xviA 目 的 本ガイドラインは,PPGLの診断・治療法を具体的かつ客観的に取りまとめた診療指針で,わが国におけるPPGL診療の標準化と診療の質向上に資することを目的とする.B 改訂の基本方針 既刊の『褐色細胞腫診療指針2012』を改訂し,『褐色細胞腫・パラガングリオーマ診療ガイドライン2018』とする.改訂の基本方針・要点は下記である.1.『Minds診療ガイドライン作成マニュアル2007』 に準拠し,『Minds診療ガイドライン作成マニュアル2014』を参考にする2.内容のアップデート3.米国内分泌学会ガイドライン(2014)との整合性4.客観性担保 (1)エビデンスの強さや推奨度の付与 (2)パブリックコメント(内分泌学会会員,患者団体) (3)関連学会とのコンセンサス5.外部評価C 方 法1)対象とする読者 高血圧・内分泌・泌尿器などの診療に従事するすべての医師,さらに特定健診・特定保健指導に従事する保健師,看護師, 管理栄養士,薬剤師である.2)作成委員 作成委員リスト参照.3)作成方法 下記のプロセスで行った.1.クリニカルクエスチョン(CQ)作成2.文献検索3.ステートメント作成・エビデンスレベル/推奨度付与4.Text 作成5.作成委員の合意形成(Delphi 法)6.査読委員・外部評価委員の査読7.日本内分泌学会会員のパブリックコメント8.日本内分泌外科学会,日本高血圧学会,日本妊娠高血圧学会の承認9.臨床重要課題委員会の承認10.日本内分泌学会(理事会)による最終承認本ガイドラインについて
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