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クリニカルクエスチョン

関節リウマチクリニカルクエスチョン100診断と治療社 | 書籍詳細:関節リウマチクリニカルクエスチョン100

筑波大学医学医療系内科(膠原病・リウマチ・アレルギー)教授

住田 孝之(すみだ たかゆき) 編集

初版 B5判 並製 232頁 2014年10月31日発行

ISBN9784787821225

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定価:本体4,500円+税
  

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関節リウマチの画期的治療薬である生物学的製剤の登場,寛解に対するT2Tという新たな考え方など,関節リウマチ診療が大きく変革してきている,本書は,疾患の概念から,診断,検査,評価,治療,合併症の対策など,関節リウマチ診療に必要な最新の知見を,内科,整形外科,リハビリテーション科など専門分野のエキスパートが,経験とノウハウを駆使して解説.広く関節リウマチ診療に携わる医師・コメディカル必読の書.

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目次

Chapter Ⅰ  関節リウマチの基礎知識(概念,病因,病態)

Q1 関節リウマチとはどういった病気ですか?
Q2 関節リウマチの特徴的症状を教えてください.
Q3 関節リウマチにおける免疫異常の特徴を教えてください.
Q4 関節リウマチの滑膜炎ではどういった病態がおきていますか?
Q5 関節リウマチの有病率,好発年齢,性差を教えてください.
Q6 関節リウマチの発症に遺伝因子は関連しますか?
Q7 関節リウマチの発症に環境因子は関連しますか?
Q8 関節リウマチにおける関節破壊の特徴を教えてください.
Q9 関節リウマチの生命予後に及ぼす影響について教えてください.
Q10 関節リウマチの関節外臓器病変について教えてください.

Chapter Ⅱ  関節リウマチの診断

Q11 どのような患者で関節リウマチを疑いますか?
Q12 関節リウマチの関節所見のポイントは何ですか?
Q13 関節の診察方法を教えてください.
Q14 関節リウマチの診断における血液検査のポイントは何ですか?
Q15 関節リウマチの診断における画像検査のポイントは何ですか?
Q16 関節リウマチの分類基準「アメリカリウマチ学会の分類基準(1987年)」について教えてください.
Q17 関節リウマチの分類基準「アメリカ/ヨーロッパリウマチ学会の新分類基準(2010年)」について教えてください.
Q18 関節リウマチを早期に診断する意義は何ですか?
Q19 関節リウマチの診断時に鑑別すべき疾患を教えてください.
Q20 悪性関節リウマチの診断はどのようにしますか?

Chapter Ⅲ  関節リウマチの検査(自己抗体,画像等)

Q21 関節リウマチが疑われたらどのような検査が必要ですか?
Q22 リウマトイド因子とIgG型リウマトイド因子の違いと意義について教えてください.
Q23 関節症状がない患者でのリウマトイド因子陽性はどのように対応すればよいですか?
Q24 リウマトイド因子は繰り返し測定する必要がありますか?
Q25 抗環状シトルリン化ペプチド(CCP)抗体とは何ですか?
Q26 MMP-3とは何ですか?
Q27 関節リウマチでも抗核抗体は陽性になりますか?
Q28 単純X線写真はどの関節を撮影し,何を評価すればいいのですか?
Q29 関節超音波検査(関節エコー)の適応と評価方法を教えてください.
Q30 関節リウマチのMRI検査の適応と評価方法を教えてください.

Chapter Ⅳ  関節リウマチの疾患活動性評価,身体機能評価

Q31 関節炎の評価方法を教えてください.
Q32 VASの評価法を教えてください.
Q33 関節リウマチの血清学的な活動性指標を教えてください.
Q34 血清学的炎症反応だけで関節リウマチの疾患活動性を評価してよいのですか?
Q35 DAS44,DAS28とは何ですか?
Q36 ACR20,50,70とは何ですか?
Q37 SDAI,CDAIとは何ですか?
Q38 日常生活動作の評価はどのように行うのですか?
Q39 寛解とはどのような状態をいうのでしょうか?
Q40 臨床的寛解であれば滑膜炎は消失していると考えてよいのでしょうか?

Chapter Ⅴ  関節リウマチの最新治療指針(ACR,EULAR リコメンデーション等)

Q41 ACR 2008 リコメンデーション2012改訂版の概略,改正点を教えてください.
Q42 ACR 2008 リコメンデーション2012改訂版の治療アルゴリズムを教えてください.
Q43 EULAR 2010 リコメンデーション2013改訂版の概略,改正点を教えてください.
Q44 EULAR 2010 リコメンデーション2013改訂版の治療アルゴリズムを教えてください.
Q45 Treat to Target(T2T)の概念と,日常臨床における実践の方法について教えてください.
Q46 関節リウマチ治療指針における寛解の定義は?
Q47 日本リウマチ学会のメトトレキサート診療ガイドライン(2011年版)のポイントを教えてください.
Q48 日本リウマチ学会の生物学的製剤使用ガイドライン(TNF阻害薬,トシリズマブ,アバタセプト)のポイントを教えてください.
Q49 免疫抑制・化学療法により発症するB型肝炎対策ガイドライン(2013年改訂版)のポイントを教えてください.
Q50 生物学的製剤投与時の結核,悪性腫瘍,心不全,ワクチン接種に関する注意の指針はありますか?

Chapter Ⅵ  関節リウマチの治療法1(csDMARDs)

Q51 csDMARDsの種類と作用機序について教えてください.
Q52 メトトレキサートのスクリーニング検査について教えてください.
Q53 メトトレキサートの用法・用量,増量の方法は?
Q54 メトトレキサートの副作用とその対処法について教えてください.
Q55 メトトレキサート以外の免疫抑制薬(タクロリムス,レフルノミド,ミゾリビン)の特徴と使用法は?
Q56 免疫調節薬(サラゾスルファピリジン,ブシラミン,アクタリット,イグラチモド)の特徴と使用法は?
Q57 腎障害・肺障害・感染症を合併する症例に対するcsDMARDsの使い方と注意点は?
Q58 高齢者に対するcsDMARDsの使い方と注意点は?
Q59 妊婦・授乳婦に対するcsDMARDsの使い方と注意点は?
Q60 寛解達成後のcsDMARDsの休薬は可能でしょうか?

Chapter Ⅶ  関節リウマチの治療法2(生物学的製剤)

Q61 生物学的製剤の概念,種類と作用点について教えてください.
Q62 生物学的製剤開始前のスクリーニング検査について教えてください.
Q63 TNF阻害薬(インフリキシマブ,エタネルセプト,アダリムマブ,ゴリムマブ,セルトリズマブ)の特徴と使用法は?
Q64 TNF阻害薬以外の生物学的製剤(アバタセプト,トシリズマブ,リツキシマブ)の特徴と使用法は?
Q65 生物学的製剤による寛解達成率と関節破壊の抑制効果について教えてください.
Q66 生物学的製剤により寛解が達成できた場合,中止することはできますか?
Q67 生物学的製剤とcsDMARDsの併用は有効ですか?
Q68 生物学的製剤の副作用について教えてください.
Q69 妊婦・授乳婦に対する生物学的製剤の使い方と注意点は?
Q70 生物学的製剤の使い分け,他の生物学的製剤への切り替えのポイントを教えてください.

Chapter Ⅷ  関節リウマチの治療法3(ステロイド,NSAIDs,手術)

Q71 ステロイドに関節破壊抑制効果はありますか?
Q72 ステロイドはどのような場合に使用すればよいですか?
Q73 ステロイドは感染症のリスクをどの程度上げますか?
Q74 ステロイドの関節注射の有効性と副作用について教えてください.
Q75 関節リウマチ治療における正しいNSAIDsの使い方を教えてください.
Q76 COX-2選択的阻害薬を心血管イベントのリスクがある関節リウマチ患者に使用してもよいですか?
Q77 関節リウマチ患者に行われる手術療法にはどのようなものがありますか?
Q78 頸椎,手,肘,股,膝,足関節,足に対する手術の効果と手術を考慮すべき時期を教えてください.
Q79 生物学的製剤を使用している患者と使用していない患者で,手術に違いはありますか?
Q80 手術後の注意点と,再手術の必要性について教えてください.

Chapter Ⅸ  関節リウマチの治療法4(新規低分子化合物,新規生物学的製剤,バイオシミラー等)

Q81 今後,関節リウマチに対して,開発が期待される治療標的にはどういったものがありますか?
Q82 JAK阻害薬(トファシチニブなど)の使い方と注意点は?
Q83 Syk阻害薬(Fostamatinibなど)の特徴と,期待される関節リウマチに対する有効性は?
Q84 MAPK阻害薬の特徴と,期待される関節リウマチに対する有効性は?
Q85 抗BAFF/APRIL抗体(Belimumabなど)の特徴と,期待される関節リウマチに対する有効性は?
Q86 抗RANKL抗体(Denosumabなど)の特徴と,期待される関節リウマチに対する有効性は?
Q87 抗IL-17抗体の特徴と,期待される関節リウマチに対する有効性は?
Q88 バイオシミラーと後発医薬品(ジェネリック医薬品)の違いを教えてください.
Q89 インフリキシマブバイオシミラー(CT-P13)の有効性と安全性はインフリキシマブと同等ですか?
Q90 バイオシミラーの今後の展望について教えてください.

Chapter Ⅹ  関節リウマチの臓器障害/合併症と治療

Q91 関節リウマチの関節外病変に対する生物学的製剤治療のエビデンスについて.
Q92 関節リウマチでみられる肺障害の特徴と治療法を教えてください.
Q93 関節リウマチでみられる腎障害の特徴と治療法を教えてください.
Q94 関節リウマチでみられる眼病変の特徴と治療法を教えてください.
Q95 悪性関節リウマチの治療法を教えてください.
Q96 関節リウマチでみられる二次性アミロイドーシスの特徴と治療法を教えてください.
Q97 関節リウマチと骨粗鬆症との関連はありますか?
Q98 関節リウマチと動脈硬化症との関連はありますか?
Q99 関節リウマチと他の膠原病の合併について教えてください.
Q100 Sjögren症候群を合併した関節リウマチの特徴は?

付録
 ●主な臨床研究
 ●主な略語
 ●主な薬剤

索引

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序文

発刊にあたって

 近年,関節リウマチの治療薬として,conventional synthetic DMARDs(メトトレキサートを中心とした古典的なDMARDs)に加えて,biologic DMARDs(生物学的製剤)やtargeting DMARDs(JAK阻害薬)が登場し,関節リウマチが,治る時代へとパラダイムシフトしてきた.しかし,骨がすでに破壊され関節の機能が制限されてからではDMARDsの有効性は低い.つまり,早期診断,早期治療が非常に重要であると言える.
 早期に関節リウマチを診断するためにEULAR/ACRによる診断基準(鑑別基準)(2010年)が汎用され,早期の関節炎や骨炎を検出するために,関節エコーやMRI画像などの診断技術が必須となり,導入,汎用されるに至った.臨床的寛解,画像的寛解を目標として,疾患活動性の評価基準(DAS28,CDAI,SDAI,Boolean法など)が提唱され,信頼できる指標のもとに治療コントロールを厳格化することが推奨されている(treat to target:T to T).
 日進月歩の最新リウマチ医療の現場において,関節リウマチの診断根拠と治療方針に直結するQ&Aが大いに有用であろう.本書は,日常診療の多忙な現場から求められるmajorな100個のquestionsに対して,ポイントを絞って簡潔,的確なanswersの提供を目的とした.回答は,関節リウマチ診療をめぐるエキスパートにお願いし,図・表を多く駆使してわかりやすく概説いただいた.さらに,豊富な臨床経験に基づく診療のコツとピットフォールも付記していただいた.
 本書は,極めて実用的な書であり,臨床で頭をよぎるQ&Aを一瞬で解決してくれる.実地医家にとって,必携の「関節リウマチ診療の手引き」となろう.

2014年10月
筑波大学医学医療系内科(膠原病・リウマチ・アレルギー)教授
住田孝之


執筆者一覧

■編 集

住田 孝之/筑波大学医学医療系内科(膠原病・リウマチ・アレルギー)教授

■執 筆(執筆順)

小池 隆夫/NTT東日本札幌病院
伊藤  聡 /新潟県立リウマチセンター
山本 一彦/東京大学医学部 アレルギーリウマチ内科
永渕 泰雄/東京大学医学部 アレルギーリウマチ内科
松本  功 /筑波大学医学医療系内科(膠原病・リウマチ・アレルギー)
近藤 裕也/筑波大学医学医療系内科(膠原病・リウマチ・アレルギー)
石垣 和慶/東京大学医学部 アレルギーリウマチ内科
堤  明人/滝川市立病院
木村 友厚/富山大学医学部整形外科
後藤 大輔/筑波大学附属病院茨城県地域臨床教育センター膠原病リウマチ科
河野 通仁/北海道大学大学院医学研究科 内科学講座 免疫・代謝内科学分野
渥美 達也/北海道大学大学院医学研究科 内科学講座 免疫・代謝内科学分野
宮坂 信之/東京医科歯科大学
松原  司/松原メイフラワー病院
橋本  求/京都大学医学部附属病院リウマチセンター
藤井 隆夫/京都大学医学部附属病院リウマチセンター
川上  純/長崎大学大学院・医歯薬学総合研究科医療科学専攻・展開医療科学講座(第一内科)
當間 重人/国立病院機構相模原病院臨床研究センターリウマチ性疾患研究部
江口 勝美/佐世保市立総合病院
髙崎 芳成/順天堂大学医学部附属順天堂医院膠原病・リウマチ内科
小林 茂人/順天堂大学医学部附属順天堂越谷病院 内科
三森 経世/京都大学大学院医学研究科臨床免疫学
田村 直人/順天堂大学医学部膠原病内科
藤尾 圭志/東京大学医学部附属病院アレルギーリウマチ内科第18研究室
平形 道人/慶應義塾大学医学部医学教育統轄センター
松下  功 /富山大学医学部整形外科
池田  啓 /千葉大学医学部附属病院アレルギー・膠原病内科
鈴木  豪 /筑波大学医学医療系内科(膠原病・リウマチ・アレルギー)
林  太智 /筑波大学医学医療系内科(膠原病・リウマチ・アレルギー)
松井 利浩/国立病院機構相模原病院リウマチ科
千野 裕介/筑波大学附属病院水戸地域医療教育センター膠原病リウマチ内科
保田 晋助/北海道大学大学院医学研究科 免疫・代謝内科学
浅島 弘充/筑波大学医学医療系内科(膠原病・リウマチ・アレルギー)
岸本 暢将/聖路加国際病院リウマチ膠原病センター
六反田 諒/聖路加国際病院リウマチ膠原病センター
金子 祐子/慶應義塾大学医学部内科学教室リウマチ内科
竹内  勤 /慶應義塾大学医学部内科学教室リウマチ内科
上阪  等/東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科膠原病・リウマチ内科学
鈴木 康夫/東海大学医学部内科学系リウマチ内科
三村 俊英/埼玉医科大学リウマチ膠原病科
田中 みち/東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科薬害監視学講座
針谷 正祥/東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科薬害監視学講座
東  直人/兵庫医科大学内科学講座リウマチ・膠原病内科
佐野  統 /兵庫医科大学内科学講座リウマチ・膠原病内科
中島亜矢子/東京女子医科大学附属膠原病リウマチ痛風センター
水品研之介/東邦大学医療センター大橋病院 膠原病リウマチ科
亀田 秀人/東邦大学医療センター大橋病院 膠原病リウマチ科
舟久保ゆう/丸の内病院膠原病内科
野島 美久/群馬大学医学部附属病院腎臓・リウマチ内科
金子 和光/群馬大学医学部附属病院腎臓・リウマチ内科
村島 温子/国立成育医療研究センター周産期・母性診療センター
石井  亘 /信州大学医学部脳神経内科,リウマチ・膠原病内科
佐藤 恵里/東京女子医科大学附属膠原病リウマチ痛風センター
田中 栄一/東京女子医科大学附属膠原病リウマチ痛風センター
山中  寿 /東京女子医科大学附属膠原病リウマチ痛風センター
西本 憲弘/東京医科大学医学総合研究所難病分子制御学部門
田中 良哉/産業医科大学医学部 第1内科学講座
齋藤 和義/産業医科大学医学部 第1内科学講座
山田 秀裕/聖マリアンナ医科大学内科学(リウマチ・膠原病・アレルギー内科)
天野 宏一/埼玉医科大学総合医療センターリウマチ・膠原病内科
川合 眞一/東邦大学医学部医学科内科学講座膠原病学分野(医療センター大森病院)
大島 久二/国立病院機構東京医療センターリウマチ膠原病内科
久田 治美/国立病院機構東京医療センターリウマチ膠原病内科
伊東 秀樹/国立病院機構東京医療センターリウマチ膠原病内科
牛窪 真理/国立病院機構東京医療センターリウマチ膠原病内科
川人  豊 /京都府立医科大学附属病院膠原病・リウマチ・アレルギー科
荻島  博 /筑波大学医学医療系内科(膠原病・リウマチ・アレルギー)
桃原 茂樹/東京女子医科大学附属膠原病リウマチ痛風センター整形外科
勝呂  徹 /一般社団日本人工関節研究所
神戸 克明/東京女子医科大学東医療センター整形外科
山岡 邦宏/慶應義塾大学医学部内科学教室リウマチ内科
梅田 直人/筑波大学医学医療系内科(膠原病・リウマチ・アレルギー)
田中  栄/東京大学医学部附属病院整形外科
桑名 正隆/日本医科大学アレルギー膠原病内科
坂本  透 /筑波大学大学院人間総合科学研究科疾患制御医学専攻呼吸病態医学分野
今田 恒夫/山形大学医学部附属病院腎臓膠原病内科
西條裕美子/慶應義塾大学医学部眼科
小川 葉子/慶應義塾大学医学部眼科
坪田 一男/慶應義塾大学医学部眼科
宗圓  聰 /近畿大学医学部奈良病院整形外科・リウマチ科
坪井 洋人/筑波大学医学医療系内科(膠原病・リウマチ・アレルギー)