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腎臓内科レジデントマニュアル 改訂第8版診断と治療社 | 書籍詳細:腎臓内科レジデントマニュアル 改訂第8版

中山寺いまいクリニック院長/藤田医科大学腎内科学客員教授/愛知医科大学腎臓内科客員教授

今井 圓裕(いまい えんゆう) 編著

名古屋大学大学院医学系研究科病態内科学講座腎臓内科学教授

丸山 彰一(まるやま しょういち) 編著

改訂第8版 B6変形判 上製 800頁 2019年07月08日発行

ISBN9784787823618

定価:本体4,800円+税
  

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腎臓内科必携の定番書籍.今版では,急性腎障害,妊娠と腎の章を全面改訂し,抗がん薬も追加.また新たに改訂・作成された,薬剤性腎障害,がん薬物療法時の腎障害,AKI(急性腎障害),腎疾患患者の妊娠,CKD,高血圧などのガイドラインも反映し,最新情報を盛り込んだ.腎臓内科エキスパートの執筆陣による全面改訂で,大幅増ページとさらに充実の内容となった.コンパクトでかつ読みやすいポケットサイズです.ベッドサイドや外来診療でご活用ください.

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目次

執筆者一覧


1 水・電解質代謝異常とその治療
 1 脱水症(Na欠乏症)
 2 体液過剰(Na過剰症:浮腫・胸腹水・うっ血・高血圧)
 3 Na濃度異常症
 4 K代謝異常
 5 Ca代謝異常
 6 P代謝異常
 7 Mg代謝異常

2 酸・塩基平衡異常とその治療
 1 血液pHの調節機序
 2 分類と診断
 3 代謝性アシドーシス
 4 代謝性アルカローシス
 5 呼吸性アシドーシス
 6 呼吸性アルカローシス

3 急性腎障害の診断と治療
 1 概念
 2 定義
 3 意義
 4 危険因子と契機
 5 症状
 6 初期症状のポイント
 7 分類
 8 腎前性AKIと腎性AKIの鑑別
 9 治療と管理

4 慢性腎臓病の診断と管理
 1 慢性腎臓病の概念
 2 慢性腎臓病の重症度分類とステージ
 3 CKD患者のマネージメント

5 おもな糸球体疾患の特徴・治療方針
 1 総論
 2 急性腎炎症候群
 3 急速進行性糸球体腎炎(RPGN)
 4 IgA腎症
 5 ネフローゼ症候群
 6 MPGNとC3腎症

6 膠原病とその近縁疾患に伴う腎疾患
 1 全身性エリテマトーデス(systemic lupus erythematosus:SLE)
 2 抗リン脂質抗体症候群(APS)
 3 Henoch-Schönlein紫斑病(HSP)
 4 関節リウマチ(RA)
 5 強皮症(scleroderma:SSc)
 6 Sjögren症候群(SjS)
 7 クリオグロブリン血症

7 血栓性微小血管症
 1 疾患概念
 2 診断
 3 治療

8 腎硬化症・腎血管性高血圧・原発性アルドステロン症
 1 腎硬化症
 2 腎血管性高血圧
 3 原発性アルドステロン症
 4 コレステロール塞栓症

9 Paraproteinemiaによる腎症
 1 疾患概念
 2 アミロイドーシス
 3 単クローン性免疫グロブリン沈着症(MIDD)
 4 PGNMID(Proliferative glomerulonephritis with monoclonal IgG deposits)
 5 軽鎖円柱腎症(light chain cast nephropathy)
 6 Immunotactoid腎症(ITG),Fibrillary腎炎(FGN)
 7 POEMS症候群

10 糖尿病性腎症
 1 診断
 2 経過
 3 治療
 4 他臓器の合併症管理
 5 腎機能障害と血糖降下薬の使い方

11 高尿酸血症
 1 高尿酸血症の定義
 2 高尿酸血症の病型分類
 3 高尿酸血症のリスク
 4 高尿酸血症の治療目標
 5 高尿酸血症の治療適応と実際
 6 尿酸降下薬の種類と選択
 7 合併症を有する高尿酸血症の治療

12 感染症に関連した腎炎
 1 肝炎ウイルス関連腎症
 2 メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)を含むブドウ球菌感染に伴う腎炎

13 肝腎症候群
 1 病態
 2 診断/鑑別診断・検査
 3 臨床症状・病型
 4 治療

14 尿細管・間質疾患
 1 尿細管機能異常
 2 尿細管性アシドーシス(renal tubular acidosis:RTA)
 3 尿細管間質性腎炎(tubulointerstitial nephritis:TIN)
 4 抗凝固薬関連腎症(ワルファリン腎症)

15 IgG4関連腎臓病
 1 疾患概念
 2 疫学
 3 臨床像
 4 病理組織像
 5 診断基準
 6 治療と予後

16 Fabry病
 1 疾患概念
 2 症状
 3 診断
 4 治療

17 多発性嚢胞腎(PKD)
 1 疾患概念
 2 病態
 3 症状
 4 診断・検査
 5 治療

18 尿崩症(DI)
 1 多尿をきたす疾患
 2 診断/鑑別診断
 3 中枢性尿崩症(CDI)
 4 腎性尿崩症(NDI)

19 尿路感染症
 1 病因・病態
 2 分類
 3 原因(起炎菌)
 4 診断
 5 治療

20 腎・尿管結石
 1 原因
 2 症状・診断
 3 治療
 4 再発予防

21 急性血液浄化療法
 1 血液浄化療法の基本
 2 急性腎障害に対する血液浄化療法
 3 アフェレシス療法

22 腎代替療法の選択
 1 腎代替療法説明の現状
 2 腎代替療法説明に必要な理論と手法
 3 医学的知見の情報提供
 4 チーム医療

23 慢性透析患者の導入と管理 1.血液透析
 1 慢性透析の現況
 2 透析導入基準
 3 透析量
 4 栄養管理
 5 合併症対策
 6 糖尿病透析患者の特徴と管理上の注意点
 7 透析患者の手術時の注意と対策

24 慢性透析患者の導入と管理 2.CAPD
 1 カテーテル挿入術のポイント
 2 腹膜透析液,CAPD,APD
 3 腹膜透析の栄養管理
 4 適正透析
 5 PD関連合併症

25 慢性腎臓病における骨代謝の管理
 1 CKDステージ1,2
 2 保存期(CKDステージ3,4,5)
 3 透析期(CKDステージ5D)
 4 移植後

26 慢性腎臓病(CKD)患者の腎性貧血管理
 1 概念
 2 頻度
 3 症状と所見
 4 治療
 5 ESA低反応性と対策
 6 ESAの副作用

27 妊娠と腎
 1 妊娠が腎臓に及ぼす生理的な影響
 2 腎疾患患者が妊娠を希望した時のリスク評価
 3 CKD患者の妊娠管理
 4 妊娠中に使用できる薬物
 5 産褥期の注意点
 6 妊娠高血圧症候群(hypertensive disorders of pregnancy:HDP)
 7 妊婦の緊急治療を要する疾患
 8 その他の注意すべき妊娠合併症

28 移植腎患者の管理
 1 移植待機患者の管理
 2 腎移植の周術期管理
 3 移植後の患者の管理

29 小児腎疾患診療のポイント
 1 小児の腎と腎機能の特徴
 2 小児腎生検の適応とポイント
 3 学校検尿有所見者への対応
 4 小児腎疾患の特徴と治療
 5 代表的な腎疾患の診断と治療
 6 小児慢性腎不全の治療

30 高齢CKD患者への対応
 1 高齢者のCKDの診断:高齢者の腎機能低下は生理的か?
 2 高齢者の腎機能の低下速度
 3 高齢者で注意すべき疾患
 4 高齢CKD患者の治療の実際

31 腎疾患の検査法
 1 腎機能検査
 2 尿沈渣
 3 糸球体機能検査
 4 尿細管機能検査
 5 腎血流量(RBF),腎血漿流量(RPF)
 6 種々の腎疾患の特殊検査
 7 腎臓超音波検査(腎エコー・腎血流Doppler法)
 8 静脈性腎盂造影(IVP)
 9 CTウログラフィー(CTU)
 10 レノグラム

32 腎生検の手技と患者管理
 1 準備物品
 2 手順

33 腎生検の見方:腎生検の適応と基本的な腎病理の読み方
 1 腎生検の適応と禁忌
 2 腎生検病理診断の基本と診断手順
 3 腎生検病理と臨床の考え方
 4 腎生検における留意点

34 腎疾患治療薬の使い方のコツ
 1 副腎皮質ステロイド薬(ステロイド)
 2 免疫抑制薬
 3 抗血小板療法,抗凝固療法
 4 利尿薬
 5 ACE阻害薬/ARB/DRI/抗アルドステロン薬
 6 透析患者の便秘
 7 透析患者の掻痒感
 8 非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAIDs)とアセトアミノフェン
 9 脂質異常症治療薬
 10 抗菌薬
 11 抗がん薬
 12 腎機能低下時の造影剤の使用

35 臨床論文を理解し,臨床研究を行うために必要な基礎知識
 1 Research question(RQ)の構造化:PECOS/PICOS
 2 統計解析
 3 バイアス(bias)
 4 研究デザイン

36 輸液製剤の使い方
 1 輸液製剤の分類
 2 輸液量の決定

37 腎機能低下時の薬剤投与における注意点・薬剤性腎障害
 1 腎機能が低下したCKD患者での薬物の選択と投与設計
 2 薬剤性腎障害とその対策

38 付録
 1 腎疾患の食事療法
 2 腎疾患患者の運動療法
 3 基準値一覧表
 4 腎疾患患者の生活指導
 5 腎機能低下時の薬剤投与量

索引

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序文

改訂第8版の序

  腎臓内科レジデントマニュアル初版を2000年に発行してから20年になります.本書には腎臓内科の最新の情報を盛り込むように改訂を重ねてきましたが,幸い多くの方に好評であったことは編者としてはうれしい限りです.令和の時代にも実臨床で役に立つ,最新の情報を正しく伝えるという方針を堅持するため,第8版では名古屋大学丸山彰一教授に編集者に加わっていただきました.今,腎臓内科学の診療に何が必要か,という視点で本書を見直し,より読みやすく,また診療のポイントがわかりやすい内容に変更できたと思います.
  本書の編集指針の一つである腎臓内科の臨床に関連する最新のガイドラインを網羅することに今回も注意を払いました.「CKD診療ガイドライン2018」「高血圧診療ガイドライン2019」「腎障害患者におけるヨード造影剤使用に関するガイドライン2018」「エビデンスに基づくネフローゼ症候群診療ガイドライン2017」「高齢者糖尿病診療ガイドライン2017」「動脈硬化性疾患予防ガイドライン2017」「腎疾患患者の妊娠:診療ガイドライン2017」「がん薬物療法時の腎障害診療ガイドライン2016」「AKI診療ガイドライン2016」「薬剤性腎障害診療ガイドライン2016」「慢性腎臓病患者における腎性貧血治療のガイドライン2015」「非典型溶血性尿毒症症候群診療ガイド2015」などを盛り込みました.今回の改訂では,急性腎障害,妊娠と腎の章は全面改訂を行いました.その他の項目においても最新の文献等から診断・治療法をアップデートしました.
  本書をベッドサイドや外来で参照することにより,短時間でまとまった知識を得ることができ,臨床決断に活用していただけると確信しています.今回は本書をより実践的なマニュアルとして改訂し,より使いやすくするために,読者からのご批判,ご意見をお受けしたく,webでのアンケートを行うことにしました.忌憚のないご意見をお待ちしております.

 令和元年5月

中山寺いまいクリニック院長
今井圓裕
名古屋大学大学院医学系研究科
病態内科学講座腎臓内科学教授
丸山彰一