2362褐色細胞腫・パラガングリオーマ診療ガイドライン2018
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本ガイドラインについてxix8) エビデンスの解説 個々のステートメントに関する解説を関連する文献を引用して解説した. 9)文献リスト作成 Minds2014では推奨の強さの根拠は総体としてのエビデンスの強さに基づくことから,個々の文献にはエビデンスレベルの付与が不要とされたが,読者には個々の引用文献のエビデンスレベルの情報も,推奨の強さと解説文のより良い理解に役立つと判断したため,本ガイドラインでは「Minds診療ガイドライン作成マニュアル2007」に準じて,各文献にエビデンスレベルを付記した.D コンセンサスの形成 主要な用語およびステートメントにおける診療行為の推奨度に関して,委員間の意見が異なるあるいは十分なコンセンサスが必要と判断された事項は,Delphi法により実施した.実施した項目を下記に列記する.1.褐色細胞腫,パラガングリオーマの用語2.悪性,良性の表現法3.高血圧クリーゼ,褐色細胞腫クリーゼの表現法4.遺伝子変異の浸透率の表現法5.PPGLの診断基準6.病理組織診断におけるPASSの位置付け7.尿中VMA必要性の是非8.エビデンスレベルと推奨度の記載法をMinds2007に準じた表示からMinds2014を参考とする表示に修正する件 Round 1の結果を集約してRound2を実施しコンセンサスを形成し,本ガイドラインに反映させた.E 資金源と利益相反の自己申告 本ガイドラインの作成は一般社団法人 日本内分泌学会の事業費,国立病院機構 京都医療センター内分泌代謝臨床研究センター臨床研究企画運営部研究費,国立研究開発法人 日本医療研究開発機構研究費(難治性疾患実用化研究事業)「難治性副腎疾患の診療に直結するエビデンス創出」研究班(研究開発代表者:成瀬光栄),国立研究開発法人 国立国際医療研究センター国際医療研究開発費「難治性副腎腫瘍の疾患レジストリーと診療実態に関する検討」研究班(主任研究者:田辺晶代),厚生労働省科学研究費補助金難治性疾患政策医療研究「副腎ホルモン産生異常に関する調査研究班」研究費(研究代表者:長谷川奉延),によるものであり,特定の団体や製品・技術との利害関係はない.また作成委員全員が日本内分泌学会「臨床 研究の利益相反(COI)に関する共通指針」に沿って,適切な COI マネージメントを実施,巻末に表示した.F 免責事項,使用上の留意点,著作権 本ガイドラインはPPGLの診療に関して,国内外の学術論文,国内の診療実態,およびエキスパートオピニオンを参考として,現時点で標準的と考えられる内容をまとめたものである.それゆえ,診療に従事する担当医は個々の患者の状態および個々の診療施設の状況を十分に考慮して,現実的かつ弾力的に活用する必要があり,本ガイドラインが実際の個別の診療内容を制約するものではない点に留意する必要がある.本ガイドラインの記載内容の責任は一般社団法人 日本内分泌学会にあるが,個々の診療行為の責任はすべて直接の診療担当施設と担当医師にある点に留意する必要がある.それゆえ,担当医はわが国の保険医療制度および国内法規を遵守して医療行為に当たる必要がある.また,本ガイドラインの著作権の一切の権利は,一般社団法人 日本内分泌学会および『悪性褐色細胞腫の実態調査と診療指針の作成』委員会に帰属する.さらに,本ガイドラインは日本法によって解釈され,その運用に関して何らかの紛争が発生した場合は,大阪地方裁判所を第一審とする訴訟手続きによって解決されるものとする.

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