2274補聴器のフィッティングと適用の考え方
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 耳型採型はわが国では多くが補聴器販売店で行われており,その数は1年間に20万個を越えている.耳型採型は補聴器フィッティングに欠かせない事項であり,副損傷を引き起こす事故は避けなければならない.ところが,現状では,11年間に起きた副損傷の調査では,耳鼻咽喉科医師による診断,治療を必要とする副損傷が1年あたり40件発生している.その実態をE-1に記している. 本章では,副損傷が発生する機序について詳細に記す.E-3には外耳出血と外耳炎について発生する機序と予防のための注意点を記している.E-4には耳内異物と鼓膜穿孔について発生する機序と予防のための注意点を記している.E-2に記した外耳道,鼓膜の構造を正しく理解し,実際に起きている副損傷とその機序を理解することで,副損傷を起こさない安全な耳型採型を行うことができる. 耳型採型の適切な手順と注意点はD-2に記している.本章を理解することでD-2の手順と注意点が重要かつ妥当であることの理解を深めることができる.E耳型採型の副損傷と予防E-1◆耳型採型の副損傷E-2◆外耳道,鼓膜の構造と機能E-3◆外耳出血および外耳炎を起こさない耳型採型E-4◆耳内異物および鼓膜穿孔を起こさない耳型採型

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