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診断と治療社 | 雑誌詳細:産科と婦人科

産科と婦人科

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充実したラインナップ日常診療の場で即役立つ「増刊号」を年各1冊発行.日進月歩で激変する医学界のキーワードを読み解き,読者各位の壮大な負託に応えるべく「産科と婦人科」は微力を注ぎます.

2019年 Vol.86 No.7 2019-06-18

広がる子宮内膜症の世界

定価:本体2,800円+税

冊 

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掲載論文

広がる子宮内膜症の世界

企画 大須賀 穣

Ⅰ.最新の疫学
1.子宮内膜症の現状 / 百枝幹雄
2.子宮内膜症の疾病負担と医療経済 / 荒川一郎

Ⅱ.症状・関連疾患と最新治療
3.子宮内膜症における疼痛 / 明樂重夫
4.子宮内膜症合併不妊症 / 萩原優美子・他
5.子宮内膜症合併妊娠における産科異常 / 藤井達也・他
6.卵巣チョコレート囊胞の破裂,感染,癌化 / 谷口文紀
7.子宮内膜症―生活習慣病― / 若槻明彦
8.子宮内膜症と更年期医療 / 太田郁子
9.子宮内膜症に対する手術はなぜ難しいのか―解剖学的構造の変化を考える― / 松本 貴

Ⅲ.病因・病態の最新知見
10.子宮内膜症における内分泌因子 / 森 泰輔・他
11.子宮内膜症における免疫と炎症 / 高村将司・他
12.子宮内膜症の病因における幹細胞の役割 / 丸山哲夫
13.子宮内膜症の病態・病因におけるジェネティックスとエピジェネティックス / 前川 亮・他
14.子宮内膜症における細菌性エンドトキシンとToll–like receptor 4(TLR4)の役割 / Khaleque N Khan・他
15.子宮内膜症における神経因子 / 吉野 修・他

連載
第15回 医療裁判の現場から
吸引分娩により分娩された児に脳性麻痺等の障害が生じたケースにおいて,初回の吸引カップ装着から吸引手技終了まで20分以上を要したことについて医師の注意義務違反が否定された事例 / 水上裕嗣

若手の最新研究紹介コーナー
HPV E1 is dispensable for low and high risk HPV maintenance and latent replication in keratinocytes but is necessary for genome amplification / 村上 功

来たれ! 私たちの産婦人科 第31回
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科産科・婦人科学 岡山大学病院産科婦人科・周産母子センター / 増山 寿

総説
不妊女性の卵胞発育におけるLH活性の必要性 / 蔵本武志・他

症例
子宮摘出後に後腹膜に発生したSTUMP(smooth muscle tumor of uncertain malignant potential)の1例 / 嶋谷拓真・他 
アブスコパル効果と思われる腫瘍縮小効果を示した腟癌の1例 / 河合要介・他

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ねらい

 子宮内膜症は古くて新しい疾患である.近年,子宮内膜症と産科異常との関連を指摘する多くの論文が出版され,注目を集めている.これまでは若い子宮内膜症患者にとっては妊娠が一つのゴールであり,妊娠は究極の子宮内膜症治療とされてきたが,物事はそのように単純ではなかった.また,子宮内膜症と心血管疾患の関連を指摘する論文も登場し,子宮内膜症は生涯の健康を見据えて診療すべき疾患であるとの新たな概念が導入されつつある.チョコレート囊胞の悪性化の問題については広く知られるようになったが,その対策についてはいまだ意見の分かれるところである.一方で,子宮内膜症の薬物療法は日進月歩であり,どの薬剤をどのように使うかについて現場でお悩みの先生も少なくないと思われる.さらに,子宮内膜症はいまや国民的疾患として公衆衛生の観点からも重要な疾患となっており,予防や早期の治療介入に関する医療経済的研究もなされている.よって,子宮内膜症に関する最新知識をつけておくことは,わが国のすべての産婦人科医にとって必須ともいえる.
 本特集では,最新の疫学,症状・関連疾患と最新治療,病因・病態の最新知見の3つのパートに分けて多くのエキスパートの先生方にご執筆いただいた.症状・関連疾患について最先端の動向を盛り込むとともに,日常診療でしばしば悩む思春期・閉経期の取り扱いについても項を分けてご解説いただいた.手術に関しても,難度の高い手術への対策をご解説いただいた.子宮内膜症の病因・病態研究において,わが国は一流の研究者の宝庫である.おかげさまで,病因・病態の最新知見をあらゆる角度からご解説いただけた.なかには子宮内膜症発症の学説にコペルニクス的転回をもたらすような内容も含まれており,読者の皆様には興味深くお読みいただけるのではないかと期待している.
 企画者として,本特集が子宮内膜症における新世界への架け橋となることを切に願っている.

(東京大学大学院医学系研究科産婦人科学講座 大須賀 穣)

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2019年 Vol.86
No.10 特集/どうする 再発婦人科がん最新号
No.9 特集/エキスパートに聞く 産婦人科超音波ABC
No.8 特集/漢方の今,これから
No.7 特集/広がる子宮内膜症の世界
No.6 特集/腹式広汎子宮全摘術のすべて
No.5 特集/無痛分娩・産科麻酔Update
No.増刊号 特集/新時代のホルモン療法マニュアル
No.4 特集/新時代に入ったがん・生殖医療
No.3 特集/どうする?妊娠合併婦人科腫瘍の管理
No.2 特集/妊娠高血圧症候群_PIHからHDFへ
No.1 特集/産婦人科医が押さえておくべき法・指針・医療体制
2018年 Vol.85
No.12 特集/思春期にまつわる最近の話題
No.11 特集/月経を診る―患者満足の外来診療のために
No.10 特集/よくわかる腫瘍随伴症候群
No.9 特集/ここまで進んだ胎児治療
No.8 特集/感染症に強くなる
No.7 特集/産婦人科関連ホルモンの基礎を学びなおす
No.6 特集/婦人科医が注意すべき悪性腫瘍関連疾患
No.5 特集/エキスパートに聞く合併症妊娠のすべて
No.増刊号 特集/産婦人科関連 専門医・認定医ガイド
No.4 特集/女性アスリートのヘルスケア
No.3 特集/生殖医療−知っておきたい最新トピックス
No.2 特集/臨床スキルアップのために−画像診断・病理診断・麻酔
No.1 特集/胎児心臓をみる−診断から治療へ
2017年 Vol.84
No.12 特集/HRTガイドライン2017年度版 改訂の要点と最近の話題
No.11 特集/子宮腺筋症と稀少部位子宮内膜症の最新の取り扱い
No.10 特集/次世代への予防医療―DOHaDを活かす
No.9 特集/今日からできる最新の産婦人科ケア
No.8 特集/女性の将来の健康のために―疾患・病態相互の関連
No.7 特集/産婦人科領域における難病を考える
No.6 特集/他科エキスパートが教える婦人科医のための合併症管理
No.5 特集/産科出血に立ち向かう
No.増刊号 特集/知らなきゃ困る 産婦人科小手術
No.4 特集/骨粗鬆症ベストプラクティス
No.3 特集/Non-ARTの不妊症診療
No.2 特集/ここが知りたい 産婦人科周術期管理
No.1 特集/産科領域における遺伝診療の最前線
2016年 Vol.83
No.12 特集/月経前症候群・月経前不快気分障害の最新知見
No.11 特集/子宮筋腫の最前線
No.10 特集/産婦人科臨床研究最前線
No.9 特集/妊娠と感染症 ―外来で聞かれてどう説明する?
No.8 特集/骨盤臓器脱と下部尿路機能障害Up to Date
No.7 特集/ART最前線
No.6 特集/婦人科がんの診断・治療の最適化を目指して
No.5 特集/不育症 Up to Date
No.増刊号 特集/産婦人科処方実践マニュアル
No.4 特集/中高年女性に多くみられる症候とその対策
No.3 特集/生殖医療における倫理的問題を考える
No.2 特集/OC/LEPガイドライン ポイントの解説
No.1 特集/婦人科がん治療の新機軸
2015年 Vol.82
No.増刊号 特集/よくわかる検査と診断
2014年 Vol.81
No.増刊号 特集/産婦人科手術 Up to Date