
No.増刊号 特集/画像!−エキスパート直伝 産婦人科画像診断−
No.4 特集/産婦人科医も知っておきたい歯科の知識
No.3 特集/QOLを考える
No.2 特集/これでわかる 婦人科稀少腫瘍
No.1 特集/最新産婦人科遺伝診療ABC
2020年 Vol.87
No.8 特集/プレコンセプションケアってなに?