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小児科診療

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2015年 Vol.78 No.8 2015-07-13

小児リウマチ性疾患の最新治療

定価:本体2,600円+税

冊 

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掲載論文

序 文  /森 雅亮
 
Ⅰ 小児リウマチ性疾患総論
小児リウマチ性疾患の治療の変遷  /横田俊平
新しい小児慢性特定疾病治療研究事業における小児リウマチ性疾患  /武井修治
小児リウマチ性疾患の登録制度  /山口賢一・他
成人への移行期医療の現状と問題点  /宮前多佳子
アジアにおける小児リウマチ性疾患の現状  /藤川 敏

Ⅱ 若年性特発性関節炎
JIAの治療総論  /岡本奈美
全身型JIAの初期診療  /梅林宏明
難治性全身型JIAの治療:生物学的製剤を中心に  /岩田直美
マクロファージ活性化症候群の治療  /清水正樹
関節炎型JIAの初期診療  /久保田知洋
難治性関節型JIAの治療:生物学的製剤を中心に  /野澤 智
ぶどう膜炎の治療  /安村純子

Ⅲ その他の膠原病
全身性エリテマトーデスの治療総論  /今川智之
全身性エリテマトーデスの新しい治療法:MMFの位置づけ  /木澤敏毅・他
若年性皮膚筋炎  /小林一郎
若年性皮膚筋炎における間質性肺病変  /小林法元
小児期のSjögren症候群の診断と治療  /冨板美奈子

論 説 生殖補助医療の行末  /松尾宣武

原 著 小児期発症慢性甲状腺炎26例の臨床的検討  /久保俊英・他

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ねらい

森 雅亮  /‌横浜市立大学附属市民総合医療センター小児総合医療センター

 小児期のリウマチ・膠原病は,現代でも不治の病とされ,①発病の機構が明らかでない,②治療方法が未確立,③希少な疾病,④長期の療養が必要,という4要素を満たす難病である.リウマチ・膠原病の病態は自己炎症・自己免疫を基盤とする全身性炎症性疾患で,炎症学,リウマチ学の著しい進歩に支えられ診断技術,治療薬・治療法は目覚ましく進歩した.すなわち,炎症病態は早期診断・早期治療介入の原則さえ貫けば臓器障害を成人期までもち越すことなく,良好な予後を期待できる.しかし,小児リウマチ専門医はいまだ全国で70余人と寡少で,医療の集約化が果たされていない現在,治療の進歩に普及が遅れ,難治性病態に陥った子どもたちはしばしば窮地に立たされている.標準的な診断・治療ガイドラインが存在しないために,依然として大量ステロイド薬長期投与等不適切な治療が行われ,積極的な抗炎症治療,免疫抑制療法が導入されていない地域も少なからず存在している.
 加えて,個々のリウマチ・膠原病疾患には命にかかわる,あるいは日常生活を大きく障害する難治性病態が存在する.若年性特発性関節炎(JIA)のマクロファージ活性化症候群,全身性エリテマトーデス(SLE)の中枢神経ループス,若年性皮膚筋炎(JDM)の急速進行性間質性肺炎,Sjögren症候群(SS)の慢性疲労および腺外臓器障害等でそれに該当するが,その難治性病態を早期に規定する重症度分類もいまだ策定されていない.
 本特集では,小児リウマチ診療の最前線に立って日夜活躍している小児リウマチ専門の諸先生方に,わかりやすくupdateをご解説いただいた.まず,小児科の一般臨床医および研修医を対象に,まず「小児リウマチ性疾患総論」として,小児リウマチ性疾患を取り巻く最近の重要トピックス(治療の変遷,新規小児慢性特定疾病制度における概要,登録制度,成人への移行期治療の現状と問題点,アジアにおける現状)にスポットをあてて,本分野の現状での問題点と今後の展望についても紹介していただいた.続いて,小児リウマチ性疾患の中で罹患率の高い「若年性特発性関節炎(JIA)」を取り上げ,本年,日本リウマチ学会小児リウマチ調査検討小委員会で作成した「診断の手引き 2015年改訂版」に包含される内容に関して,従来の手引き(2007年度版)との変更点を含め比較言及していただき,治療チャートも駆使してわかりやすい説明をお願いした.また,「その他の膠原病」として頻度の高い疾患,全身性エリテマトーデス(SLE),若年性皮膚筋炎(JDM),Sjögren症候群(SS)についても診断法にもふれて,具体的な治療法を概説していただいた.
 今回の特集を通じて,読者の皆さんが小児リウマチ性疾患診療の実際に理解を深めていただき,現在そして将来,取り組まなければならない問題点が何か,それらを解決するためにはどのような方策を講じていく必要があるか,お考えいただく一助になれば光栄である.

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2017年 Vol.80
No.9 特集/症例から学ぶ感染症診療のコツ最新号
No.8 特集/新しいガイドラインに基づいた最新の夜尿症診療
No.7 特集/新・発達障害支援~小児科医へのメッセージ
No.6 特集/そうだったのか! 今すぐ役立つ小児内分泌のコツ
No.5 特集/研修医が知っておくべき境界領域疾患
No.増刊号 特集/小児科ケースカンファレンス
No.4 特集/今ここでステロイドを再考する
-common diseaseから専門領域まで-
No.3 特集/乳幼児期発症神経疾患のファーストタッチから専門診療へ
No.2 特集/抗菌薬療法UP-TO-DATE
No.1 特集/小児循環器のファーストタッチから専門診療へ
2016年 Vol.79
No.12 特集/先天異常症候群の新しい展開
No.11 特集/特大号/学校保健パーフェクトガイド
No.10 特集/日本発アレルギー研究最新情報
No.9 特集/ベテラン小児科医が伝授する入院管理・診療のコツ
No.8 特集/小児救急で求められる単純X線写真
No.7 特集/小児循環器治療の最前線-クスリとデバイス
No.6 特集/先天代謝異常症-エキスパートによる最新情報-
No.増刊号 特集/小児の症候群
No.5 特集/研修医のための乳幼児健診のすすめ
No.4 特集/これからどうなる!? 日本の予防接種
No.3 特集/症例から学ぶ小児心身症
No.2 特集/小児在宅医療のエッセンス
-必要な知識・技術から緩和ケアまで-
No.1 特集/子どもの外傷~小児科医でもできること,
小児科医だからこそできること~
2015年 Vol.78
No.12 特集/小児血液・腫瘍性疾患の診断と治療のトピックス
No.11 特集/特大号/見てわかる小児の皮膚疾患
No.10 特集/より良いプライマリ・ケアのための最新「かぜ」情報
No.9 特集/実地臨床に役立つ食物アレルギーの最新情報
No.8 特集/小児リウマチ性疾患の最新治療
No.7 特集/小児呼吸器疾患をあなどるな!
No.6 特集/小児の輸液・栄養管理の基礎と実践
No.5 特集/よくわかる 小児感染症の基礎知識
No.増刊号 特集/疾患からみる画像診断の進め方・読み方
No.4 特集/日常診療で役立つ小児整形外科の知識
No.3 特集/症例から学ぶ川崎病の診断・治療・管理のエッセンス
No.2 特集/けいれん性疾患の最新の治療
No.1 特集/新生児室のルーチンとトピックス
2014年 Vol.77
No.12 特集/発達障害の臨床-子どもの心の診療として
No.11 特集/特大号/保護者への説明マニュアル
No.10 特集/アレルギー疾患におけるアレルゲン再考
No.9 特集/知っておきたい小児保健のエッセンス
No.8 特集/日常診療に活かす小児の漢方
No.7 特集/小児科医の疑問に答える-耳鼻咽喉科の知識
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No.5 特集/若手小児科医のための臨床研究入門
No.増刊号 特集/小児の治療指針
No.4 特集/感染症ケースカンファレンス
No.3 特集/一般小児科医のための新生児対応パーフェクトガイド
No.2 特集/ベテラン小児科医が伝授する外来診療のコツ
No.1 特集/災害医学とpreparedness-子どもたちを護るために
2013年 Vol.76
No.11 特集/特大号/わかる心電図-病態に迫る判読のコツ
No.増刊号 特集/理解して出そう小児の検査―オーダー・手技・解釈
2012年 Vol.75
No.増刊号 特集/小児の診療手技100
2011年 Vol.74
No.増刊号 特集/子どもの臨床検査―症候から診断・治療へ
2008年 Vol.71
No.増刊号 特集/増刊号/目で見る最新の超音波診断
2007年 Vol.70
No.増刊号 特集/増刊号/症候からみた小児の診断学