2323脳血管内治療の進歩-ブラッシュアップセミナー2017
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2161ヒートガンの温度設定は何度でしょうか? また,熱風を当てる秒数はどのように決めていますか?•千葉大学より論文が出ています.Headwayに対しては,120℃の設定でhot air gun先端より2.5cmの位置で90秒間熱することで最良のshaping効果を得られると報告されています(Journal of Neuroen-dovascular Therapy 2016;10:236‒242).(早川幹人)•6F DD-6などのガイディングは150℃で1分,マイクロカテーテルは120℃で1分~1分30秒,セプターのパージホール閉鎖は90℃で10秒程度にしています.マイクロカテーテルは加熱による短縮に注意が必要で,私たちは短縮しにくいHeadwayを愛用しています.(津本智幸)2局所麻酔で血管内治療を行う場合は,患者さんの頭部が動かないよう工夫をされているのでしょうか?•脳動脈瘤や脳動静脈奇形を除く血栓回収や腫瘍塞栓術などでは局所麻酔を選択していますが,その場合には額部と下顎部の2か所をテープ固定しています.ただし,協力的な患者さんや,重度意識障害の症例には固定が有用ですが,協力が得られないような患者では固定によってかえって安静が保ちにくくなる場合があることに注意すべきです.(長谷川 仁)3Neuro EBUとSY6のそれぞれの特徴を比較できますでしょうか?•Neuro EBUはガイディングカテーテルの代わりとして,SY6はガイディングカテーテルのインナーとして用いることがあります.いずれも,大動脈弓部と腕頭動脈(左総頚動脈)起始部が急峻な症例に有用です.(津本智幸)4Semi-jailに適しているのはどんなステントでしょうか? また,メリットとデメリットについて教えてください.•カテーテルの操作ができるメリットがあります.一方,ステントを動かしてしまうデメリットもあるの2017年7月7日~9日脳血管内治療ブラッシュアップセミナー2017で会場から寄せられた質問をもとに厳選し,エキスパートの先生方に回答いただきました(順不同).坂井信幸(神戸市立医療センター中央市民病院脳神経外科)吉村紳一(兵庫医科大学脳神経外科学講座)監 修榎本由貴子(岐阜大学医学部脳神経外科)津本 智幸(九州医療センター脳血管内治療科)長谷川 仁(新潟大学脳研究所脳神経外科)早川 幹人 (筑波大学医学医療系脳卒中予防治療学講座/筑波大学附属病院脳卒中診療グループ)回答者誌上回答コーナーエキスパートが あなたの疑問に答えますズバリ!
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