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診断と治療

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連載 「症例を俯瞰する総合診療医の眼」 「人気の診療科紹介」 「注目の新薬」.

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2017年 Vol.105 No.11 2017-11-07

肺がんアップデート〜基礎から最新トピック

定価:本体2,500円+税

冊 

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掲載論文

ねらい 副島研造 
◆肺がん診断の基礎知識
肺がんの疫学 松谷哲行,他 
肺がんの組織分類 谷田部 恭 
肺がんの病期分類 大平達夫 
肺がんの画像診断―肺癌取扱い規約第8版への対応と問題点― 負門克典 
気管支鏡およびその他の確定診断のための検査 都竹晃文,他 
肺がんの分子診断 瀧川奈義夫,他 
◆肺がんにおける基本的な治療法
外科療法の適応 大塚 崇
放射線療法の適応と最新技術 松尾幸憲 
組織型に基づく非小細胞肺がんの化学療法 猶木克彦 
遺伝子異常(ドライバーがん遺伝子)を有する非小細胞肺がんの治療戦略 下川路伊亮,他
遺伝子異常(ドライバーがん遺伝子)を有さない非小細胞肺がんの治療戦略 山本将一朗,他
小細胞肺がんの治療法 藤原拓海,他 
◆最新トピックス
分子標的治療薬の耐性化機構とその対策 小谷 浩,他 
希少遺伝子変異肺がんに対する診断と分子標的治療薬 葉 清隆,他
免疫チェックポイント阻害薬 園田智明,他 
リキッドバイオプシー 安田裕一郎,他 

◆連載
◎症例を俯瞰する総合診療医の眼
頻尿,全身倦怠感を訴え発熱,意識障害で搬送された77歳男性 本間義人,他
◎人気の診療科紹介
公益財団法人日産厚生会玉川病院呼吸器内科 長 晃平
◎注目の新薬
キイトルーダ®(ペムブロリズマブ) 原谷浩司,他

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ねらい

 肺がんは世界的にもわが国においてもがん死因の第一位を占める難治性の悪性腫瘍であり,わが国における死亡者数は年間75,000人を超えています.一方,近年の肺がんに対する研究の進歩は目覚ましいものがあり,分子生物学的な研究やゲノム解析などの急速な進展により,非小細胞肺がん,特に腺がんにおいては様々な特定の遺伝子異常(ドライバーがん遺伝子)の存在が次々と明らかとなってきています.それらを標的とした分子標的治療薬の開発が急速に進み,ドライバーがん遺伝子を有する症例においては著しい治療効果の改善も得られるようになってきています.いわゆる遺伝子異常のタイプによって治療薬を選択する個別化治療,あるいはプレシジョン・メディシンが行われるようになってきています.さらにこれまで肺がんにおいては無効と考えられていた免疫治療が,免疫チェックポイント阻害薬の登場により肺がんにおいても有効であることが明らかとなり,従来の手術,放射線,抗腫瘍薬に加えて第四の治療として注目を浴びています.一方,肺がんの診断においても,詳細な病理学的および分子生物学的検討や画像診断技術の向上を受けて組織分類の改訂が行われ,同時に予後とのより正確な相関も踏まえてTNM分類と病期分類の大きな改訂も行われました.
 このように肺がんの診断および治療を取り巻く状況はダイナミックな変化を続けており,肺がんの専門家であっても日々進化する最新の情報をキャッチアップすることは容易なことではありません.
 本特集においては,肺がんの専門でない読者の方にも,肺がんの診断から治療までの現状を包括的かつ系統的に理解していただけるよう,現在,肺がん領域において第一線でご活躍の先生方にわかりやすく解説していただきました.診断に関しては,従来の組織診断に加えて分子診断(遺伝子異常)の重要性,薬物療法に関しては,特に非小細胞肺がんにおいて組織型および遺伝子異常の有無により治療戦略が大きく異なることから,その違いを理解いただけるように特に項目を分けて解説していただいております.さらにトピックスとして,今後期待される新知見と克服すべき課題を取り上げて,解説していただきました.
 肺がんがいまだに難治性の厳しいがんであることは間違いありませんが,本書を読まれた多くの読者の方々に,今や肺がんは絶対治らない,絶望的ながんではなく,諦めなければ希望を持てるかもしれないがんになりつつある,ということを知っていただければ幸いです.
 最後にこの場をお借りして,お忙しいなか,ご執筆いただいた先生方に心から深謝いたします.

慶應義塾大学病院臨床研究推進センター
副島研造

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2018年 Vol.106
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2017年 Vol.105
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2014年 Vol.102
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