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書籍詳細

メタボリックシンドロームディクショナリー診断と治療社 | 書籍詳細:メタボリックシンドロームディクショナリー
―健診・保健指導のための知っておきたいキーワード―

日本体育大学大学院健康科学・スポーツ医科学系

大野 誠(おおの まこと) 編集

あいち健康の森健康科学総合センター

津下 一代(つした かずよ) 編集

女子栄養大学栄養クリニック

蒲池 桂子(かまち けいこ) 編集

初版 B6変型 並製 352頁 2009年05月27日発行

ISBN9784787817105

定価:本体3,800円+税
  

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肥満・メタボリックシンドローム対策や特定健診・特定保健指導に関わる医師,看護師,栄養士,保健師,健保組合のために,知っておきたい129のキーワードについて各専門家がわかりやすく解説している.

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目次

はじめに iii
執筆者一覧 iv
目次 vi


Part 1 メタボリックシンドロームと診断基準

・疾患解説
メタボリックシンドローム/高血圧症/脂質異常症(高脂血症)/肥満症/糖尿病

・病態解説
内臓脂肪/アディポサイトカイン/アディポネクチン/レプチン/TNF-α/アンジオテンシノーゲン/レジスチン/PAI-1/インスリン抵抗性/遊離脂肪酸/脳血管障害/急性心筋梗塞/
動脈硬化性疾患/冠動脈疾患/耐糖能異常/心血管イベント/リポ蛋白代謝

・検査の評価
血圧/体重と身体組成/ウエスト周囲径(腹囲)/IDF国際基準との比較/体脂肪率(生体インピーダンス法)/HDLコレステロール/LDLコレステロール/中性脂肪(トリグリセリド)/ヘモグロビンA1c/空腹時血糖/腹部CT検査/脂肪肝

・その他
倹約遺伝子/喫煙とメタボリックシンドローム/飲酒とメタボリックシンドローム/睡眠時無呼吸症候群/外科的治療


Part 2 特定健診と特定保健指導

生活習慣病と健康日本21/特定健診と特定保健指導/特定健診の項目と階層化/情報提供/動機づけ支援/積極的支援/保健指導プログラムの流れ(運営・企画・実施・評価)/内臓脂肪を減らす保健指導のポイント(保健指導の内容)/行動変容(ステージモデル)/食行動アセスメント/セルフモニタリングとしての食事記録表/特定保健指導における禁煙支援/ストレスマネジメント/行動目標/初回面接/継続的支援/個別支援/グループ支援/通信を活用した支援/健康増進施設を活用した保健指導/産業保健と特定保健指導/ハイリスクアプローチとポピュレーションアプローチ/ソーシャルサポート/保健指導の評価/保健指導の技術の向上/アウトソーシング/カウンセリング/コーチング/ロールプレイング


Part3 特定保健指導のための基礎知識

・食事(栄養)
食事の機能性/食事摂取基準/1日のエネルギー消費量の求め方/炭水化物(糖質)/タンパク質/脂質/食物繊維/PFC比/消化と吸収/代謝/炭水化物の代謝(糖代謝)/脂質代謝/タンパク質代謝/ビタミン/ミネラル/水/抗酸化物質/代謝産物/食事療法の基本と実際/食品群の色々(3色食品群,糖尿病交換表,4群点数表)/食事指針の示すもの(食事バランスガイドの活用)/脂質異常症を是正する食事/減塩食(DASH食)/尿酸値を下げる食事/高血糖を是正する食事(食後高血糖を予防する食事)/アルコールの管理/食事記録のつけ方と分析/肥満になりやすい食生活パターン/早食い,どか食い,ながら食い/運動と食事の組み合わせ方/間食の取り方/中食・外食での食事の取り方/野菜を食べることのメリット/米を食べることのメリット/魚を食べることのメリット/体内時計(早寝早起き朝ごはん)/夜遅くの食事が太る理由/宅配治療食/サプリメント/保健機能食品制度/特別用途食品

・運動
身体活動/基礎代謝量/身体活動レベル/ウォーキング/ストレッチング/ストレングストレーニング/水中運動/運動負荷試験/最大酸素摂取量/エネルギー消費量/エネルギー代謝/健康づくりのための運動指針2006/身体活動強度(メッツ)/歩数調査/加速度計/変形性膝関節症/運動中の緊急事態への対処法


Part 4 小児・女性への予防的食教育
食育基本法/小児の肥満/女性とメタボリックシンドローム


資料
参照URL/日本人の食事摂取基準/主な食品のカロリー・塩分一覧

索引
編者紹介

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序文

はじめに

 1994年に肥満関連遺伝子としてのob遺伝子,その翌年にレプチンが発見されて,脂肪細胞に関する分子生物学(アディポサイエンス)は著しく進歩しました.医学や栄養学の常識は年々変化していますが,従来の常識を完全に覆して,脂肪組織は今や「生体最大の内分泌組織」として位置づけられ,しかも内臓脂肪蓄積に源流を発する「メタボリックシンドローム」の基盤には,脂肪細胞から分泌される多彩なサイトカイン(生理活性物質)と酸化ストレスが深く関わりあっていることが明らかになってきています.

 このような科学の進歩を背景に,メタボリックシンドロームの該当者・予備群に対する保健指導を徹底するために,平成20年4月より医療保険者において,内臓脂肪蓄積に着目した特定健康診査と特定保健指導の事業実施が義務づけられたことはよく知られています.このような時期に,本書はメタボリックシンドロームやその予備群の病態を正しく把握し,適切な保健指導を実施するにあたり,現場の第一線で活躍する方々が手軽に活用しうるディクショナリーとして,重要なキーワードをできるだけ簡潔かつ平易に解説することを念頭に企画されました.

 本書の編集には,津下一代先生(あいち健康の森健康科学総合センター),蒲池桂子先生(女子栄養大学栄養クリニック)にもご協力いただき,多方面の専門家から日常臨床ですぐに役立つポイントに的を絞って執筆いただくことができました.本書が,特定保健指導の現場の最前線で活躍される方々必携の辞典としてお役に立つことを心より祈念致しております.
 末筆ながら,本書の発刊にご尽力いただいた関係諸氏に深く感謝申し上げます.

 2009年5月
編者代表
大野 誠
(日本体育大学大学院 健康科学・スポーツ医科学系)