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診断と治療社 | 雑誌詳細:産科と婦人科

産科と婦人科

精選された情報満載読者各位にとって欠かすことができない情報をタイムリーに提供. 「生殖おもしろ話」・「外界事情」・「青い血のカルテ」・「産婦人科診療 私のコツ」など連載も充実.

抜群の読みやすさオール2色刷り.一目でキーポイントがわかるレイアウト.

充実したラインナップ日常診療の場で即役立つ「増刊号」を年各1冊発行.日進月歩で激変する医学界のキーワードを読み解き,読者各位の壮大な負託に応えるべく「産科と婦人科」は微力を注ぎます.

2017年 Vol.84 No.12 2017-11-17

HRTガイドライン2017年度版 改訂の要点と最近の話題

定価:本体2,700円+税

冊 
次号予告

2018年 Vol.85 No.1 2017年12月発売予定
特集/胎児心臓をみる―診断から治療へ


今後の特集(予定)

Vol.85 No.2 特集/臨床スキルアップのために-画像診断・病理診断・麻酔手技のポイント

Vol.85 No.3 特集/生殖医療-知っておきたい最新トピックス

Vol.85 No.4 特集/産婦人科医が知っておきたい 女性アスリートのヘルスケア-基礎知識から治療指針まで

Vol.85 No.5 特集/エキスパートに聞く合併症妊娠のすべて-妊娠前からのトータルケア

Vol.85 No.6 特集/婦人科医が注意すべき悪性腫瘍関連疾患の新知識-他科エキスパートに聞く

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掲載論文

企画 髙松 潔

1.ホルモン補充療法ガイドライン2017年度版 改訂の要点 /  岡野浩哉 
[Ⅰ.総論編]
2.HRTの脂質代謝・糖代謝と心血管系への影響 / 篠原康一
3.HRTの中枢神経系への影響 / 尾林 聡 
4.HRTの泌尿生殖器への影響
 ―HRTガイドライン2017年度版にみるHRTの腟・外陰部と下部尿路への影響の考え方 / 中田真木 
5.HRTのマイナートラブル―不正性器出血・乳房痛・頭痛など / 牧田和也 
6.HRTによる悪性腫瘍リスク / 小川真里子・他 
7.HRTの実際 / 倉林 工・他
[Ⅱ.CQ編]
8.HRTの継続期間と中止方法 / 樋口 毅 
9.内科的合併症を有する女性へのHRT / 河野宏明 
10.婦人科癌治療後のHRT / 横山良仁 
11.BRCA1またはBRCA2遺伝子変異陽性女性へのHRT / 平沢 晃・他 
12.過活動膀胱とHRT / 高橋 悟 
13.骨盤臓器脱とHRT / 古山将康 
14.性機能とHRT / 望月善子 
15.舌痛症とHRT / 伊藤加代子・他 

連載
若手の最新研究紹介コーナー
子宮内膜の脱落膜化不全病態に関わるプロテアーゼの
 同定及び非侵襲的臨床診断法の開発 / 後藤志信

来たれ!私たちの産婦人科 第12回
鹿児島市立病院 産婦人科/総合周産期母子医療センター/成育医療センター / 上塘正人 

Essay外界事情
赤ちゃんを抱きたいのなら,それは別料金です / 矢沢珪二郎 

Essay青い血のカルテ
妊婦と熱風呂 / 早川 智 

症例
抗SS—A抗体陽性妊婦に合併した
 胎児完全房室ブロック1例の胎児機能評価 / 鹿野理恵子・他 

症例
急性虫垂炎との鑑別に難渋し診断的腹腔鏡にて
 卵管留血腫の茎捻転と判明した女児の1例 / 鹿内智史・他

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ねらい

 女性のQOLの向上にとって,エストロゲン製剤が有用であることはいうまでもありません.OC(低用量経口避妊薬)・LEP(低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬)やHRT(ホルモン補充療法)は欧米では「Life design drugs」とよばれているとおり,女性の人生を自分の思うように変えていける方法として頻用されていますが,日本においては,いまだ普及は進んでいません.その理由の一つとしては,日本人の自然志向とホルモン剤に対するアレルギー的な感覚があげられますが,それ以外にもリスクに対する正しい理解の不足もあるように思われます.たしかにOC・LEPにおける血栓症リスクやHRTにおける乳癌リスクは無視できませんが,決して大きなリスクではありません.ゼロリスクの薬剤はないことも自明です.リスクとベネフィットのバランスを考えて治療を選択することは当然のことなのですが,なぜかホルモン製剤についてはリスクのみが取り上げられることが多く,これは患者サイドのみならず,医療者側にもいえるのではないでしょうか?
 HRTについては,2002年のWHI研究の中間報告以来,乳癌リスクを中心とした有害事象に対する懸念から,いわば暗黒の時代にありましたが,ここ数年,パラダイムシフトが起こっています.対象やレジメンを考慮することにより,安全かつ有効にHRTを施行できることにコンセンサスが得られるようになり,再びHRTの有用性が注目されています.また,日本においてもようやく製剤の種類が増えてきました.これらの流れを受け,2009年に日本産科婦人科学会と日本女性医学学会により策定され,2012年に改訂された「ホルモン補充療法ガイドライン」の2017年度改訂版が発刊されました.今回の改訂では,最新の知見を取り入れることはもちろんのこと,従来の総論形式に加えて,日本女性医学学会会員へのアンケートを元に設定されたClinical Question(CQ)に回答する形で,HRTへの疑問に答えています.また,CQへの回答ではグレード表記をやめ,推奨とエビデンスレベルを分けたいわゆるMindsやGRADEでのシステムも採用しており,より臨床に役立つものとなっています.
 本特集では,改訂委員会委員を中心にホルモン補充療法ガイドライン2017年度版における改訂の要点を最近の話題を含めて執筆いただきました.本特集からHRTにおける現時点でのコンセンサスを理解していただくことにより,HRTがさらに普及し,日本においても中高年女性のQOLがますます向上することを期待しています.
(東京歯科大学市川総合病院産婦人科 髙松 潔)

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当社発行の雑誌は発行から1年後に論文単位でPDFファイルの
ダウンロード購入が可能です.詳細はメディカルオンラインへ

2017年 Vol.84
No.12 特集/HRTガイドライン2017年度版 改訂の要点と最近の話題最新号
No.11 特集/子宮腺筋症と稀少部位子宮内膜症の最新の取り扱い
No.10 特集/次世代への予防医療 DOHaDを活かす
No.9 特集/今日からできる 最新の産婦人科ケア
No.8 特集/女性の将来の健康のために
―疾患・病態相互の関連における新しい知見
No.7 特集/産婦人科領域における難病を考える
―新たに成立した難病法の視点から
No.6 特集/他科エキスパートが教える 婦人科医のための合併症管理
No.5 特集/産科出血に立ち向かう
―どこまでできる? 診療所から大学病院まで
No.増刊号 特集/知らなきゃ困る 産婦人科小手術
No.4 特集/骨粗鬆症ベストプラクティス
No.3 特集/Non–ART の不妊症診療—体外受精なしでここまでできる
No.2 特集/ここが知りたい 産婦人科周術期管理
No.1 特集/産科領域における遺伝診療の最前線
2016年 Vol.83
No.12 特集/月経前症候群・月経前不快気分障害の最新知見
No.11 特集/子宮筋腫の最前線
No.10 特集/産婦人科臨床研究最前線
No.9 特集/妊娠と感染症―外来で聞かれてどう説明する?
No.8 特集/骨盤臓器脱と排尿障害Up to Date
No.7 特集/ART最前線
No.6 特集/婦人科がんの診断・治療の最適化を目指して
No.5 特集/不育症 Up to Date
No.増刊号 特集/産婦人科処方実践マニュアル
No.4 特集/中高年女性に多くみられる症候とその対策
No.3 特集/生殖医療における倫理的問題を考える
No.2 特集/OC・LEPガイドライン ポイントの解説
No.1 特集/婦人科がん治療の新機軸
2015年 Vol.82
No.12 特集/分娩管理の新機軸
No.11 特集/婦人科腹腔鏡手術の最前線
No.10 特集/婦人科悪性腫瘍治療に対するドラッグリポジショニングの幕開け―既存薬に秘められた新たな可能性
No.9 特集/胎盤のバイオマーカー
No.8 特集/PIH既往女性の生活習慣病リスクとヘルスケア
No.7 特集/黄体ホルモンの基礎から臨床まで
No.6 特集/遺伝性乳癌卵巣癌のマネージメント
No.5 特集/無痛分娩Up to Date
No.増刊号 特集/よくわかる検査と診断
No.4 特集/OC・LEPの静脈血栓塞栓症リスク Q&A
No.3 特集/女性アスリートを診る ―産婦人科的問題とその対策
No.2 特集/血管新生を標的とした婦人科癌治療
No.1 特集/ワンランク上の妊婦健診
2014年 Vol.81
No.12 特集/よくわかるホルモン補充療法 Q&A
No.11 特集/産婦人科における漢方の理論と実践
No.10 特集/がん・生殖医療の現状と展望
No.9 特集/女性のうつ
No.8 特集/女性と静脈血栓塞栓症
No.7 特集/多囊胞性卵巣症候群(PCOS) Up to Date
No.6 特集/オミックスデータからみた婦人科疾患と遺伝情報の解釈  -システム生物学の理解と通した婦人科腫瘍学の新展開
No.5 特集/妊産婦と脳血管疾患
No.増刊号 特集/産婦人科手術 Up to Date
No.4 特集/女性と感染症Up to Date
No.3 特集/幹細胞と生殖医学
No.2 特集/がん免疫療法の最前線
No.1 特集/新たな早産予防戦略
2013年 Vol.80
No.増刊号 特集/ホルモン療法実践マニュアル