2378脳血管内治療の進歩-ブラッシュアップセミナー2018
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144脳血管内治療ブラッシュアップセミナー2018volume)が低下した領域を虚血コアと診断し,NCCTよりも感度が高い2). MRI拡散強調画像(diffusion-weighted im-age: DWI)では,細胞性浮腫により細胞内の水分子の拡散が制限された状態をapparent diffusion coefficient(ADC)値の低下として捉え,信号強度に変換して表示している.DWIで高信号を示す領域を虚血コアと診断するには,ADC値低下の閾値が問題となる.急性期にDWIで淡い高信号を示す領域(ADC値低下が軽度である領域)が再灌流によって壊死を免れる可能性については,まだ結論が得られていない3,4). 虚血コアを診断するためには,それぞれの画像において非可逆的変化を示す閾値を設定しなければならない.現在のRAPID(iSche-maView)は,虚血コアと自動診断する閾値を,CTPではCBFが正常脳の30%未満,DWIではADC値620×10-6mm2/秒未満と設定している.しかしながら,これらの閾値は確表1 代表的なRCTにおける画像診断基準発症/LKWから治療開始検査法Imaging criteriaMR CLEAN6時間以内CTまたはMRI (DWI)出血の否定のみ(ASPECTSの制限なし)REVASCAT8時間以内CTまたはMRI (DWI)ASPECTS≧7またはDWI-ASPECTS≧6(>80歳ではASPECTSまたはDWI-ASPECTS≧9)ESCAPE12時間以内CT, mCTAASPECTS≧6mCTAでのmoderate to good collateralEXTEND-IA6時間以内CTPまたはMRI (DWI+PWI) Ischemic core volume <70mLRAPIDでのtarget mismatchの存在SWIFT PRIME6時間以内CTPまたはMRI (DWI+PWI) → CTまたはMRI (DWI)Ischemic core volume <50mLRAPIDでのtarget mismatchの存在→ 試験途中で変更: ASPECTS/DWI-ASPECTS≧6DAWN6~24時間CTPまたはDWICIM (Clinical Imaging Mismatch)の存在A. ≧80歳: NIHSS ≧10 + core volume <21mLB. <80歳: NIHSS ≧10 + core volume <31mL or NIHSS ≧20 + core volume <51mLDEFUSE36~16時間CTPまたはDWI/PWIIschemic core volume < 70mLRAPIDでのtarget mismatchの存在 DWI:拡散強調画像,ASPECTS:Alberta Stroke Program Early CT Score,mCTA: multiphase CTA,NIHSS:National

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