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小児科診療

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2012年 Vol.75 No.増刊号 2012-04-12

小児の診療手技100

定価:本体8,800円+税

冊 

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掲載論文

序 文  /関口進一郎


A.救 命
1 小児の心肺蘇生   /清水直樹
2 乳児の心肺蘇生   /清水直樹
3 用手的気道確保,バッグマスク換気法   /岡田 広・他
4 自動体外式除細動器(AED),同期下カルディオバージョン   /斉藤剛克
5 気道異物の除去   /高林見和・他
6 外傷の小児に対する一次救命処置   /林 卓郎・他
7 溺水の小児に対する一次救命処置   /南野初香・他
8 救急搬送   /伊藤友弥・他


B.呼吸器
9 酸素投与法   /伊藤英介・他
10 吸入療法   /唐木克二
11 呼吸理学療法   /木原秀樹
12 吸 引   /藤浪綾子・他
13 気管切開の管理   /長井今日子
14 人工呼吸法   /植田育也
15 非侵襲的陽圧換気法(NPPV)   /土畠智幸
16 人工呼吸器からの離脱と抜管   /松本正太朗・他


C.麻酔・集中治療
17 エアウェイの挿入   /新津麻子・他
18 気管挿管   /境野高資
19 NO吸入療法   /前場進治・他
20 体外膜型人工肺(ECMO)   /宮原瑤子
21 腹膜透析(CAPD)   /山田拓司
22 血液浄化療法   /柳元孝介・他
23 処置や検査の際の鎮静   /赤坂紀幸
24 小児の疼痛管理   /宮澤典子


D.採血・血管確保
25 採血法   /磯村直子
26 末梢静脈路確保   /磯村直子
27 骨髄針による輸液路確保   /岡本吉生
28 静脈切開   /河内貞貴
29 中心静脈ライン留置   /大網毅彦・他
30 中心静脈カテーテルの管理   /秋山 類・他
31 動脈内カテーテル留置   /伊藤怜司


E.注 射
32 皮内注射法   /木実谷貴久
33 皮下注射法   /木実谷貴久
34 筋肉内注射法   /木実谷貴久
35 ツベルクリン反応   /木実谷貴久
36 BCG接種法   /木実谷貴久


F.穿 刺
37 脳室穿刺,硬膜下穿刺   /井原 哲
38 腰椎穿刺   /木実谷貴久
39 骨髄穿刺   /堂野純孝
40 胸腔穿刺,胸腔ドレナージ   /佐藤かおり・他
41 心嚢穿刺   /松井彦郎
42 腹腔穿刺   /渡邉佳子・他
43 膀胱穿刺   /池宮城雅子


G.検 査
44 血液培養   /清水博之・他
45 尿培養   /阿部克昭
46 髄液培養   /石井 円
47 細菌塗抹染色,鏡検   /石川信泰
48 血液塗抹標本の作りかた,染色,鏡検   /日野もえ子
49 血液型検査,不規則抗体スクリーニング,交差適合試験   /加藤陽子・他
50 皮膚テスト,スクラッチテスト   /楠目和代
51 アレルゲン経口負荷試験   /佐藤さくら
52 内分泌負荷試験の基本   /鈴木潤一
53 上部・下部消化管造影   /宮崎 治
54 排尿時膀胱尿道造影   /鈴木光一・他
55 静脈性腎盂造影   /木全貴久
56 利尿レノグラフィ   /木全貴久
57 シンチグラフィ   /池田亜希


H.生 検
58 筋生検   /小牧宏文
59 末梢神経生検   /小牧宏文
60 肝生検   /村上 潤・他
61 腎生検   /島 友子・他
62 皮膚生検   /野﨑 誠・他


I.血液・神経・尿路
63 輸 血   /植木英亮
64 脳室腹腔シャントの管理   /井原 哲
65 腎瘻の管理   /鈴木光一・他
66 尿道カテーテル留置   /和田直樹
67 包茎嵌頓の整復   /和田直樹


J.消化器
68 鼠径ヘルニアの徒手整復法   /石川暢己
69 浣腸,高圧浣腸   /小笠原有紀
70 腸重積の整復術(超音波ガイド下)   /内田正志
71 腸重積の整復術(X線透視下)   /小笠原有紀
72 経鼻胃管・経腸栄養チューブ,イレウスチューブの留置と管理   /田附裕子・他
73 胃瘻の管理   /田附裕子・他
74 人工肛門(ストーマ)の管理   /石丸由紀・他 


K.救 急
75 消化管異物の除去   /浮山越史
76 急性中毒に対する消化管除染   /金子忠弘・他
77 肘内障の整復法   /森田光明
78 骨折・脱臼時の応急処置   /和田麻由子
79 熱傷の治療   /松島知秀
80 消毒,局所麻酔法   /小林久美子
81 創傷処置,閉鎖縫合   /山本真弓・他
82皮下膿瘍の切開排膿   /山本真弓・他
83耳垢の除去,耳内・鼻内異物への対応   /工藤典代


L.新生児
84分娩室での蘇生法   /島袋林秀
85新生児の搬送   /川戸 仁
86新生児の気管挿管   /上田晶代・他
87新生児の末梢静脈ライン確保   /加藤丈典
88新生児の採血法   /加藤丈典
89PIカテーテル   /相澤まどか
90新生児の動脈カテーテル留置   /塩見 梢・他
91臍動静脈カテーテル留置   /林 耕平
92肺サーファクタントの投与方法   /倉辻 言・他
93経鼻持続陽圧呼吸法(nasal-DPAP)   /鈴木 悟
94間欠的強制換気法(IMV)   /藤永英志
95高頻度振動換気(HFO)   /中村友彦
96光線療法   /李 容桂
97交換輸血   /神農英雄
98臍肉芽腫の処置   /葛西健郎
99Apt試験   /沢田 健・他
100マイクロバブル試験   /内山 温

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ねらい

関口進一郎 慶應義塾大学医学部小児科


 自転車に乗れるようになるのに「自転車の乗りかた」の説明書は必要ではない.自転車の構造や仕組み,各部位の名称など知らなくても,何度も練習すればたいてい乗れるようになる.それは自転車の構造が比較的単純であり,操作が簡単だからである.では,自転車のかわりに自動車だったらどうか.自動車は,自転車に比べるとはるかに複雑な構造をしており,操作の手順も複雑である.見よう見まねで運転できるようにはなるかもしれないが,説明書なしでは容易なことではないだろう.自動車の運転ではなく飛行機の操縦だったらどうか.さらに,自転車や自動車の乗りかた,飛行機の操縦を教える立場になるとどうか.説明書の必要性が増してくるのではないだろうか.たとえ単純な技能であっても,それを人に教えようとするときには,文章や図の説明があったほうが便利にちがいない.
 採血や注射の技能は,本を読んで身につくものではない.それらは比較的単純な技能であり,頻度が高い.毎日自転車に乗っていれば,だんだん運転がうまくなるのと同じように,日々採血や注射を行っていくにつれて技が磨かれていく.この段階まで,つまり個人的に技能を身につけるまでは,あまり解説を必要としないかもしれない.ひとりで自転車に乗っているうちは説明書はいらないのと同じだ.ところが,自転車の乗りかたを人に教えなければならなくなると,説明書が欲しくなる.臨床経験を積み,後輩に採血や注射を教える段になると,それまで半ば自動的に行っていた手技,その一挙一動を言葉に表現して伝えなければならないことに気づく.そこで,解説があるとよいということになる.
 次に胸腔穿刺を例にあげてみよう.これは採血や注射に比べて経験することが少ない.採血や注射を自転車の運転にたとえるならば,胸腔穿刺は飛行機の操縦のようなものだ.手技は複雑で,患者への侵襲性が高い.安全,確実に穿刺するためには周到な準備が必要である.まず書籍で準備物品や手順を学習したうえで上級医の穿刺を見学する.次にシミュレーション機器を用いて模擬実習をする.そしてようやく上級医の指導下で胸腔穿刺を行う.こうした段階をふんで技能を身につけていくのが理想的である.しかし,緊張性気胸の場合は一刻を争う.夜間や休日で上級医がいないが,ただちに胸腔穿刺しなければ患者の命にかかわる状況におかれることがある.そんなときに診療手技の解説書が病棟にあれば,物品や手順を確認しながら処置を進めることができる.
 このように診療手技の解説が必要であるのは,手技の複雑さや難易度によらない.自転車の乗りかたが説明しづらいように,診療手技を言葉で表現することはむずかしい.表現を工夫したり,図表や写真を駆使したりして,わかりやすい解説をご執筆くださった先生がたに感謝申し上げたい.各人の診療技能向上のため,また学生や研修医の教育のために本特集を活用していただければ幸いである.

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