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書籍詳細

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産婦人科手技シリーズⅡ診断と治療社 | 書籍詳細:産婦人科手技シリーズⅡ
周産期手術

杏林大学医学部産科婦人科学教室教授

岩下 光利(いわした みつとし) 編集

初版 B5判 並製 138頁 2012年04月10日発行

ISBN9784787819352

定価:本体8,500円+税
  

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周産期の手術手技がイラストでよくわかる! 雑誌「産科と婦人科」巻頭連載がこの1冊に.子宮内容除去術や正常分娩の手技に加え,吸引分娩,鉗子分娩,早産における古典的帝王切開術や癒着胎盤での帝王切開術など,周産期専門医を目指す医師に必須の技術をビジュアルでわかりやすく解説.優美なカラーイラストを大きく配置.細部までよくわかる.

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目次

●序
●執筆者一覧
1 子宮内容除去術  /大浦訓章他
2 会陰切開術・縫合術  /奥山和彦
3 産道裂傷縫合術  /野平知良他
4 骨盤位牽出術  /栗下昌弘
5 頸管縫縮術① McDonald法 /松本 直他
6 頸管縫縮術② Shirodkar法 /大槻克文他
7 吸引分娩 /田中 守
8 鉗子分娩① Naegele鉗子 /堀口貞夫
9 鉗子分娩② Kielland鉗子 /堀口貞夫
10 帝王切開術① 腹式子宮横切開法 /正岡直樹
11 帝王切開術② 腹式子宮縦切開法 /石井康夫他
12 帝王切開術③ 癒着胎盤に対する帝王切開術 /谷垣伸治他
●索引

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序文




産婦人科医になってまず習得を求められる手術手技は子宮内容除去術や経腟分娩における会陰切開・縫合である.将来,婦人科腫瘍学や生殖医学の道を歩む産婦人科医にとっても身につけていなければならない必須の技能である.子宮内容除去術は直視下に行えず,手術器具をとおして手に伝わる感覚に頼る唯一の手術である.経腟分娩における会陰切開とその縫合は,簡単なようで,多くの習得すべき技術が含まれている.会陰切開創縫合では,持針器の持ち方,クーパーや攝子の使い方,運針方法,糸結びなど,開腹手術における手術手技の基本がすべて網羅されている.経腟分娩では,会陰,腟壁,子宮頸管裂傷にもしばしば遭遇するため,これら裂傷に対する止血や縫合方法にも習熟しなければならない.これらの基本的手術手技を習得後,正常分娩に立ち会えるようになるが,正常分娩からの逸脱,すなわち,分娩停止や胎児機能不全の出現などはいつでも起こり得るため,正常分娩に加えて,吸引分娩,鉗子分娩,帝王切開術などの急速遂娩手技に習熟して初めて一人前に分娩を扱える医師となる.帝王切開術は単純子宮全摘術などの婦人科手術に比べ手術操作は少ないが,胎児を速やかに娩出するため迅速な手技が求められる.近年の周産期医療の進歩に伴い,早産における古典的帝王切開術や癒着胎盤での帝王切開など,術式にも種々の改良がみられ,周産期専門医を目指す医師にはこれらの技能も必要となる.
本書は,多くのエキスパートの先生方に依頼し,月刊誌「産科と婦人科」に連載された周産期手術の原稿を編纂し,一冊にまとめたものである.本書は各手術の手順を解説するだけでなく,多数のイラストを配置し,これから周産期の手術手技を学ぼうとする若い産婦人科医が正しい手技を習得できるよう配慮されている.本書が優秀な臨床技能をもった産婦人科医を育てる一助となることを切に希望する.

2012年4月

杏林大学医学部産科婦人科学教室
岩下 光利