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診断と治療社 | 雑誌詳細:診断と治療

診断と治療

最新の医学情報を最高の執筆陣でお届けする内科総合雑誌のパイオニア!

わが国の内科総合誌のパイオニアで,数ある総合誌のなかでも抜群の安定性と評価を誇る.

新進気鋭の編集委員を迎え,最新情報を盛り込み読みごたえ満点.

連載 「症例を俯瞰する総合診療医の眼」 「人気の診療科紹介」 「注目の新薬」.

増刊号も毎回シャープな切り口と実際的な内容が大好評.

2色刷のビジュアルな誌面.

2020年 Vol.108 No.2 2020-02-07

ウイルス肝炎アップデート

定価:本体2,600円+税

冊 
次号予告

2020年 Vol.108 No.3 2020年03月発売予定
特集/フレイルとその予防対策


今後の特集(予定)

Vol.108 No.増刊号 特集/必修エコー 体表から“せまる”全身エコーのアプローチ法

Vol.108 No.4 特集/最新の高血圧診療-「高血圧治療ガイドライン2019」後の展開

Vol.108 No.5 特集/診療困難な痛みに向き合うケーススタディ

Vol.108 No.6 特集/心疾患診療に活かす心臓リハビリテーション

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掲載論文

ねらい 柳元伸太郎

◆総論
ウイルス性肝炎の疫学と病態 奥新和也,他
日本肝臓学会B型肝炎治療ガイドライン 田中 篤
日本肝臓学会C型肝炎治療ガイドライン 田中 篤

◆診断
診断のための血液検査 正木尚彦
腹部超音波検査 山田 晃
肝線維化の非侵襲的評価法:エラストグラフィを中心に 伝法秀幸,他
肝疾患評価におけるCT・MRI:NAFLD・NASHを中心として 竹原康雄

◆B型・C型肝炎の治療と予防
B型肝炎の薬物治療 今関文夫
B型肝炎ウイルスの再活性化 梅村武司
B型肝炎ワクチン 四柳 宏
C型肝炎の抗ウイルス薬治療 鈴木文孝
HCV—RNA陰性化後のC型肝炎の管理 茶山一彰
「針刺し事故」の対応 松永直久

◆ウイルス性肝炎のトピックス
A型肝炎 神田達郎,他
E型肝炎 岡野 宏,他
しばしば見かける肝炎ウイルス以外のウイルス感染症による肝機能異常 岡田雄大,他

連 載
◎症例を俯瞰する総合診療医の眼
口腔内潰瘍で紹介された70歳女性 蒸野寿紀,他
◎注目の新薬
ビレーズトリ™エアロスフィア®(ブデソニド/グリコピロニウム臭化物/ホルモテロールフマル酸塩水和物製剤) 藤野直也,他

臨床例
◎白髪染め使用による過敏性肺炎と考えられた1例 室井貴子,他

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ねらい

 B型,C型肝炎ウイルスの今世紀初めのわが国におけるキャリア・慢性肝炎患者は300万人前後とみられている.肝臓癌の原因の約9割はこれらのウイルス肝炎が占めるとされ,いまだに健康上の大きな脅威となっている.1990年前後からインターフェロンを中心とした治療が試みられ,ある程度の効果を示したものの治療の成功率,副作用,適応などさまざまな問題を抱えていた.B型肝炎についてはワクチンも使えるようになり予防の手立ても確立されたが,わが国で定期接種化されたのはつい最近のことである.
 2000年代初頭になってB型肝炎ウイルスに対する抗ウイルス薬が使えるようになり,これまでインターフェロンが使えなかった患者にも新たな治療手段が出現した.C型肝炎については2015年から抗ウイルス薬のみでの治療が可能になり,一定期間の内服を完了することで高率にウイルス学的寛解が得られるようになった.その後,B型,C型肝炎ともいくつかの新規薬剤が処方可能となり,治療の恩恵を受ける患者の裾野は広がっている.ウイルスのキャリアの減少を受けて今後は新規の感染者の発生も減少することが期待され,将来は患者数も大幅に減ることが見込まれている.
 今回の特集では,このように進化を続けてきたウイルス肝炎の治療の発展も踏まえ,特にB型,C型肝炎を中心に,病態,検査・診断,治療に関する最新の知見を各分野の専門の先生方にまとめていただいた.改めて診断や病状評価の基本となる検査,経過中発生しうる肝硬変,肝細胞癌などを見据えた画像検査など,B型,C型慢性肝炎患者の診療では欠かせない内容を網羅した.また,抗ウイルス薬による治療実績が積み上がる中で新たに見えてきた薬物療法の特徴や,治療後の管理など,ここに凝縮された情報は肝臓疾患を専門としない臨床医家のみなさまにも有用なものとなることを期待している.
 加えて,日常診療でしばしば遭遇する肝機能異常で頭に入れておく必要のある,B型,C型肝炎以外の重要な疾患についても項目を設けた.患者に必要な検査,診断を検討する上で必要となる事項についてまとめられている.
 診断や治療,感染予防が進歩した現在においてもなお,ウイルス肝炎はその患者数,患者のQOL,予後などの点で非常に重要な位置を占めている.ウイルス肝炎の診療をしていない診療科でもウイルス肝炎が併存疾患として患者の経過や種々の治療に影響を与えるケースも多々みられる.本特集が幅広い専門の臨床医家読者諸氏の診療の一助となることを願う.

東京大学保健・健康推進本部
柳元伸太郎

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2020年 Vol.108
No.2 特集/ウイルス肝炎アップデート最新号
No.1 特集/ここまで明らかになった小腸疾患
2019年 Vol.107
No.12 特集/新しい『高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン』を読み解く
No.11 特集/大人の発達障害
No.10 特集/高齢終末期に向かう医療
No.9 特集/「生活習慣病」診療の新潮流:この10年で何が変わった
No.8 特集/高齢者心不全に挑む
No.7 特集/実地内科医のための潰瘍性大腸炎診療ABC
No.6 特集/医療安全update−患者さんも医療スタッフも満足できる
No.5 特集/一般臨床医のための貧血診療 これだけ
No.4 特集/遠隔医療の進歩
No.増刊号 特集/内科医のための皮膚疾患アトラス
No.3 特集/かかりつけ医が知っておきたい糖尿病注射薬の知識
No.2 特集/診療に活かす薬理・ブラッシュアップ
No.1 特集/在宅栄養療法の最前線
2018年 Vol.106
No.12 特集/内科医のためのスポーツ医学
No.11 特集/一般臨床医のための渡航医学講座
No.10 特集/嚥下障害と誤嚥性肺炎
No.9 特集/コモンディジーズとしての内分泌疾患と電解質異常
No.8 特集/がん診療における心血管合併症:onco-cardiology
No.7 特集/便秘と下痢の最前線−診断と治療のパラダイムシフト−
No.6 特集/サルコペニア−高齢者包括診断で知っておくべき予防
No.5 特集/職場のメンタルヘルス
No.4 特集/腎疾患診療の未来 最新知見のエッセンシャル
No.増刊号 特集/イラスト神経診察−OSCEから難病診断そして神経救急
No.3 特集/糖尿病診療アップデート 2018
No.2 特集/血管の炎症を俯瞰する
No.1 特集/先制医療 予防医療の最前線
2017年 Vol.105
No.12 特集/内科救急と画像診断・IVR〜検査から治療法
No.11 特集/肺がんアップデート〜基礎から最新トピックス
No.9 特集/脂質管理を一歩深める
No.8 特集/不整脈診療 初期対応から先端治療まで
No.7 特集/一般臨床医に必要なてんかんの基礎知識とトピックス
No.6 特集/プライマリケアで知っておきたい漢方診療のコツ
No.5 特集/急増中! 大人の食物アレルギー
No.4 特集/内科系医師のための災害医療エッセンシャル
No.増刊号 特集/これ一冊でわかる 消化器 診断基準と分類法
No.3 特集/そのお腹、大丈夫? 肥満症のトピックス
No.2 特集/心電図 実践診療で役立つコツ
No.1 特集/実践! 神経救急(neurocritical care)
2016年 Vol.104
No.増刊号 特集/糖尿病治療の現在と未来
2015年 Vol.103
No.増刊号 特集/心不全のすべて