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書籍詳細

研修ノートシリーズ

麻酔科研修ノート 改訂第2版診断と治療社 | 書籍詳細:麻酔科研修ノート 改訂第2版

自治医科大学学長

永井良三(ながいりょうぞう) シリーズ総監修

順天堂大学教授

稲田英一(いなだえいいち) 責任編集

鹿児島大学教授

上村裕一(かんむらゆういち) 編集

金沢医科大学教授

土田英昭(つちだひであき) 編集

福島県立医科大学教授

村川雅洋(むらかわまさひろ) 編集

改訂第2版 A5判 2色 688頁 2014年05月15日発行

ISBN9784787820464

定価:本体7,200円+税
  

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麻酔科専門医を志す後期研修医・および指導医が主な読者対象.キーとなる麻酔手技,周術期合併症,危機管理,術式別麻酔ポイントなど,麻酔科医なら知っておきたい臨床現場のエッセンスを余すところなく収載.待望の改訂第2版.

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目次

第1章 基本事項
1 
麻酔科医の活動分野 増田純一
2 麻酔科関連の入会しておくべき学会 多田恵一
3 麻酔科標榜医,認定医,専門医について 槇田浩史,江花 泉
4 
専門医認定試験の概要:何のために,どのような試験が行われるか
 村川雅洋
5 麻酔科医の一生,ライフスタイル 古家 仁
6 家庭,子育ての両立 近江禎子
7 麻酔関連研究と方向性 廣田和美
8 麻酔科の診療報酬と麻酔管理料 岩瀬良範
9 
麻酔科におけるコミュニケーション 草間宣好,祖父江和哉
10 麻酔管理におけるdecision making 稲田英一
11 麻酔関連偶発症例調査 森松博史
12 医事紛争を避けるために 白石義人
13 医師賠償保険について 横田美幸,大島 勉,関 誠

第2章 術前回診と術前管理
1 
術前回診の基本とインフォームド・コンセント
 佐藤大三
2 麻酔リスクのスコア化 入田和男
3 注意すべき病歴と身体所見,必要検査 矢田部智昭,横山正尚
4 気道の評価 石川輝彦,磯野史朗
5 手術の中止・延期を考慮する場合 鈴木 明,佐藤重仁
6 前投薬のあり方 鈴木 明,佐藤重仁
7 術前使用薬 尾前 毅
8 肺血栓塞栓症の予防 井上莊一郎,瀬尾憲正
9 術前輸血準備 澤村成史
10 術前経口摂取と水分管理 福山達也,宮尾秀樹
11 ERAS protocol:術後回復力強化プロトコル 鈴木健雄
12 麻酔法の選択に対する考え方 佐多竹良

第3章 よくある術前合併症
1 高血圧 小林可奈子,田中 誠
2 心房細動 尾前 毅
3 ペースメーカー,ICD(植込み型除細動器)装着患者 宮部雅幸
4 
虚血性心疾患(狭心症,心筋梗塞) ─ 評価,リスク,治療,
周術期の対応 山浦 健,外 須美夫
5 冠動脈ステント挿入後 前田琢磨,大西佳彦
6 脳血管障害 位田みつる,川口昌彦
7 閉塞性動脈硬化症(ASO) 赤澤年正
8 気管支喘息 杉原世里,萩平 哲
9 肺気腫 五藤恵次
10 間質性肺炎 五藤恵次
11 糖尿病 恒吉勇男
12 腎不全,血液透析 内藤嘉之
13 睡眠時無呼吸症候群 木島理恵,磯野史朗
14 肝障害・肝硬変 森 敏洋,森本裕二
15 肥 満 森 敏洋,森本裕二
16 甲状腺機能異常 畠山 登
17 感染症 佐和貞治
18 心不全 石井久成

第4章 生理学的変化
1 新生児,乳児 上園晶一
2 高齢者 小倉 信
3 妊 婦 角倉弘行

第5章 手術室入室
1 麻酔器の始業点検 池野重雄,川真田樹人
2 患者の同定 大橋一郎,中塚秀輝
3 安全な麻酔のためのモニター指針 中馬理一郎
4 抜かりなく麻酔準備をする方法 稲田英一

第6章 モニタリング
1 パルスオキシメータ 中沢弘一
2 カプノメータ 中沢弘一
3 体 温 早瀬 知,山蔭道明
4 動脈カテーテル 池崎弘之
5 肺動脈カテーテル 安田智嗣,垣花泰之
6 筋弛緩モニター 安岡直子,鈴木孝浩
7 尿 量 平田一雄
8 心電図 平田一雄
9 経食道心エコー法 金 信秀
10 BIS(bispectral index) 長田 理
11 脊髄モニタリング 石井秀明,飛田俊幸

第7章 静脈路
1 静脈路確保のコツ 鈴木利保
2 静脈留置カテーテルの選択法 鈴木利保
3 中心静脈路の適応と禁忌 速水 元,小出康弘
4 中心静脈カテーテルの部位別挿入法 速水 元,小出康弘
5 輸液・輸血の加温法 早瀬 知,山蔭道明

第8章 体液管理
1 維持輸液 栗田昭英,山本 健
2 細胞外液輸液剤と投与量 飯島毅彦
3 中心静脈栄養における注意点 澤田麻衣子,橋本 悟
4 人工膠質液 鈴木俊成,宮尾秀樹
5 アルブミン溶液 飯島毅彦
6 赤血球輸血 入田和男
7 血小板濃厚液 香取信之
8 新鮮凍結血漿(FFP) 鈴木章悟,西脇公俊
9 自己血回収 大西佳彦

第9章 血液凝固管理
1 ヘパリン・低分子へパリン・ACT 松永 明
2 プロタミン 小田利通
3 へパリン起因性血小板減少症(HIT)への対応 前田琢磨,宮田茂樹

第10章 危機管理
1 低酸素症 中尾慎一
2 喉頭痙攣 前川信博
3 誤 嚥 水野 樹
4 気 胸 秋元 亮,川前金幸
5 出血性ショック,危機的出血 合谷木 徹
6 アナフィラキシー・ショック 加藤正人
7 低血圧 小川幸志
8 
低心拍出量症候群(大動脈内バルーンバンピング含む)
 山本俊介,野口隆之
9 

不整脈(心室細動・心室頻拍など/除細動含む)
 松本 悠,林 行雄
10 心停止(心静止,PEA,徐脈性不整脈) 本郷 卓,坂本篤裕
11 局所麻酔薬中毒 比嘉和夫
12 乏尿(鑑別診断,対応) 廣田和美,吉田 仁
13 高カリウム血症・低カリウム血症 五十洲 剛,村川雅洋
14 低カルシウム血症・高カルシウム血症 小田 裕
15 悪性高熱症 河本昌志
16 播種性血管内凝固症候群(DIC) 和田剛志

第11章 区域麻酔
1 脊髄くも膜下麻酔 長櫓 巧,関谷慶介
2 硬膜外麻酔(胸部,腰部,仙骨) 中島邦枝,齋藤 繁
3 超音波ガイド下神経ブロックの基本 森本康裕
4 腕神経叢ブロック 佐倉伸一
5 閉鎖神経ブロック 北山眞任,廣田和美
6 体幹・下肢の神経ブロック 佐藤祐子,小松 徹
7 小児の神経ブロック 山本信一
8 術中鎮静法 武田敏宏,白神豪太郎
9 局所麻酔薬浸潤・持続投与 堀田訓久

第12章 全身麻酔の導入
1 急速導入 稲垣喜三
2 迅速導入 足立健彦
3 吸入麻酔による導入(緩徐導入) 橋本 学,鈴木康之
4 意識下挿管 西川精宣

第13章 気道確保法
1 気管挿管:成人 古屋敦司,松川 隆
2 気管挿管:小児 木内恵子
3 気道確保困難な場合:マスク換気,挿管困難 水本一弘
4 ファイバースコープガイド下気管挿管 青山和義
5 
ラリンジアルマスクと声門上デバイス 浅井 隆
6 その他の挿管用デバイスと適応 平林由広

第14章 術中呼吸管理
1 
通常の症例 榎谷祐亮,藤野裕士
2 片肺換気 丸山一男
3 特殊な換気:高頻度換気(HFV) 渋谷伸子,山崎光章

第15章 全身麻酔の維持
1 吸入麻酔薬 加藤孝澄
2 全静脈麻酔(TIVA) 坪川恒久
3 筋弛緩とその評価 安岡直子,鈴木孝浩

第16章 麻酔からの覚醒
1 上手な覚醒のやり方 風間富栄
2 抗コリンエステラーゼ薬による筋弛緩の拮抗 安岡直子,鈴木孝浩
3 スガマデクスによる筋弛緩の拮抗 小竹良文
4 抜管の基準,手術室退出基準 藤原祥裕,小松 徹

第17章 術後早期の管理
1 術後回復室における管理と退室基準 貝沼関志
2 術後人工呼吸の適応(人工呼吸器含む) 杉本憲治,西脇公俊
3 術後鎮静 中村教人,森﨑 浩

第18章 麻酔合併症への対処
1 歯牙損傷 井上陽香,原 哲也
2 嗄 声 矢野倫太郎,原 哲也
3 神経障害:全身麻酔,区域麻酔,体位 今町憲貴,齊藤洋司
4 眼損傷・角膜損傷 奥田泰久,新井丈郎
5 悪心・嘔吐 斉川仁子,須加原一博
6 シバリング 西川俊昭
7 覚醒遅延・術中覚醒の鑑別診断 西川俊昭
8 麻薬と呼吸抑制 斉川仁子,須加原一博
9 輸血合併症 北口勝康

第19章 術後鎮痛法と鎮痛薬
1 痛みの評価 山口 忍,飯田宏樹
2 multimodal analgesia 萬 知子
3 自己調節鎮痛法 大原義隆,竹田 清
4 麻薬と拮抗性鎮痛薬 前田 薫,馬場 洋
5 非ステロイド性抗炎症薬:NSAIDs 山本達郎

第20章 術式別麻酔ポイント
1 脳腫瘍 宮田和人,内野博之
2 脳動脈瘤,くも膜下出血の麻酔 木村慶信,住田臣造
3 脳動静脈奇形(AVM) 片山勝之
4 awake craniotomyの麻酔 石田高志,川真田樹人
5 頚動脈手術,頭蓋外血管手術 松原珠美,肥川義雄
6 
CABG(人工心肺,人工心肺からの離脱法含む)
 瀬尾勝弘,和泉俊輔
7 OPCABの麻酔 稲冨佑弦,大西佳彦
8 大動脈弁置換術 池崎弘之
9 僧帽弁置換術,僧帽弁形成術 瀬尾勝弘,和泉俊輔
10 上行,弓部大動脈瘤手術(Bentall手術含む) 岡村健太,小出康弘
11 胸部下行,腹部大動脈瘤手術 垣花 学
12 
心房中隔欠損症(ASD),心室中隔欠損症(VSD)根治術
 岩崎達雄
13 Fallot四徴症(TOF)根治術 岩崎達雄
14 BT(Blalock-Taussig)シャント 何 廣臣
15 肺切除術 萩平 哲
16 気管形成術 石川晴士
17 胸腺摘出術  槇田浩史,伯水崇史
18 食道全摘術 山口敬介
19 肝切除術 福田和彦
20 広汎子宮全摘術(下腹部手術) 間嶋 望,南 敏明
21 腹部内視鏡外科の麻酔 土田英昭
22 帝王切開術 奥富俊之
23 婦人科腹腔鏡下,子宮鏡下手術 田中源重
24 新生児緊急手術 鈴木康之
25 小児ヘルニア手術,包茎手術 香川哲郎
26 股関節・膝関節置換術 加藤 実
27 頚椎,胸椎手術 脊戸山景子,松本美志也
28 腎摘出術,膀胱全摘術 沖田寿一,川口昌彦
29 褐色細胞腫に対する副腎手術 黒澤 伸
30 腎移植 永田博文,鈴木健二
31 
経尿道的膀胱腫瘍切除(TUR-Bt),経尿道的前立腺切除(TUR-P)
 奥田泰久,新井丈郎
32 ロボット支援手術(泌尿器) 栗山直英,西田 修
33 生体肝移植 瀬川 一
34 多発外傷 舘田武志,坂本三樹
35 気道内異物 川名 信
36 耳鼻科手術 箱崎貴大,村川雅洋
37 眼科手術 井谷 基,多田羅恒雄
38 検査の麻酔(MRI検査を含む) 今宿康彦,野坂修一

付 録
1 心血管作動薬の選択 内田 整
2 
薬物の特徴と投与法(麻酔薬・筋弛緩薬等,循環作動薬)
 次田佳代,関 久美子,重見研司

索 引

◆Column
麻酔科医の資質 増田純一
学会参加の意義 多田恵一
子育て中の女性医師の上司の先生方に 近江禎子
論文数の減少 廣田和美
パブリケーションバイアス 廣田和美
自己防衛 白石義人
「異状死≠異常死」について 横田美幸
評価があってこその管理 石川輝彦
産科麻酔の英文教科書をどう読むか 照井克生
ヘパリン起因性血小板減少症(HIT) 井上莊一郎
麻酔科今昔物語 鈴木健雄
DESの恐怖 外 須美夫
術中のアナフィラキシー様反応 萩平 哲
肝移植の麻酔 森 敏洋
副甲状腺機能の異常 畠山 登
手術前医学管理料 佐和貞治
ヒト免疫不全ウイルス 佐和貞治
血液・体液曝露後対策 佐和貞治
緊急帝王切開の麻酔 角倉弘行
亜酸化窒素のボンベの内容量 池野重雄
静脈留置カテーテルのフラッシュバックパターンについて 鈴木利保
ガイドワイヤの血管外迷入を予防するために 速水 元
超音波ガイド下の穿刺方法 速水 元
血管作動薬と容量負荷 飯島毅彦
出血と麻酔管理 入田和男
大量出血時におけるフィブリノゲン製剤の投与 鈴木章悟
分娩フロアで麻酔科医がサバイバルするために 照井克生
麻酔導入後の緊急蘇生 山本俊介
筋生検診断 河本昌志
鎮静は難しい 武田敏宏
徐脈を伴う危機的低血圧への対応 稲垣喜三
TCIとは? 坪川恒久
術後の下肢の痛み,痺れ 今町憲貴
眼保護シールを取り去るタイミング 奥田泰久
ウインドウピリオドとNAT検査 北口勝康
薬剤投与時の心構え 萬 知子
OPCABの有用性 大西佳彦
医療技術の進歩と病気への意識 垣花 学
胸腺腫を伴ったMG患者の1例 槇田浩史
ダブルルーメンチューブ(DLT)か? 気管支ブロッカー(BB)か? 山口敬介
肝切除術中の血圧低下の原因は出血だけではない 福田和彦
帝王切開術に硬膜外カテーテルは必要か 奥富俊之
輸液は多く? 少なく? 沖田寿一 583
急激なナトリウム濃度の補正には注意! 奥田泰久
HoLEP(ホルミウムレーザー前立腺手術) 奥田泰久
頭頚部手術でのLMA FlexibleTM 箱﨑貴大
どんな症例でも気を緩めてはいけない 井谷 基

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序文

シリーズ総監修の序
 「研修ノート」は,かつての「研修医ノート」シリーズを全面的に刷新し,新シリーズとして刊行するものである.
 旧シリーズ「研修医ノート」は内科研修医のためのテキストとして1993年に出版された.その後,循環器,産婦人科,小児科,呼吸器,消化器,皮膚科など,診療科別に「研修医ノート」が相次いで刊行された.いずれも一般のマニュアルとは異なり,「基礎的な手技」だけではなく「医師としての心得」や「患者とのコミュニケーション」などの基本,あるいは「書類の書き方」,「保険制度」など,重要な事項でありながら平素は学ぶ機会の少ない事項を取り上げ,卒後間もない若手医師のための指導書として好評を博してきた.
 しかしながら,時代の変化により研修医に要求される内容は大きく変化してきた.“医療崩壊”が社会問題となるなかで,研修教育の充実はますます重要となりつつある.さらに医療への信頼回復や医療安全のためには,患者やスタッフとのコミュニケーションの改善が必須であることはいうまでもない.
 このような状況に鑑み,「研修医ノート」シリーズのあり方を再検討し,「研修ノート」の名のもとに,新シリーズとして刊行することとした.読者対象は後期研修医とし,専門分野の決定後に直面するさまざまな問題に対する考え方と対応を示すことにより,医師として歩んでいくうえでの“道標”となることを目的としている.
 本シリーズでは,全人的教育に必要な「医の基本」を記述すること,最新の知見を十分に反映し,若い読者向けに視覚的情報を増やしつつも,分量はコンパクトとした.編集・執筆に当たっては,後期研修医の実態に即して,必要かつ不可欠な内容を盛り込んでいただくようお願いした.“全国の若手医師の必読書” として,本シリーズが,長く読み継がれることを願っている.
 終わりにご執筆頂いた諸先生に心より感謝を申し上げます.

2014年4月吉日
自治医科大学学長
永井良三



編集の序
 2010年に出版された初版は多くの研修医や麻酔科専門医を目指す先生方に活用していただいている.医療における進歩は著しいが,麻酔科領域もその例外ではない.初版出版後の新しい技術や薬物の導入,麻酔科関連の知見の進歩などを踏まえ,今回,改訂を行った.項目には大きな変化はないが,内容的にはup-to-dateなものになっている.
 本書は,日々の症例に対応するために,使いやすく,読みやすい形式としている.各章でどうしても理解してほしいエッセンスはDOsやDON’Tsにまとめてある.初期研修医の先生方にも読みやすく解説を加えてある.しかし,本書は,単なる麻酔how to 本ではない.麻酔科専門医となるために必要な知識や技術,危機管理法などを網羅している.
麻酔管理を含む周術期管理に関する事項だけではなく,麻酔科医の活動分野や,認定制度,ライフスタイルといった人生設計にかかわる事項,今後の研究の方向性など研究にかかわる事項,医療訴訟を避けるための方法や医師賠償保険といった現代では避けることができない法律的事項もカバーしている.周術期管理に関しては,手術・麻酔前の準備,麻酔法の選択,よくある合併疾患への対処など術前評価や準備に関する章に始まり,モニタリング,血管確保,気道確保,全身麻酔や区域麻酔の方法など術中管理についての章も豊富に設けた.代表的な手術における麻酔管理のポイントに関する章もできる限り含めた.術中や術後に起こるトラブルにどう対処するかについての危機管理,合併症対策にも重点をおいた.術後鎮痛や術後鎮静に係る事項についての章もある.術前,術中,そして術後管理へとつながる流れの中で,麻酔科専門医としてどう対処すべきかを理解していただければと願っている.
 興味ある事項や調べたい事項について,最新の技術や考え方が簡単に得られるようにと工夫した.巻末には麻酔管理で使用する薬物について,その特徴や投与法もまとめてあるので,是非活用していただきたい.
 本書は,当初目指したように,麻酔科専門医としての知識や技術,患者や他診療科医師などとのコミュニケーション能力を習得することに大いに役立ってきたと信じている.研修医や専門医を目指す医師だけでなく,それらの医師を指導する立場の先生方にも活用していただいていることにも感謝している.
 このバージョンアップした「麻酔科研修ノート」がさらに広く活用され,より質の高い麻酔科診療が実施されることを祈っている.
2014月4月10日
編者一同