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書籍詳細

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単純X線撮影必携診断と治療社 | 書籍詳細:単純X線撮影必携

熊本大学大学院生命科学研究部 放射線診断学分野 教授

山下 康行(やました やすゆき) 監修

熊本大学大学院生命科学研究部・医用理工学 教授

船間 芳憲(ふなま よしのり) 執筆者

熊本大学医学部附属病院・医療技術部・ 診療放射線技術部門

永末 望(ながすえ のぞむ) 執筆者

下之坊 俊明(しものぼう としあき) 執筆者

筧 清孝(かけい きよたか) 執筆者

清水 紀恵(しみず きえ) 執筆者

坂部 大介(さかべ だいすけ) 執筆者

初版 B6判 並製 152頁 2013年02月25日発行

ISBN9784787819949

定価:本体3,600円+税

今すぐに,要求された所見を正確に撮影しなければならない時のための実践的入門書.現在でも頻度の高いX線撮影法を厳選し収載した. “わかりやすさ”を前面に,簡潔な文章と撮影場面の写真で「見て楽しみながら」ポイントを理解する本.新シリーズでは,乳房撮影での頭尾方向(CC)や内外斜位方向(MLO)撮影を追加した.また,角度の設定が難しい膝関節側面,腰椎斜位撮影については,CTの三次元画像を用いて解説した.

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目次

1 頭部撮影法

2 脊椎撮影法

3 胸郭撮影法

4 骨盤撮影法

5 上肢撮影法

6 下肢撮影法

7 胸腹部撮影法

8 乳房撮影法

付録
索引

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序文

放射線領域に携わる学生や就職して経験の浅い方々より「撮影のための入門書はないですか」「実際の撮影現場で使える本はないですか」といった声がよく聞かれます。多くの成書は,各部位について詳細な説明が成されている反面,即実践での使用には疑問が残りがちです。こうした成書はじっくり読んで理解するためのものが一般的だからです。今すぐに,要求された所見を正確に撮影しなければならない時に,じっくり構えている余裕はありません。本書はこうした状況に備えるための実践的入門書として誕生しました。CTやMRIが普及するなかで,現在でも頻度の高いX線撮影法を厳選し収載しました。とにかく“わかりやすさ”を前面に,撮影過程の写真を多くとり入れつつ,文章は可能な限り砕いた表現としたうえで必要最小限に抑え,現場に携行できるようポケットサイズにまとめました。
従来の教科書では,管球と被写体との関係が記載されておらず,角度や距離などが理解しづらいことが筆者らの不満でした。本書では,【概観】で管球と被写体との関係を視覚的に理解できるようにしたほか,外眼角や口角などポイントとなる解剖学的用語を色文字で示し,文字と同じ色で写真上に印を付け,ひと目でわかるようにしました。縦クロスライン,横クロスラインなどの用語に使用する色も統一しました。【X線写真】では実際のX線画像によって撮影後のポイントを説明します。さらに【ドクターの目】と題し,各専門診療科の医師に診断上重要な画像のポイントをコメントして頂き,各撮影の目的や肝所を示してあります。
新シリーズの再出発にあたっては,乳房撮影での頭尾方向(CC)や内外斜位方向(MLO)撮影を追加しました。乳腺関連の専門書とは異なり,撮影テクニックに特化して構成しました。また,X線撮影の頻度が高く,角度の設定が難しい膝関節側面,腰椎斜位撮影については,角度の違いによる描出の違いをCTの三次元画像を用いて解説しました。
本書は読むというより,見て楽しみながらポイントを理解する本です。X線撮影法に初めて携わる方々が,「X線撮影は楽しい」と感じていただける一冊になればと期待しています。

2013年3月 船間 芳憲
執筆者を代表して