2304東大病院　新生児診療マニュアル

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損傷を避けるため深くなりすぎないようペアンで把持するなどする．胸腔内に入ったら抵抗がなくなるので皮膚に対して寝かせ気味に角度を変える（図8）． ●胸水貯留の場合，先端を背側に向けて外筒のみを進める（図9）． ●気胸の場合は，先端を胸側に向けて外筒のみを進める（図10）． （垣内五月）6　PICC管理 ❖a　概　要 ●PICC（peripherally inserted central catheter）の管理として，ここではPIカテーテル®について述べる． ●種類：PIカテーテル®（20 cmのダブルルーメン，30 cmのシングルルーメン）．図9●外筒の挿入（胸水の場合）図8●穿刺図10● 外筒の挿入（気胸の場合）第3章　治療法と手技252