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腎臓内科レジデントマニュアル 改訂第7版診断と治療社 | 書籍詳細:腎臓内科レジデントマニュアル 改訂第7版

中山寺いまいクリニック院長/藤田保健衛生大学腎内科学客員教授

今井 圓裕(いまい えんゆう) 編著

改訂第7版 B6変形判 上製 744頁 2015年04月20日発行

ISBN9784787821614

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定価:本体4,500円+税
  

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腎臓内科必携の定番書籍.今版では,MPGNとC3腎症,腎代替療法の選択,高齢CKD患者への対応の3項目を追加.新たに改訂・作成された,進行性腎障害関連疾患のRPGN,IgA腎症,ネフローゼ症候群,多発性嚢胞腎やKDIGO,高血圧などのガイドラインも反映し,最新情報を盛り込んだ.腎臓内科エキスパートによる執筆陣による全面改訂で、大幅増ページと充実の内容となった.コンパクトなポケットサイズで,ベッドサイドや外来診療でご活用ください.

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目次

執筆者一覧


1 水・電解質代謝異常とその治療
 1 脱水症(Na欠乏症)
 2 体液過剰(Na過剰症:浮腫・胸腹水)
 3 Na濃度異常症
 4 K代謝異常
 5 Ca代謝異常
 6 P代謝異常
 7 Mg代謝異常

2 酸・塩基平衡異常とその治療
 1 血液pHの調節機序
 2 分類と診断
 3 代謝性アシドーシス
 4 代謝性アルカローシス
 5 呼吸性アシドーシス
 6 呼吸性アルカローシス

3 急性腎障害の診断と治療
 1 概念
 2 定義
 3 症状
 4 最初の対応
 5 分類
 6 腎前性AKIと腎性AKIの鑑別
 7 治療と管理

4 慢性腎臓病の診断と管理
 1 慢性腎臓病の概念
 2 慢性腎臓病の重症度分類とステージ
 3 CKD患者のマネージメント

5 おもな糸球体疾患の特徴・治療方針
 1 総論
 2 急性腎炎症候群
 3 急速進行性糸球体腎炎(RPGN)
 4 IgA腎症
 5 ネフローゼ症候群
 6 MPGNとC3腎症

6 膠原病とその近縁疾患に伴う腎疾患
 1 全身性エリテマトーデス(systemic lupus erythematosus:SLE)
 2 抗リン脂質抗体症候群(APS)
 3 Henoch—Schönlein紫斑病(HSP)
 4 関節リウマチ(RA)
 5 強皮症(scleroderma:SSc)
 6 Sjögren症候群(SjS)
 7 クリオグロブリン血症

7 血栓性微小血管症
 1 疾患概念
 2 診断
 3 治療

8 腎硬化症・腎血管性高血圧・原発性アルドステロン症
 1 腎硬化症
 2 腎血管性高血圧
 3 原発性アルドステロン症
 4 コレステロール塞栓症

9 Paraproteinemiaによる腎症
 1 疾患概念
 2 アミロイドーシス
 3 単クローン性免疫グロブリン沈着症(MIDD)
 4 軽鎖円柱腎症(case nephropathy)
 5 Immunotactoid腎症(ITG),Fibrillary腎炎(FGN)

10 糖尿病性腎症
 1 診断
 2 経過
 3 治療
 4 他臓器の合併症管理
 5 腎機能障害と経口糖尿病薬の使い方

11 高尿酸血症
 1 高尿酸血症の定義
 2 高尿酸血症の病型分類
 3 高尿酸血症の治療目標
 4 高尿酸血症の治療適応と実際
 5 尿酸降下薬の種類と選択
 6 合併症を有する高尿酸血症の治療

12 感染症に関連した腎炎
 1 肝炎ウイルス関連腎症
 2 MRSA関連腎炎

13 肝腎症候群
 1 病態
 2 診断/鑑別診断・検査
 3 臨床症状・病型 256
 4 治療

14 尿細管・間質疾患
 1 尿細管機能異常
 2 尿細管性アシドーシス(renal tubular acidosis:RTA)
 3 尿細管間質性腎炎(tubulointerstitial nephritis:TIN)
 4 抗凝固薬関連腎症(ワルファリン腎症)

15 IgG4関連腎臓病
 1 概要
 2 背景
 3 診断のためのアルゴリズム
 4 診断基準
 5 治療と予後

16 Fabry病
 1 疾患概念
 2 症状
 3 診断
 4 治療

17 多発性囊胞腎(PKD)
 1 病態
 2 症状
 3 診断・検査
 4 治療

18 尿崩症(DI)
 1 多尿をきたす疾患
 2 診断/鑑別診断
 3 中枢性尿崩症(CDI)
 4 腎性尿崩症(NDI)

19 尿路感染症
 1 病因・病態
 2 分類
 3 原因(起炎菌)
 4 診断
 5 治療

20 腎・尿管結石
 1 原因
 2 症状・診断
 3 治療
 4 再発予防

21 急性血液浄化療法
 1 血液浄化療法の基本
 2 急性腎障害に対する血液浄化療法
 3 アフェレシス療法

22 腎代替療法の選択
 1 腎代替療法説明の現状
 2 腎代替療法説明の難しさ
 3 医学的知見の情報提供
 4 チーム医療

23 慢性透析患者の導入と管理 1.血液透析
 1 慢性透析の現況
 2 透析導入基準
 3 透析量
 4 栄養管理
 5 合併症対策
 6 糖尿病透析患者の特徴と管理上の注意点
 7 透析患者の手術時の注意と対策

24 慢性透析患者の導入と管理 2.CAPD
 1 カテーテル挿入術のポイント
 2 腹膜透析液,CAPD,APD
 3 腹膜透析の栄養管理
 4 適正透析
 5 PD関連合併症

25 腎疾患における骨代謝の管理
 1 CKDステージ1,2
 2 保存期(CKDステージ3,4,5)
 3 透析期(CKDステージ5D)
 4 移植後

26 慢性腎臓病(CKD)患者の腎性貧血管理
 1 概念
 2 頻度
 3 症状と所見
 4 治療
 5 ESA低反応の対策
 6 ESAの副作用

27 妊娠と腎
 1 腎疾患患者の妊娠
 2 腎疾患患者の妊娠が母体と胎児に及ぼす影響
 3 妊娠高血圧症候群についての一般的な知識
 4 腎疾患合併妊娠例の管理の実際
 5 妊婦の緊急治療を要する疾患
 6 その他の注意すべき妊婦合併症

28 移植腎患者の管理
 1 移植待機患者の管理
 2 腎移植の周術期管理
 3 移植後の患者の管理

29 小児腎疾患診療のポイント
 1 小児の腎と腎機能の特徴
 2 小児腎生検の適応とポイント
 3 学校検尿有所見者への対応
 4 小児腎疾患の特徴と治療
 5 代表的な腎疾患の診断と治療
 6 小児慢性腎不全の治療

30 高齢CKD患者への対応
 1 高齢者のCKDの診断:高齢者の腎機能低下は生理的か?
 2 高齢者の腎機能の低下速度
 3 高齢者で注意すべき疾患
 4 高齢CKD患者の治療の実際

31 腎疾患の検査法
 1 腎機能検査
 2 尿沈渣
 3 糸球体機能検査
 4 尿細管機能検査
 5 腎血流量(RBF),腎血漿流量(RPF)
 6 種々の腎疾患の特殊検査
 7 腎臓超音波検査(腎エコー,腎血流Doppler法)
 8 静脈性腎盂造影(IVP)
 9 レノグラム

32 腎生検の手技と患者管理
 1 準備物品
 2 手順

33 腎生検の見方:腎生検の適応と基本的な見方
 1 腎生検の適応と禁忌
 2 腎生検病理診断の基本と診断手順
 3 腎生検病理と臨床の考え方

34 腎疾患治療薬の使い方のコツ
 1 副腎皮質ステロイド薬(ステロイド)
 2 免疫抑制薬
 3 抗血小板療法,抗凝固療法
 4 利尿薬
 5 ACE阻害薬/ARB/DRI/抗アルドステロン薬
 6 透析患者の便秘
 7 透析患者の搔痒感
 8 非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAIDs)とアセトアミノフェン
 9 脂質異常症治療薬
10 抗菌薬
11 腎機能低下時の造影剤の使用

35 臨床論文を理解し,臨床研究を行うために必要な基礎知識
 1 Research question(研究テーマ)の構造化
 2 統計学的検定法と統計学的モデル
 3 バイアス(bias)
 4 研究デザイン

36 輸液製剤の使い方
 1 輸液製剤の分類
 2 輸液量の決定

37 腎機能低下時の薬剤投与における注意
 1 総論
 2 各論

38 付録
 1 腎疾患の食事療法
 2 基準値一覧表
 3 腎疾患患者の生活制限
 4 腎機能低下時の薬剤投与量

索引

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序文

改訂第7版の序

 若手医師のベッドサイドでの教育に資することを目的として腎臓内科レジデントマニュアルを出版して15年目,第7版を出版することができました.これも執筆いただいた先生方の情熱と本書を活用いただいている先生方のご支援によるものと編者として深く感謝しております.
 さて,2012年から2014年にかけてはガイドラインの出版ラッシュでした.腎臓学会から「CKD診療ガイド2012」「エビデンスに基づくCKD診療ガイドライン2013」「ネフローゼ症候群診療ガイドライン2014」「IgA腎症診療ガイドライン2014」「急速進行性腎炎症候群(RPGN)診療ガイドライン2014」「多発性囊胞腎(PKD)診療ガイドライン2014」が出版され,高血圧学会からは「高血圧診療ガイドライン2014」が出版されました.動脈硬化学会からは「動脈硬化性疾患予防ガイドライン2012」が出版されています.糖尿病学会からも「科学的根拠に基づく糖尿病診療ガイドライン2013」「糖尿病治療ガイド2014—2015」が出版されました.いずれのガイドラインもこれまでの診療内容の変更を推奨するものです.CKD患者の降圧目標の変更,血糖管理目標の変更などが含まれています.今回の腎臓内科レジデントマニュアルはこれらのガイドラインの変更点をすべて盛り込み,重要な表や図はそのまま転載できるよう許可をいただきました.すなわち,ポケットに入る腎疾患診療に関する総合ガイドラインです.また,本書の特徴であるガイドラインの行間を読んだ解説も豊富に記載してあります.
 臨床に関連する基礎医学の進歩のエッセンスを伝えることも本書の大きな目標です.膜性腎症の原因抗原,C3腎症,多発性囊胞腎の新しい治療なども盛り込みました.研修医の皆さんの診療の指針となるのみならず,腎臓内科専門医の臨床決断にも役に立つことを確信しております.
 平成27年3月春爛漫の宝塚にて
中山寺いまいクリニック院長
藤田保健衛生大学腎内科学客員教授
今井圓裕