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楽しくてためになる健康教室のつくり方②診断と治療社 | 書籍詳細:楽しくてためになる健康教室のつくり方②
コレステロールが下がる教室・実践編

国立病院機構京都医療センター予防医学研究部

坂根 直樹(さかね なおき) 監修

大阪府忠岡町福祉部福祉課保健センター係長

小路 浩子(しょうじ ひろこ) 著

初版 B5判 並製 116頁 2005年06月25日発行

ISBN9784787814555

定価:本体1,500円+税
  

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いかに動機付けを行い実行に移させるかのポイントを個別指導では なくチームビルディングによる集団指導の実践を通して科学的根拠 に基づいた自記式頁を駆使して教室運営を詳述。

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目次

監修のことば

はじめに

「コレステロールが下がる教室」に参加するための条件とは?

「コレステロールが下がる教室」にようこそ!

1.なるべく薬に頼らずにコレステロールを下げる5つの方法
《教室1回目》 〜今日からやる気になる1回目〜
 (1)あなたはポックリ型? それともジックリ型?
 (2)自分の高脂血症の位置を知ろう
 (3)コレステロールが高いということの意味は?
 (4)中性脂肪とコレステロールの関係は?
 (5)意外に多いカン違いメニュー
 (6)カン違いメニューに気づいて食生活を見直そう
 (7)普段の生活を再チェック!
 (8)本当に大切なことは目に見えない?
 (9)コレステロールを下げる5つの方法
 (10)健康づくり宣言書を書きましょう

2.コレステロールが下がる食事
《教室1回目》 〜脂肪とおやつのはなし〜
 (1)1回目のおさらい ○×クイズ
 (2)子どもの頃の食事を振り返ってみましょう
 (3)あぶらが増えた食生活
 (4)おやつを食べる機会が増えた
 (5)おやつのカロリーを知っておきましょう
 (6)実は食べすぎていた?!
 (7)つい食べすぎてしまうあなたのタイプは?
 (8)食べすぎないためにどうしたらいいの?
 (9)たくさん食べていいものもある
 (10)食事のまとめ〜復習クイズ〜

3.コレステロールが下がる運動
《教室3回目》 〜続けられる運動をしましょう〜
 (1)前回までのおさらい ○×クイズ
 (2)現代人は運動不足?
 (3)どんな運動がいいの?
 (4)コレステロールが下がる歩き方
 (5)「歩く」ことを続けるためにはどうしたらいいの?
 (6)「1万歩」歩いたらどれだけ食べられる?
 (7)「歩く」ことに関する質問に答えます
 (8)運動のまとめ〜復習クイズ〜

4.みんなどんなこと頑張ってるの?
《教室4回目》 〜教室に参加して変わったこと、頑張っていること〜
 (1)前回までのおさらい ○×クイズ
 (2)教室に参加して変わってきたことは何?
 (3)食事で工夫していること
 (4)運動を続けるために工夫していること
 (5)次の検査までにこれだけは頑張ろう!


5.大変よく頑張りました
《教室5回目》 〜自分をほめる最終回〜
 (1)これまでの頑張りを振り返りましょう
 (2)頑張り後のデータはどうなった?
 (3)頑張りを続けるにはどうしたらいい?

付録
 *「コレステロールが下がる教室」を地域や職場で実践するために
 * 体重日記  1日2回体重を計りましょう
 * 頑張り日記  毎日の頑張りをチェックしましょう
 * 東海道新幹線を歩こうグラフ  1日1万歩をめざそう!

おわりに

参考文献

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序文

監修のことば

 最近、テレビや雑誌などでも「血液サラサラ」などコレステロー
ルの話題が取り上げられることが多くなりました。高コレステロー
ル血症は基本健康診査での異常率も高く、平成13年厚生労働省国
民栄養調査結果では、50歳代女性の47.9%が総コレステロー
ル220mg/dl以上の高脂血症とされています。特に、若い世代の
コレステロールが上昇しています。脂肪からのエネルギー摂取割合
は、20〜30歳代男性と20〜40歳代女性で、適正比率である
25%を超えています。更年期の女性は健康に関心が深く、巷の
「血液がサラサラになる」などの誤った情報を鵜呑みにして実践さ
れている方もたくさんいます。地域や職域で企画される高脂血症教
室は一方的な情報提供型の教室が多く、テレビに比べるとつまらな
い講義内容だったりすることも多いようです。また、その効果も十
分に評価されていないのが現状なのだそうです。それでは、「楽し
くてためになる健康教室」を企画して、実践するにはどうしたらい
いのでしょうか。平成15年度に大阪府の忠岡町で「コレステロー
ルが下がる教室」を企画されたところ、予想以上の参加者があり、
成果も十分にあげることができました。担当していた保健師の小路
さんは、それまで地域に根ざした元気づくり活動や障害者対策など
の仕事を精力的にされてきましたが、病態別教室は今回がはじめて
だったそうです。個別指導では得られない、集団指導のよさ、励ま
し合いや競い合いなどチームビルディングが小路さんの手によって
上手に導き出されています。また、科学的な根拠に基づいた健康情
報を提供することも心がけておられたようです。途中で脱落される
人もほとんどおらず、楽しみながら参加されていたようです。これ
から、楽しくてためになる「コレステロールが下がる教室」を企画
する方には必読の本と考えます。

平成17年5月
坂根直樹



はじめに

 高脂血症の人が増えています。私が働く町でもここ数年の基本健
康診査の結果を見ると、健診受診者の半数以上が、高脂血症または
その疑いのある人となっています。特に50歳以上の女性ではその
割合は60%以上となります。その主な原因は、食生活の欧米化に
あるといわれていますが、運動不足や食べすぎも要因のひとつにな
っています。そして、50歳以上の女性は健康への関心が非常に高
く、ねたきりにならないために骨を丈夫にしたい、ビタミンやミネ
ラルをたっぷり補給したい、元気でいたい、という理由から「身体
にいいといわれる食品」を積極的に摂っている人がたくさんおられ
ます。実はその食品の摂りすぎが、高脂血症につながっている、と
いう皮肉な結果になっている場合が少なくありません。
 自分が良かれと思って続けている生活習慣のカン違いに気づき、
頑張ってみようかな、という関心を実行に移すことが、コレステロ
ールを下げる近道となります。まずは1歩踏み出すことが大切です。
この本は、私の町で行った「コレステロールが下がる教室」をベー
スにしています。この教室ではたくさんの頑張り体験と成功体験が
生まれました。高脂血症を改善したいと思っているあなたの1歩踏
み出すきっかけになれたら幸いです。

平成17年5月
小路浩子