HOME > 雑誌詳細

雑誌詳細

診断と治療社 | 雑誌詳細:小児科診療

小児科診療

最新の情報からベーシックな知識までわかりやすくお届けします!

読者の要望にお応えすべくup-to-dateな特集を提供.内容の充実とわかりやすい解説に腐心しました.

一目で要点をとらえ,本文へ読みすすみやすいレイアウト.

「増刊号」・「特大号」を年各1冊発行.読者の厚い信頼に応える内容で日常診療に不可欠な情報満載.

連載「Photo Quiz」ではビジュアルに画像診断のポイントを解説.

2018年 Vol.81 No.11 2018-10-12

今さら聞けない? 小児救急の総復習

定価:本体5,000円+税

冊 

ページの先頭へ戻る

掲載論文

序 文  /伊原崇晃,井上信明

Ⅰ.プライマリーサーベイ:生理学的徴候の評価
気 道  /朱田博聖
呼吸(視診)  /多賀谷貴史
呼吸(聴診・測定)  /辻  聡
循環(視診)  /田村卓也
循環(触診・測定)  /神薗淳司
意 識  /上村克徳
体 温  /篠塚俊介・他
外 観  /池山由紀
生体情報モニターのピットフォール  /新津健裕

Ⅱ.よく遭遇する疾患の身体診察
虫垂炎の診断と身体診察  /畑 菜摘
肺炎の診断と身体診察  /鉄原健一
尿路感染症の診断と身体診察  /松波邦洋
中耳炎の診断と身体診察  /杉浦健太
小児救急的四肢の診察  /岩田賢太朗
小児救急的神経学的診察(運動障害・運動失調)  /後藤知英
小児救急的腹部診察  /伊原崇晃

Ⅲ.初期対応
発 熱  /西村龍夫
嘔吐・下痢  /大西志麻
消化管出血  /細井賢二・他
けいれん  /眞下秀明・他
呼吸苦  /西村洋一
皮 疹  /加倉井真樹・他
泣き止まない  /児玉和彦
胸 痛  /安田 幹
頭 痛  /有野 聡
軽症頭部外傷  /天笠俊介
異物誤飲  /沖  剛・他
薬物誤飲  /寺内真理子
虐 待  /野澤正寛
新生児  /廣瀬陽介

Ⅳ.検 査
血液ガス分析  /松井 鋭
血液検査  /笹岡悠太
血液培養  /笠井正志
尿検査  /伊藤健太
胸部X線  /河野達夫
超音波検査  /森 崇晃
感染症の迅速検査  /堀越裕歩
心電図  /住友直文

ページの先頭へ戻る

ねらい

伊原崇晃  /東京都立小児総合医療センター救命救急科     
井上信明  /国立国際医療研究センター国際医療協力局人材開発部

 小児救急は決して「その場しのぎ」ではありません.時間を問わず,ありとあらゆる主訴に適切な初期対応をすることが求められます.疫学的に重症度・緊急度の低い患者が多くを占める小児救急の現場で,ごくわずかな重症患者を見逃さないためには細部にまで根拠を求める姿勢が必要です.
 しかし,多忙な外来では即時の対応を求められるため,効率化のためにパターン的思考になりがちです.ただ,各個人がもっているそのパターン思考は,きちんとした研究や成書をもとにした情報から,経験に裏打ちされたもの,施設ごとのローカルルールに先輩から教えてもらった耳学問と,いろいろなタイプの情報が混在しています.このように普段行っているプラクティスが適切なのか問い直すきっかけとして,実際の臨床で浮かぶ疑問は重要な役割をもちます.
 そんな疑問を何となく,「その場しのぎ」で終わらせるのは非常にもったいないことです.わずかなことをなぜなのかと疑問に思い,こだわり続けて積み上げていくことが,より多くの子どもを助ける結果につながると信じています.今回,「今さら聞けない?小児救急の総復習」として,救急外来で出会う様々な質問に答える形で特集を企画させていただく形となりました.皆さんが「今さら聞けない」と考えるのは,当たり前で基本的なことと思われがちなことだと思います.しかし,一見当たり前,基本的だと思うことも深く掘り下げていくと小児救急の根幹へとつながっていきます.結果,基本を深く学び直すことで小児救急が「その場しのぎ」ではなく,根拠のある適切な医療を提供する場となります.
 本特集では以下のことに重点を置いています.
  ①小児救急の現場で遭遇する,ふとした疑問に根拠をもって答えること
  ②一見当たり前に思うことでも言葉の定義やその根拠について,なるべく深く掘り下げること
  ③当たり前に行われていることでもエビデンスが乏しい領域ではエキスパートオピニオンしかないことも示すこと
  ④なるべく原著まで遡って根拠を示すことで,読了後にさらなる学びのきっかけとなること
 今回の執筆者はそれぞれのジャンルで深く,情熱をもって語ることができる先生たちです.救急外来を訪れる子どもたち,その診療にあたってよりよい医療を提供しようと頑張っている医師に向けて,基本的なことを当たり前で終わらせず,とことん深く書いていただきました.多忙な日々の中では埋没してしまい,じっくりと考えることがないような問題に正面から取り組んでいただき,感謝しています.
 子どもたちは成人のように雄弁ではないため,自分たちの症状を大人のようにうまく伝えることができないかもしれません.そこで,子どもの側に歩み寄り,細部に宿る声なき声に気づくことが小児救急では必要だと考えます.
 どれだけ忙しくても根拠を求め,適切な医療を提供できる小児救急を皆さんと作っていくきっかけとして,本特集が役立っていただければ幸いです.

ページの先頭へ戻る

当社発行の雑誌は発行から1年後に論文単位でPDFファイルの
ダウンロード購入が可能です.詳細はメディカルオンラインへ

2019年 Vol.82
No.1 特集/小児呼吸器疾患のファーストタッチから専門診療へ最新号
2018年 Vol.81
No.12 特集/難しくない 小児腎領域の難病診療
No.11 特集/今さら聞けない? 小児救急の総復習
No.10 特集/生活習慣病と子ども−DOHaDと健康のカギ
No.9 特集/小児感染症の専門医を目指そう!
No.8 特集/小児の中枢神経画像update
No.7 特集/おさえたい診療ガイドラインのツボ
No.6 特集/日常診療にひそむ小児リウマチ性疾患
No.5 特集/研修医必携!これだけは知ってほしい薬の使
No.増刊号 特集/小児の治療指針
No.4 特集/注目すべき国際感染症
No.3 特集/退院から生後1か月までの保護者の不安に
No.2 特集/実践!小児漢方 はじめの一手,次の一手
No.1 特集/ここまできた小児神経・筋疾患の診断・治療
2017年 Vol.80
No.12 特集/アレルギー疾患FAQ
No.11 特集/小児科エコー活用術
No.10 特集/日常生活にひそむ小児血液,腫瘍性疾患
No.9 特集/症例から学ぶ感染症診療のコツ
No.8 特集/新しいガイドラインに基づいた最新の夜尿症
No.7 特集/新・発達障害支援〜小児科医へのメッセージ
No.6 特集/そうだったのか!今すぐ役立つ小児内分泌の
No.5 特集/研修医が知っておくべき境界領域疾患
No.増刊号 特集/小児科ケースカンファレンス
No.4 特集/今ここでステロイドを再考する
No.3 特集/乳幼児期発症神経疾患のファーストタッチか
No.2 特集/抗菌薬療法UP-TO-DATE
No.1 特集/小児循環器のファーストタッチから専門診療
2016年 Vol.79
No.12 特集/先天異常症候群の新しい展開
No.11 特集/学校保健パーフェクトガイド−新しい小児科
No.10 特集/日本発アレルギー研究最新情報
No.9 特集/ベテラン小児科医が伝授する入院管理・診療
No.8 特集/小児救急で求められる単純X線写真
No.7 特集/小児循環器治療の最前線−クスリとデバイス
No.6 特集/先天代謝異常症−エキスパートによる最新
No.増刊号 特集/小児の症候群
No.5 特集/研修医のための乳幼児健診のすすめ
No.4 特集/これからどうなる!? 日本の予防接種
No.3 特集/症例から学ぶ小児心身症
No.2 特集/小児在宅医療のエッセンス−必要な知識・技
No.1 特集/子どもの外傷〜小児科医でもできること,小
2015年 Vol.78
No.12 特集/小児血液・腫瘍性疾患のトピックス
No.11 特集/見てわかる小児の皮膚疾患
No.10 特集/より良いプライマリ・ケアのための最新「かぜ」情報
No.9 特集/実地臨床に役立つ食物アレルギーの最新情報
No.8 特集/小児リウマチ性疾患の最新治療
No.7 特集/小児呼吸器疾患をあなどるな!
No.6 特集/小児の輸液・栄養管理の基礎と実践
No.5 特集/よくわかる 小児感染症の基礎知識
No.増刊号 特集/疾患からみる画像診断の進め方・読み方
No.4 特集/日常診療で役立つ小児整形外科の知識
No.3 特集/症例から学ぶ川崎病の診断・治療・管理のエ
No.2 特集/けいれん性疾患の最新の治療
No.1 特集/新生児室のルーチンとトピックス
2014年 Vol.77
No.11 特集/保護者への説明マニュアル
2013年 Vol.76
No.増刊号 特集/理解して出そう小児の検査-オーダー・手技・解釈
2012年 Vol.75
No.増刊号 特集/小児の診療手技100
2011年 Vol.74
No.増刊号 特集/子どもの臨床検査