2169日常診療における子どもの睡眠障害
4/12

スもある.われわれの経験では,乳幼児期に高度の不眠を呈した場合には,発達障害の特性が認められることが多く,この場合には,投薬が必要な場合が多いように感じている.さらに,RLSは,乳児期に発症している場合には,症状が寝ぐずりや,夜の不機嫌という形で表れるため,就寝時の運動の症状(脚を触る,または,脚を動かす)と家族歴を参考にして,もしも血清フェリチン値が50mg/dL未満であれば,RLS疑いとして鉄剤を投与するということは選択肢としてあげられる.166第4章訴えからのアプローチ

元のページ 

page 4

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です