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ナースのための
かんたん脳・脊髄画像の見かた・読みかた診断と治療社 | 書籍詳細:かんたん脳・脊髄画像の見かた・読みかた

札幌西孝仁会クリニック 脳神経外科/釧路孝仁会記念病院 脳神経外科

片岡 丈人(かたおか たけと) 編集

初版 ポケット判 並製 176頁 2016年04月15日発行

ISBN9784787822222

定価:本体1,900円+税
  

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実際の脳・脊髄画像を提示し,見かたと読みかたをわかりやすく解説した看護師向けポケットブック.“正常画像”と“疾患特有の画像”と,大きく2つの章に分け,一見すると難しそうな脳血管画像も含めて,脳・脊髄画像の読影のポイントを一目で理解しやすいよう簡潔にまとめている.画像検査の目的を理解し,基本知識を身につけ,治療方針や看護の要点をより深く理解するための大きな助けとなる一冊である.

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目次

序文
執筆者一覧
略語一覧

第1章 正常画像
 X線画像の見かた(頭部)
 X線画像の見かた(頸椎)
 X線画像の見かた(胸椎)
 X線画像の見かた(腰椎)
 MRIの簡単な原理と注意点
 MRIの撮像方向
 T2WI(T2 weighted image)
 FLAIR(fluid attenuated inversion recovery)
 DWI(diffusion-weighted image)
 PDWI(proton density weighted image)
 T1WI(T1 weighted image)
 T2*(T2* weighted image)
 BPAS(basi-parallel anatomical scanning)
 fat suppression
 MR myelography
 black blood imaging
 functional MRI
 MRスペクトロスコピー
 DTIトラクトグラフィ
 MR surface rendering
 MR SR venography
 頭部MRI FLAIR(axial)
 頭部MRI T2WI(coronal)
 頭部MRI T2WI(sagittal)
 MRI画像の見かた(脊椎・頸椎)
 MRI画像の見かた(腰椎)
 MRA画像表現の方法
 頭部MRA(全血管)
 頭部MRA(内頸動脈正面)
 頭部MRA(内頸動脈側面)
 頭部MRA(椎骨脳底動脈正面)
 頭部MRA(椎骨脳底動脈側面)
 MR venography
 CT venography
 頭部MRA / CTA
 MRA画像評価の注意点
 正常血管の左右差
 正常血管の後交通動脈の分岐
 開窓
 遺残原始三叉神経動脈
 頭部CT bone window
 頭部CT
 頸椎CT bone window
 腰椎CT bone window
 腰椎3D-CT
 CTAの撮影法
 CTAの画像の見かた(正常)
 CTAの画像の見かた(石灰化)
 CTAの画像の見かた(CAS後)
 4D-CTA画像の見かた
 DSAの撮影法
 DSAの穿刺部位
 DSAの準備
 DSAの使用機材
 DSA画像の見かた(頸動脈狭窄測定)
 DSAでのその他の撮影法
 123I-IMP SPECT dual table ARG
 99mTc-HM-PAO
 201TICI
 CT perfusion画像の見かた
 血管エコー像の見かた

第2章 疾患特有の画像
 脳卒中の分類
 脳梗塞の分類
 脳梗塞(ラクナ梗塞)
 脳梗塞(アテローム血栓性脳梗塞)
 脳梗塞(心原性脳梗塞)
 脳梗塞(分枝粥腫病,BAD)
 脳梗塞(もやもや病)
 脳出血
 高血圧性脳出血のタイプ
 高血圧性脳出血(被殻出血)
 高血圧性脳出血(視床出血)
 高血圧性脳出血(脳幹出血)
 高血圧性脳出血(小脳出血)
 くも膜下出血
 慢性硬膜下血腫
 急性硬膜下血腫
 急性硬膜外血腫
 脳挫傷
 外傷性くも膜下出血
 眼窩骨折
 脳動脈瘤
 左内頸動脈巨大脳動脈瘤
 前交通動脈瘤
 未破裂脳動脈瘤(コイル塞栓術後)
 左内頸動脈-後交通動脈分岐部動脈瘤
 椎骨動脈解離性動脈瘤
 脳動静脈奇形(AVM)
 硬膜動静脈瘻
 海綿静脈洞部硬膜動静脈瘻
 脊髄硬膜動静脈瘻
 海綿状血管腫
 静脈性血管腫
 くも膜囊胞
 頭蓋内脂肪腫
 髄膜腫
 聴神経腫瘍
 下垂体腺種
 頭蓋咽頭腫
 悪性度の低い神経膠腫(星細胞腫など)
 悪性度の高い神経膠腫(神経膠芽腫など)
 転移性脳腫瘍
 類表皮腫
 頭蓋内原発悪性リンパ腫
 血管芽細胞腫
 低酸素虚血性脳症
 低血糖性脳症
 高血圧性脳症
 Wernicke脳症
 てんかん重積発作
 多発性硬化症(特殊例)
 脳膿瘍
 Creutzfeldt-Jakob病(CJD)
 脊椎椎間板ヘルニア
 脊椎椎間板ヘルニア(前方除圧固定術後)
 後縦靱帯骨化症(OPLL)
 後縦靱帯骨化症(椎弓形成術後)
 頸髄髄膜腫
 頸髄神経鞘腫
 腰椎椎間板ヘルニア
 腰椎椎間板ヘルニア(摘出後)
 腰部脊柱管狭窄症
 腰部脊柱管狭窄症(椎弓部分切除後方除圧術後)
 脊髄空洞症

文献
索引

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序文

 中枢神経は,人間の本質である知性を司り,極めて複雑な形態と機能的局在をもっています.疾患も血管障害,腫瘍,感染症,変性症,先天性疾患,代謝性疾患,外傷など多様です.脳,脊髄のどこに何が起こっているのか,画像診断の果たす役割は重要です.
 MRI,CT,DSA,RIの発展によって,微細構造を観察するだけではなく,病態,病理,機能を画像として捉えることが可能になり,これらを応用することで外科手術,血管内手術,放射線治療,内科的治療の各治療分野も目覚ましい進歩を遂げています.
 新しい撮像方法が次々と臨床応用されるようになって,検査方法が多様化,複雑化し,難しい検査という印象があるかもしれませんが,画像診断には“病気の部分が白や黒,赤や青で表示され,一目瞭然”という特徴があります.検査目的を理解し,基本知識を身につければ,視覚で捉えられる利点はとても大きいと思います.神経疾患に関係する看護師さんが「脳・脊髄画像の見かた・読みかた」の基本知識を身につけることができれば,一刻を争う救急時の迅速な対処,治療方針や看護の要点などを理解する手助けになることでしょう.本書では,イラストではなく実際の画像をできるだけ多く掲載し,パッと見て理解しやすいようにしました.
 最後に,ご執筆いただいた釧路孝仁会記念病院脳神経外科の皆様,画像作成や,正常モデルも引き受けていただいた,孝仁会臨床放射線技師の皆様に,感謝いたします.

2016年3月

札幌西孝仁会クリニック 脳神経外科
釧路孝仁会記念病院 脳神経外科
片岡丈人