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小児科診療

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2017年 Vol.80 No.3 2017-02-10

乳幼児期発症神経疾患のファーストタッチから専門診療へ

定価:本体2,700円+税

冊 

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掲載論文

序 文  /三牧正和

Ⅰ.主要神経症候に対するファーストタッチ
乳幼児期に発症する意識障害,けいれん  /菊池健二郎
1歳代までに気づかれる知的発達の異常  /寺嶋 宙
2歳以後就学前に気づかれる知的発達の異常  /高橋 寛
乳幼児期に気づかれる運動発達の異常  /須藤 章
乳幼児期に急性・亜急性に発症する運動障害  /星野英紀

Ⅱ.主要疾患に対する専門診療―一般小児科医が知っておきたいこと
乳幼児期の発作性疾患  /山中 岳
中枢神経感染症,免疫性疾患-急性疾患を中心に  /高嶋裕美子・他
中枢神経感染症,免疫性疾患-亜急性・慢性疾患を中心に  /佐久間 啓
先天異常(染色体異常,神経皮膚症候群)  /佐藤敦志
中枢神経奇形  /阿部裕一
先天代謝異常と神経変性疾患  /月田貴和子・他
筋疾患  /石山昭彦
末梢神経障害,脊髄性筋萎縮症  /藤井克則
不随意運動  /井手秀平
脳血管障害  /渡辺陽和・他
脳性麻痺  /長澤哲郎
発達障害  /長瀬美香

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ねらい

三牧正和  /帝京大学医学部小児科

 小児科医は子どもの成長・発達を見守る「子どもの総合医」であることが求められています.なかでも,発達過程にある小児の特殊性から,小児神経疾患をみる“目”は小児科医の専門分野にかかわらず要求されます.また,意識障害やけいれん等を主訴とする神経疾患に遭遇する頻度の高い小児救急の現場でも,最前線に立つ一般小児科医には適切な対応が求められます.ファーストタッチの診療を担うクリニック,病院小児科の一般外来や小児病院の総合診療部門,あるいは乳幼児健診を担う医師にとって,小児神経疾患についての正しい知識に基づく初期対応を行い,専門的介入の必要性を的確に判断することは非常に大切です.そこで本号では,本年(80巻)1号の小児循環器疾患に引き続き「ファーストタッチから専門診療へ」と題し,小児神経疾患を取り上げて特集を組みました.今回は,小児が劇的に発達する時期,かつ発作性疾患が好発する時期である乳幼児期の神経疾患に対象を絞って企画しました.臨床現場で役立つものとなるように,現在まさに小児神経の診断・治療の最前線に立って活躍する先生方に執筆をお願いしました.
 第Ⅰ章は主要神経症候に対するファーストタッチと題し,どのような場合に専門医に紹介すべきか,紹介前に何をすべきか,わかりやすく執筆いただきました.特に,緊急性を要する意識障害やけいれん,運動障害については,時機を逸することなく専門医に紹介するためのポイントについて説明していただきました.また,発達の異常を主訴に一般外来を受診した際の乳幼児をみる際の着眼点,あるいは健診で発達の問題を見落とさないための診察法や留意点についても解説をお願いしました.発達の遅れの原因は多様で全体像が捉えにくいと感じられる先生方も多いかもしれません.しかし,執筆者のメッセージに目を通していただくと,ていねいな病歴聴取や系統立った診察により,目の前の子どもたちにまず何をすべきかがみえてくることがご理解いただけると思います.
 第Ⅱ章は主要疾患の各論で構成されています.紹介を受けた専門医がどのような手順で患者さんを診断し,いかに対応しているかにつき,ファーストタッチを担う一般小児科医の先生方に向けてまとめていただきました.小児神経疾患はその数の多さゆえにすべてに習熟するのは容易ではありませんが,おもな疾患について専門診療をある程度理解することで,疾患を想起しながらアプローチすることが可能となると期待します.日々の専門診療を担う先生方による実践的な内容になっていますので,小児神経を専門とする先生方にも役立つ情報が多く含まれています.
 本特集が患者さんを最初に診察される一般小児科医の先生方と,その次のステップを託される小児神経科医の架け橋となり,より円滑に連携した小児神経診療の実現に少しでも役立つものになれば幸いです.

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2017年 Vol.80
No.9 特集/症例から学ぶ感染症診療のコツ最新号
No.8 特集/新しいガイドラインに基づいた最新の夜尿症診療
No.7 特集/新・発達障害支援~小児科医へのメッセージ
No.6 特集/そうだったのか! 今すぐ役立つ小児内分泌のコツ
No.5 特集/研修医が知っておくべき境界領域疾患
No.増刊号 特集/小児科ケースカンファレンス
No.4 特集/今ここでステロイドを再考する
-common diseaseから専門領域まで-
No.3 特集/乳幼児期発症神経疾患のファーストタッチから専門診療へ
No.2 特集/抗菌薬療法UP-TO-DATE
No.1 特集/小児循環器のファーストタッチから専門診療へ
2016年 Vol.79
No.12 特集/先天異常症候群の新しい展開
No.11 特集/特大号/学校保健パーフェクトガイド
No.10 特集/日本発アレルギー研究最新情報
No.9 特集/ベテラン小児科医が伝授する入院管理・診療のコツ
No.8 特集/小児救急で求められる単純X線写真
No.7 特集/小児循環器治療の最前線-クスリとデバイス
No.6 特集/先天代謝異常症-エキスパートによる最新情報-
No.増刊号 特集/小児の症候群
No.5 特集/研修医のための乳幼児健診のすすめ
No.4 特集/これからどうなる!? 日本の予防接種
No.3 特集/症例から学ぶ小児心身症
No.2 特集/小児在宅医療のエッセンス
-必要な知識・技術から緩和ケアまで-
No.1 特集/子どもの外傷~小児科医でもできること,
小児科医だからこそできること~
2015年 Vol.78
No.12 特集/小児血液・腫瘍性疾患の診断と治療のトピックス
No.11 特集/特大号/見てわかる小児の皮膚疾患
No.10 特集/より良いプライマリ・ケアのための最新「かぜ」情報
No.9 特集/実地臨床に役立つ食物アレルギーの最新情報
No.8 特集/小児リウマチ性疾患の最新治療
No.7 特集/小児呼吸器疾患をあなどるな!
No.6 特集/小児の輸液・栄養管理の基礎と実践
No.5 特集/よくわかる 小児感染症の基礎知識
No.増刊号 特集/疾患からみる画像診断の進め方・読み方
No.4 特集/日常診療で役立つ小児整形外科の知識
No.3 特集/症例から学ぶ川崎病の診断・治療・管理のエッセンス
No.2 特集/けいれん性疾患の最新の治療
No.1 特集/新生児室のルーチンとトピックス
2014年 Vol.77
No.12 特集/発達障害の臨床-子どもの心の診療として
No.11 特集/特大号/保護者への説明マニュアル
No.10 特集/アレルギー疾患におけるアレルゲン再考
No.9 特集/知っておきたい小児保健のエッセンス
No.8 特集/日常診療に活かす小児の漢方
No.7 特集/小児科医の疑問に答える-耳鼻咽喉科の知識
No.6 特集/日常診療で遭遇する小児腎泌尿器疾患とトピックス
No.5 特集/若手小児科医のための臨床研究入門
No.増刊号 特集/小児の治療指針
No.4 特集/感染症ケースカンファレンス
No.3 特集/一般小児科医のための新生児対応パーフェクトガイド
No.2 特集/ベテラン小児科医が伝授する外来診療のコツ
No.1 特集/災害医学とpreparedness-子どもたちを護るために
2013年 Vol.76
No.11 特集/特大号/わかる心電図-病態に迫る判読のコツ
No.増刊号 特集/理解して出そう小児の検査―オーダー・手技・解釈
2012年 Vol.75
No.増刊号 特集/小児の診療手技100
2011年 Vol.74
No.増刊号 特集/子どもの臨床検査―症候から診断・治療へ
2008年 Vol.71
No.増刊号 特集/増刊号/目で見る最新の超音波診断
2007年 Vol.70
No.増刊号 特集/増刊号/症候からみた小児の診断学