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診断と治療社 | 雑誌詳細:産科と婦人科

産科と婦人科

精選された情報満載読者各位にとって欠かすことができない情報をタイムリーに提供. 「生殖おもしろ話」・「外界事情」・「青い血のカルテ」・「産婦人科診療 私のコツ」など連載も充実.

抜群の読みやすさオール2色刷り.一目でキーポイントがわかるレイアウト.

充実したラインナップ日常診療の場で即役立つ「増刊号」を年各1冊発行.日進月歩で激変する医学界のキーワードを読み解き,読者各位の壮大な負託に応えるべく「産科と婦人科」は微力を注ぎます.

2018年 Vol.85 No.10 2018-09-19

よくわかる腫瘍随伴症候群

定価:本体2,800円+税

冊 
次号予告

2018年 Vol.85 No.11 2018年10月発売予定
特集/月経を診る―患者満足の外来診療のために


今後の特集(予定)

Vol.85 No.12 特集/思春期にまつわる最近の話題

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掲載論文

企画 渡部 洋

1.抗NMDAR脳炎 / 黒田 宙 
2.亜急性小脳変性症 / 岩佐和夫・他 
3.オプソクローヌス・ミオクローヌス症候群 / 松本英之 
4.ランバート・イートン筋無力症候群 / 中馬越清隆 
5.ニューロパチー / 小池春樹 
6.がん関連網膜症 / 井田洋輔・他 
7.Palmar fasciitis and polyarthritis syndrome / 佐田竜一 
8.悪性黒色表皮腫 / 片桐一元 
9.スウィート病 / 並木 剛 
10.皮膚筋炎 / 室 慶直 
11.ゾリンジャー・エリソン症候群 / 肱岡真之・他 
12.トルソー症候群 / 長谷川祐三・他 
13.抗リン脂質抗体症候群 / 小寺隆雄・他 
14.好酸球増多症 / 津田尚法・他 

連載
若手の最新研究紹介コーナー
Modulation of gene expression and physiological activity of skeletal muscles by estrogen in female mice
/ 長井咲樹 

来たれ!私たちの産婦人科 第22回
東京都立多摩総合医療センター 産婦人科 / 光山 聡 

Essay外界事情 
ハワイのホームレス / 矢沢珪二郎 

Quick Uptake
米国で広範囲にみられるHPV感染

Essay青い血のカルテ 
木曾義仲と乳兄弟のエキソソーム / 早川 智 

症例
全腹腔鏡下子宮全摘術後に発症した5 mmポートサイトヘルニアの1例 / 愛甲 碧・他 
小腸転移による穿孔を認めた子宮癌肉腫の1例 / 金川明功・他 
付属器腫瘍と誤認した腹膜偽粘液腫の1例 / 山田弘次・他 


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次号予告

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ねらい

 腫瘍随伴症候群(paraneoplastic syndrome)は腫瘍,とくに悪性腫瘍が存在することによって二次的に惹起される病態であり,発症にはホルモン,免疫反応,あるいはサイトカインなどが総合的に関与するとされている.近年の婦人科腫瘍領域では,本特集でも取り上げた抗NMDAR脳炎(anti-N-methyl-D-aspartate receptor encephalitis)に卵巣奇形腫が高率に合併する事実が報告され,大きな注目を浴びた結果,わが国においても数多くの症例報告が行われた.興味深いことに,以前映画で評判になった「悪魔憑き」は,首が360°以上容易に回転すること以外は抗NMDAR脳炎として説明可能な症状であるため,主人公の少女には卵巣奇形腫があったのではないかとも考えられているようである.
 本症候群は神経領域のみならず,皮膚,網膜,運動器,血液など多臓器において多彩な症状として発症し,さらに発症した疾患の精査から原発腫瘍が二次的に診断されることも多い.したがって,その診断と管理には,悪性腫瘍の存在を念頭においた細心の注意を払わねばならない.またこれらの疾患では,抗リン脂質抗体症候群のように生殖領域あるいは周産期領域の診療から,われわれ産婦人科医にとっても聞き慣れた疾患名がある一方で,多くの疾患は専門診療科では病態の略語や人名が冠された症候群として呼称されるため,疾患名自体が初耳で病態や管理に関する知識を全くもたないものが多いことも事実である.さらに近年の研究により,とくに腫瘍随伴神経症候群では多くの自己抗体が原因として同定されており,諸疾患の病態の解明および治療法についても飛躍的な進歩が認められている.
 そこで本号では,腫瘍随伴症候群のなかでとくに婦人科腫瘍に関連すると考えられる代表的な疾患を選択し,専門診療科の医師に産婦人科医を対象として病態ならびに管理に関する解説をいただく特集を企画した.解説をお願いした疾患は,前述した抗NMDAR脳炎をはじめとする神経系疾患,がん関連網膜症(cancer-associated retinopathy)といった眼科関連疾患,palmar fasciitis and polyarthritis syndromeなどの炎症性関節疾患,皮膚科関連疾患,血液疾患など,産婦人科医が日常診療において経験される可能性のある諸疾患を幅広く網羅した.
 本特集号が,読者の腫瘍随伴症候群に関する知識の習得および更新に寄与し,婦人科腫瘍の早期診断と効果的な管理に資することができれば幸甚である.

(東北医科薬科大学産婦人科 渡部 洋)

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当社発行の雑誌は発行から1年後に論文単位でPDFファイルの
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2018年 Vol.85
No.10 特集/よくわかる腫瘍随伴症候群最新号
No.9 特集/ここまで進んだ胎児治療
No.8 特集/感染症に強くなる
No.7 特集/産婦人科関連ホルモンの基礎を学びなおす
No.6 特集/婦人科医が注意すべき悪性腫瘍関連疾患
No.5 特集/エキスパートに聞く合併症妊娠のすべて
No.増刊号 特集/産婦人科関連 専門医・認定医ガイド
No.4 特集/女性アスリートのヘルスケア
No.3 特集/生殖医療−知っておきたい最新トピックス
No.2 特集/臨床スキルアップのために−画像診断・病
No.1 特集/胎児心臓をみる−診断から治療へ
2017年 Vol.84
No.12 特集/HRTガイドライン2017年度版 改訂の要点と
No.11 特集/子宮腺筋症と稀少部位子宮内膜症の最新の
No.10 特集/次世代への予防医療―DOHaDを活かす
No.9 特集/今日からできる最新の産婦人科ケア
No.8 特集/女性の将来の健康のために―疾患・病態相互
No.7 特集/産婦人科領域における難病を考える
No.6 特集/他科エキスパートが教える 婦人科医のため
No.5 特集/産科出血に立ち向かう―どこまでできる?
No.増刊号 特集/知らなきゃ困る 産婦人科小手術
No.4 特集/骨粗鬆症ベストプラクティス
No.3 特集/Non-ARTの不妊症診療
No.2 特集/ここが知りたい 産婦人科周術期管理
No.1 特集/産科領域における遺伝診療の最前線
2016年 Vol.83
No.12 特集/月経前症候群・月経前不快気分障害の最新知
No.11 特集/子宮筋腫の最前線
No.10 特集/産婦人科臨床研究最前線
No.9 特集/妊娠と感染症 ―外来で聞かれてどう説明す
No.8 特集/骨盤臓器脱と下部尿路機能障害Up to Date
No.7 特集/ART最前線
No.6 特集/婦人科がんの診断・治療の最適化を目指して
No.5 特集/不育症 Up to Date
No.増刊号 特集/産婦人科処方実践マニュアル
No.4 特集/中高年女性に多くみられる症候とその対策
No.3 特集/生殖医療における倫理的問題を考える
No.2 特集/OC/LEPガイドライン ポイントの解説
No.1 特集/婦人科がん治療の新機軸
2015年 Vol.82
No.12 特集/分娩管理の新機軸
No.11 特集/婦人科腹腔鏡手術の最前線
No.10 特集/婦人科悪性腫瘍治療に対するドラッグリポジショニ
No.9 特集/胎盤のバイオマーカー
No.8 特集/PIH既往女性の生活習慣病リスクとヘルスケア
No.7 特集/黄体ホルモンの基礎から臨床まで
No.6 特集/遺伝性乳癌卵巣癌のマネージメント
No.5 特集/無痛分娩Up to Date
No.増刊号 特集/よくわかる検査と診断
No.4 特集/OC・LEPの静脈血栓症リスク Q&A
No.3 特集/女性アスリートを診る−産婦人科的問題とそ
No.2 特集/血管新生を標的とした婦人科癌治療
No.1 特集/ワンランク上の妊婦健診
2014年 Vol.81
No.増刊号 特集/産婦人科手術 Up to Date
2013年 Vol.80
No.増刊号 特集/ホルモン療法実践マニュアル