2131脳性まひの療育と理学療法
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42F−SLR~ S−SLR~F−HAM↘ S−HAM↘F−ABD↘ S−ABD↘806040200-20020406080測定月齢100120140fast stretch020406080測定月齢100120140slow stretchs a値(度)-rt SLRlt SLRrt ABDlt ABDrt HAMlt HAM図19④  症例4:脳性まひ―寝たきりのspasms-angle値の経過寝返りがかろうじて可能な混合型四肢まひ児の7~12歳までの約5年間の経過.上田法は未施行だったが,各指標の経過は比較的横ばいに近かった.fast stretch:各評価項目では軽度のs-a値の減少のみであり,比較的よい状態が保たれていた.slow stretch:各評価項目では軽度のs-a値の減少のみであり,比較的よい状態が保たれていたF−SLR↓~  S−SLR↘F−HAM↘~ S−HAM↘F−ABD↘  S−ABD↘020406080測定月齢100120140slow stretch806040200-20020406080測定月齢100120140fast stretchs a値(度)-rt SLRlt SLRrt ABDlt ABDrt HAMlt HAM図19⑤  症例5:脳性まひ―寝たきりのspasms-angle値の経過痙性を混じる弛緩性四肢まひ児の2歳半~10歳までの7年半の経過.上田法は未施行.fast stretch:一部横ばいにみえるが,全体としては緩やかなs-a値の減少がみられた.slow stretch:一部横ばいにみえるが,全体としてはs-a値の減少がみられたF−SLR~ S−SLR~F−HAM↘ S−HAM↓F−ABD~ S−ABD~806040200-20-40020406080測定月齢100120140fast stretch上田法の不徹底な施行020406080測定月齢100120140slow stretch上田法の不徹底な施行s a値(度)-rt SLRlt SLRrt ABDlt ABDrt HAMlt HAM図19③  症例3:脳性まひ―寝たきりのspasms-angle値の経過徐皮質硬直姿勢を恒常的に示している痙性四肢まひ児の5~9歳強の4年強の経過.上田法を1日2回施行するという原則は守れていなかったという意味で「不徹底ながらの上田法」が施行されていた例.SLR,ABDは横ばいだが,F・S-HAM s-a値は測定開始時の5歳ですでに低値を示し,その後より一層進行した.fast stretch:F -HAMは減少したが,SLR s-a値,ABD s-a値は横ばい.slow stretch:F-HAMは減少したが,SLR s-a値,ABD s-a値では減少がなく,横ばい

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