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診断と治療社 | 雑誌詳細:産科と婦人科

産科と婦人科

精選された情報満載読者各位にとって欠かすことができない情報をタイムリーに提供. 「生殖おもしろ話」・「外界事情」・「青い血のカルテ」・「産婦人科診療 私のコツ」など連載も充実.

抜群の読みやすさオール2色刷り.一目でキーポイントがわかるレイアウト.

充実したラインナップ日常診療の場で即役立つ「増刊号」を年各1冊発行.日進月歩で激変する医学界のキーワードを読み解き,読者各位の壮大な負託に応えるべく「産科と婦人科」は微力を注ぎます.

2017年 Vol.84 No.10 2017-09-20

次世代への予防医療 DOHaDを活かす

定価:本体2,700円+税

冊 
次号予告

2017年 Vol.84 No.11 2017年10月発売予定
特集/子宮腺筋症と稀少部位子宮内膜症の最新の取り扱い


今後の特集(予定)

Vol.84 No.12 特集/HRTガイドライン2017年度版 改訂の要点と最近の話題

Vol.85 No.1 特集/胎児心臓をみる-診断から治療へ

Vol.85 No.2 特集/臨床スキルアップのために-画像診断・病理診断・麻酔手技のポイント

Vol.85 No.3 特集/生殖医療-知っておきたい最新トピックス

Vol.85 No.4 特集/産婦人科医が知っておきたい 女性アスリートのヘルスケア-基礎知識から治療指針まで

Vol.85 No.5 特集/エキスパートに聞く合併症妊娠のすべて-妊娠前からのトータルケア

Vol.85 No.6 特集/婦人科医が注意すべき悪性腫瘍関連疾患の新知識-他科エキスパートに聞く

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掲載論文

企画 田中 守

1.DOHaDから予防医療へ / 佐川典正
2.DOHaDからみた母体環境 / 福岡秀興
3.小児科医からみた生活習慣病への予防対策 / 菊池 透
4.妊娠時の母体低栄養と児の発達への影響
  ―DOHaDの視点からみたわが国における妊婦の
  エネルギー摂取の実態とその影響および対策 / 幸村友季子
5.DOHaDの視点からみた妊娠糖尿病の管理 / 杉山 隆・他
6.Fetal Origins of Obesity
  ―超音波による胎児身体組成(Body Composition)の評価と,
  出生後の体脂肪率との関連 / 池ノ上 学・他
7.胎児出生体重と栄養介入効果 / 大田えりか
8.母体体重増加と胎児・胎盤のDNAメチル化の変化 / 河合智子・他
9.膠原病と妊娠 / 村島温子
10.DOHaDを踏まえた妊娠高血圧症候群の母体より生まれた児の発育 / 増山 寿・他
11.SGA児の発症原因 / 塩﨑有宏・他
12.DOHaD仮説に基づいたナノマテリアルの生殖発生毒性 / 東阪和馬・他

連載
若手の最新研究紹介コーナー
子宮内膜症の病態における樹状細胞の関与の解明と治療戦略 / 泉 玄太郎

来たれ!私たちの産婦人科 第10回
太田西ノ内病院 産婦人科 / 田中幹夫

Essay外界事情
vog=volcano+fog / 矢沢珪二郎

Essay青い血のカルテ
靴紐結びと外科結び / 早川 智

原著
当院で経験した顆粒膜細胞腫21例の臨床的検討/ 松尾聖子・他

症例
腹腔鏡により治療を行ったダグラス窩腹膜発生の
 成熟囊胞性奇形腫の1例 / 澤田茉美子・他
腟平滑筋腫の3例 / 大塚伊佐夫・他
Pseudo-beak signを示し漿膜下子宮脂肪平滑筋腫との
 鑑別診断が困難であった卵巣成熟奇形腫の1例 / 佐藤賢一郎・他

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次号予告

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ねらい

 “Developmental Origins of Health and Disease : DOHaD” の概念は,母体内でのみ成長可能なヒト胎児が,母体環境の影響を受けることによって,表原型が修飾され,新生児から成人期のいわゆるメタボリックシンドロームや自閉症などの精神疾患の病態が引き起こされるというものである.当初はBarker仮説とも称され,BarkerらがLancet誌に発表したイングランドとウェールズの疫学調査で,2,500 g以下の低出生体重児は,成人後の心血管障害による死亡リスクが高率であるという報告により示された概念である.
 その後も多くの疫学研究の報告がなされ,現在では仮説ではなく一つの概念として広く定着してきている.わが国でも日本DOHaD研究会が立ち上げられ,年1回の学術集会において,基礎から臨床の多くの分野の研究者に注目されているホットな分野である.
 臨床的には,日本において特徴的ともいえる母体のやせ=栄養の不足の問題や,妊娠糖尿病に対する新しい診断法,介入法の影響等もDOHaDの観点からディスカッションされている.また基礎的な検討として,DNAで規定されたgeneticsに後天的な影響を与えるDNAメチル化やヒストン蛋白の修飾によるepigeneticsの機構も明らかになってきている.さらに,次世代シークエンサー(NGS)を利用したDNAメチル化解析等の新しい手法によって胎内環境の影響が網羅的にかつ早い段階で検出可能となり,新たな地平も見渡せるようになってきた.
 今回の特集号では,DOHaD研究の斯界の先生方に執筆をお願いし,研究の最先端を解説していただくこととした.今,産婦人科実臨床の場において,将来のメタボリックシンドロームの発生防止のためにどのような介入をしていけばよいかなどという予防医療の観点からの介入が実用段階にきている.われわれは産婦人科医として,最新のDOHaDを知り,日本の将来を支えていく予防医療に基づいた診療を行っていく必要がある.ぜひ本特集号を手にとっていただき,最新のDOHaD事情を身につけるとともに,実臨床に役立てていただきたいと思っている.
(慶應義塾大学医学部産婦人科 田中 守)

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当社発行の雑誌は発行から1年後に論文単位でPDFファイルの
ダウンロード購入が可能です.詳細はメディカルオンラインへ

2017年 Vol.84
No.10 特集/次世代への予防医療 DOHaDを活かす最新号
No.9 特集/今日からできる 最新の産婦人科ケア
No.8 特集/女性の将来の健康のために
―疾患・病態相互の関連における新しい知見
No.7 特集/産婦人科領域における難病を考える
―新たに成立した難病法の視点から
No.6 特集/他科エキスパートが教える 婦人科医のための合併症管理
No.5 特集/産科出血に立ち向かう
―どこまでできる? 診療所から大学病院まで
No.増刊号 特集/知らなきゃ困る 産婦人科小手術
No.4 特集/骨粗鬆症ベストプラクティス
No.3 特集/Non–ART の不妊症診療—体外受精なしでここまでできる
No.2 特集/ここが知りたい 産婦人科周術期管理
No.1 特集/産科領域における遺伝診療の最前線
2016年 Vol.83
No.12 特集/月経前症候群・月経前不快気分障害の最新知見
No.11 特集/子宮筋腫の最前線
No.10 特集/産婦人科臨床研究最前線
No.9 特集/妊娠と感染症―外来で聞かれてどう説明する?
No.8 特集/骨盤臓器脱と排尿障害Up to Date
No.7 特集/ART最前線
No.6 特集/婦人科がんの診断・治療の最適化を目指して
No.5 特集/不育症 Up to Date
No.増刊号 特集/産婦人科処方実践マニュアル
No.4 特集/中高年女性に多くみられる症候とその対策
No.3 特集/生殖医療における倫理的問題を考える
No.2 特集/OC・LEPガイドライン ポイントの解説
No.1 特集/婦人科がん治療の新機軸
2015年 Vol.82
No.12 特集/分娩管理の新機軸
No.11 特集/婦人科腹腔鏡手術の最前線
No.10 特集/婦人科悪性腫瘍治療に対するドラッグリポジショニングの幕開け―既存薬に秘められた新たな可能性
No.9 特集/胎盤のバイオマーカー
No.8 特集/PIH既往女性の生活習慣病リスクとヘルスケア
No.7 特集/黄体ホルモンの基礎から臨床まで
No.6 特集/遺伝性乳癌卵巣癌のマネージメント
No.5 特集/無痛分娩Up to Date
No.増刊号 特集/よくわかる検査と診断
No.4 特集/OC・LEPの静脈血栓塞栓症リスク Q&A
No.3 特集/女性アスリートを診る ―産婦人科的問題とその対策
No.2 特集/血管新生を標的とした婦人科癌治療
No.1 特集/ワンランク上の妊婦健診
2014年 Vol.81
No.12 特集/よくわかるホルモン補充療法 Q&A
No.11 特集/産婦人科における漢方の理論と実践
No.10 特集/がん・生殖医療の現状と展望
No.9 特集/女性のうつ
No.8 特集/女性と静脈血栓塞栓症
No.7 特集/多囊胞性卵巣症候群(PCOS) Up to Date
No.6 特集/オミックスデータからみた婦人科疾患と遺伝情報の解釈  -システム生物学の理解と通した婦人科腫瘍学の新展開
No.5 特集/妊産婦と脳血管疾患
No.増刊号 特集/産婦人科手術 Up to Date
No.4 特集/女性と感染症Up to Date
No.3 特集/幹細胞と生殖医学
No.2 特集/がん免疫療法の最前線
No.1 特集/新たな早産予防戦略
2013年 Vol.80
No.増刊号 特集/ホルモン療法実践マニュアル