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2014年 Vol.77 No.1 2013-12-12

災害医学とpreparedness-子どもたちを護るために

定価:本体2,600円+税

冊 

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掲載論文

序 文   /清水直樹
 
Ⅰ 災害の中の子どもたち
災害への備え,preparednessは十分か?   /米倉竹夫・他
3.11-その時,小児科医として何ができたか,何をすべきか?   /渕向 透
災害の中の子どもたちとニーズの探索   /井上信明
 
Ⅱ 災害発生直後の対応課題
Disaster Medical Assistance Team(DMAT)   /小井土雄一・他
災害域外への広域医療搬送   /六車 崇・他
多重小児重症患者発生時の対応   /齊藤 修・他
病院施設機能維持と情報管制   /松本正太朗・他
 
Ⅲ 災害直後を過ぎて顕在化してくる課題
先天代謝異常症患者のミルクとその備蓄   /坂本 修
食物アレルギー患者のミルクと食料の備蓄   /三浦克志・他
小児科薬剤と備蓄   /長谷川祐一・他
在宅医療デバイス依存(在宅人工呼吸など)の子どもたち   /渡部誠一
災害時の周産期・新生児医療の対応   /中村友彦・他
 
Ⅳ 災害後の慢性期にかかる対応課題
災害時における子どもの心のケア1-現地の視点から   /前多治雄
災害時における子どもの心のケア2-支援者の立場から   /菊地祐子
被災家族と子どもたちを感染症から護る-極限状況でも稼働する感染制御システムをめざして   /岩田欧介・他
災害復興と母子保健:乳児健診・ワクチンを中心に-いわき市の経験から   /新家利一
東日本大震災,巨大津波,原子力災害を受けた福島県の子どもたちを護るために   /細矢光亮
 
Ⅴ 災害への備え-preparednessへ向けて
preparedness-災害前に準備できること   /鶴和美穂
北米における小児災害医療の最新情報と海外からの提言   /島袋 梢

論 説 一杯の水   /石和田稔彦
症例報告 抗polyribosylribitol phosphate抗体測定が診断に有用であったHaemophilus influenzae type bによる急性喉頭蓋炎の2例   /渡部 達・他

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ねらい

災害医学とpreparedness-子どもたちを護るために

清水直樹 東京都立小児総合医療センター救命・集中治療部集中治療科

 これまで,小児科医・一般小児医家にとって,災害医療・災害医学は遠い存在であった.
 しかし,2011年3月11日の東日本大震災(3.11)においては,小児医療系の各学術団体も活動を行い,小児災害医学が発露したともいえる.しかしながら,次なる大災害の想定に対し,小児医療体制の将来への備えは,いまだに万全ではない.一般小児医家として,あるいは病院勤務の小児科医として,今,何を考え将来に備えるべきか(preparedness),子どもたちが災害弱者といわれる所以,子どもたちのニーズの発見,小児医療従事者としてどのような心構えと準備が必要か,災害前から発生後の時相ごとに解説していただいた.
 「Ⅰ.災害の中の子どもたち」では,日本小児救急医学会災害医療委員会委員である近畿大学医学部奈良病院小児外科の米倉竹夫先生にご執筆をお願いし,小児災害医療総論を論じていただいた.続く「Ⅱ.災害発生直後の対応課題」では,国立病院機構災害医療センター臨床研究部の小井土雄一先生によるDisaster Medical Assistance Team(DMAT)の話題からはじまり,広域医療搬送,多重小児重症患者発生時対応,病院施設機能維持や情報管制など,いわゆる急性期災害医療の体制について簡明に解説いただいた.小児科医・一般小児医家として,これらに直接関与することはなくとも,そうした枠組みの中で活動・診療することになる可能性を勘案し,有事の体制についての概観をもっておくことは重要であろう.
 「Ⅲ.災害直後を過ぎて顕在化してくる課題」では,3.11において実際に問題となった各種特殊ミルクや小児用薬剤の有事をふまえた備蓄と供給体制,在宅人工呼吸器を筆頭とする在宅医療デバイス依存の子どもたちの有事対応につき解説いただいた.また,新生児関連諸学会はいち早く災害時対応指針を発表しており,周産期・新生児災害医療の項を設けて解説いただいた.また,「Ⅳ.災害後の慢性期にかかる対応課題」では,小児精神医学的観点,公衆衛生学的観点,さらには放射線災害の観点も含めた解説をいただいている.
 最後に,「Ⅴ.災害への備え-preparednessへ向けて」では,国立病院機構災害医療センター臨床研究部で小児災害医療の研究に従事されている鶴和美穂先生を,また,3.11においては米国から複数回にわたって支援にご来日くださったロマリンダ大学の島袋 梢先生にご執筆をお願いして,小児災害医療の将来像について論じていただいた.
 以上,3.11における経験の記述に終らず,その経験をふまえた将来への提言となりうる特集をめざした.災害弱者である子どもたちを護るために,われわれ小児科医にできることは何か,本特集が読者の先生方のご参考に少しでもなれば幸いである.
 執筆者の先生方,ともに特集の企画に携わってもらった齊藤 修先生にあらためて感謝申し上げるとともに,編集部の皆様にも御礼申し上げたい.

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