2250薬剤性腎障害DKI診療QandA
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203付録表2 腎機能低下時の主な薬物投与量一覧分類重要度薬剤名透析性禁忌腎障害常用量GFRまたはCCr(mL/分)HD(血液透析)PD(腹膜透析)一般名番号商品名30~5915~29<15消炎鎮痛解熱薬(NSAIDs)○エスフルルビプロフェン・ハッカ油17ロコアテープ×禁○変形性関節症における鎮痛・消炎として1日1回患部に貼付する.同時に2枚を超えて貼付してはならない.高齢者,高血圧患者,糖尿病患者,心不全患者,利尿薬の併用されている症例など腎障害のリスクの高い患者には漫然と投与しない腎障害を悪化させるおそれがあるため重篤な腎障害には禁忌重篤な腎障害には禁忌だが無尿の透析患者では減量の必要なし○ケトプロフェン18カピステン筋注×禁○1回50 mgを1日1~2回臀部に筋注○19ケトプロフェン坐剤禁○1回50~75 mgを1日1~2回直腸内に挿入○ジクロフェナクナトリウム20ボルタレン錠×禁○1回25 mgを1日3回,食後1日100 mgまで○21ボルタレンSRカプセル×禁○1回37.5 mgを1日2回,食後○22ボルタレンサポ×禁○1回25~50 mgを1日1~2回直腸内投与○スリンダク23クリノリル錠×禁○300 mg 分2食後○スルピリン水和物24メチロン注×禁○1回0.25 g 2回まで皮下注または筋注○チアプロフェン酸25スルガム錠×禁○1回200 mgを1日3回食後○ナブメトン26レリフェン錠×禁○800 mg 分1食後○ナプロキセン27ナイキサン錠×禁○300~600 mg 分2~3食後○ピロキシカム28フェルデン坐剤×禁○1日1回20 mgを直腸内投与○29バキソカプセル×禁○1日1回20 mg,食後○ブコローム30パラミヂンカプセル×禁○1回300~900 mgを1日2~4回食後○フルルビプロフェンアキセチル31ロピオン注×禁○1回50 mgをできるだけゆっくり静注フルルビプロフェン32フロベン錠・顆粒×禁○1回40 mgを1日3回毎食後頓用の場合には,1回40~80 mg○メフェナム酸33ポンタールカプセル・シロップ・細粒×禁○1回500 mg,その後6時間毎に1回250 mgを経口投与.急性上気道炎では1回500 mgを頓用で原則1日2回までとし,1日最大1,500 mgまで.空腹時の投与は避ける○ロキソプロフェンナトリウム水和物34ロキソニン錠×禁○60~180 mg 分1~3食後ロキソプロフェンナトリウム水和物35ロキソニンテープ×1日1回,患部に貼付する腎機能正常者と同じ○ロルノキシカム36ロルカム錠×禁○12~18 mg 分3食後(術後外傷後・抜歯後は8~24 mg)高齢者,高血圧患者,糖尿病患者,心不全患者,利尿薬の併用されている症例など腎障害のリスクの高い患者には漫然と投与しない腎障害を悪化させるおそれがあるため重篤な腎障害には禁忌重篤な腎障害には禁忌だが無尿の透析患者では減量の必要なしNSAIDs塩基性   ○チアラミド塩酸塩37ソランタール錠・細粒×禁○1回100 mgを1日1~2回,または頓用高齢者,高血圧患者,糖尿病患者,心不全患者,利尿薬の併用されている症例など腎障害のリスクの高い患者には漫然と投与しない腎障害を悪化させるおそれがあるため重篤な腎障害には禁忌重篤な腎障害には禁忌だが無尿の透析患者では減量の必要なし(COXⅡ選択的阻害薬)消炎鎮痛解熱薬○エトドラク38ハイペン錠×禁○400 mg 分2高齢者,高血圧患者,糖尿病患者,心不全患者,利尿薬の併用されている症例など腎障害のリスクの高い患者には漫然と投与しない腎障害を悪化させるおそれがあるため重篤な腎障害には禁忌重篤な腎障害には禁忌だが無尿の透析患者では減量の必要なし○セレコキシブ39セレコックス錠×禁○200~400 mg 分2○メロキシカム40モービック錠×禁○10~15 mg 分1

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