2203亀田総合病院KAMEDA-ERマニュアル改訂第3版
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3心拍再開後のケア目標体温管理:(targeted temperature management:TTM)G2010では心停止後の昏睡では低体温療法を推奨されていたが,体温36℃と33℃を比較した研究では両群に差はなく,32~36℃のいずれかを目標体温に設定し,それを少なくとも24時間維持することが推奨された.少なくとも発熱は悪影響を及ぼすといわれている.積極的な冠動脈造影(CAG)心原性心停止が疑われ,心電図でST上昇が認められる院外心停止の患者は緊急に冠動脈造影(coronary angiography:CAG)を行うべきである.心原性が疑われるが,ST上昇が認められない患者に対すCAGは妥当である.(不動寺純明)自己心拍再開(ROSC)呼吸の管理・自発呼吸がないときは気管挿管にて人工呼吸・≧94%の酸素飽和度を維持(100%のときは酸素投与を減量)・Paco2 35~45mmHg 気管挿管時はPETCO2 30~40mmHgを目標μgμgμg循環の管理(SBP>90mmHg,mean BP>65 mmHgを保つ)・1~2Lの生理食塩水かリンゲル液をボーラス投与・血管収縮薬を投与 アドレナリン 0.1~0.5μg/kg/分 ノルアドレナリン 0.1~0.5μg/kg/分 ドパミン  5~10μg/kg/分・治療可能な原因の考慮・12誘導心電図指示に従うか?STEMIまたは心原性心停止を疑うか?目標体温管理(TTM)・32~36℃の目標体温を設定・24時間は設定体温で維持する積極的にCAG/PCIを考慮する高度な集中治療はいいいえ図1 心拍再開後アルゴリズム(Callaway CW, et al. : Part 8: Post–Cardiac Arrest Care: 2015 American Heart Association Guidelines Update for Cardiopulmonary Resuscitation and Emergency Cardiovascular Care. Circulation 2015; 132(18 Suppl2): S465-S482より著者翻訳のうえ改変)I 心肺蘇生─3 心拍再開後のケア6

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