2429LCI内視鏡診断アトラス
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52各論A胃陥凹性病変 色調で簡単に鑑別できる?1b.LCIによる診断と鑑別iii)良性と悪性の鑑別陥凹性病変の均一な紫色粘膜では非腫瘍性病変を考える生検組織の一部にlight blue crestがみられるが,腸上皮化生が中心とした組織ではない.オレンジを示す正常の胃底腺粘膜などの腺窩上皮と比べて,この陥凹部では粘膜中間層中心に腺管を認め,間質に浮腫が目立ち表層付近に腺管や血管が乏しく,紫,青の短波長を吸収しにくいのかもしれない.その結果として吸収されない紫が反射してLCIでは均一に広がり,腸上皮化生でなくてもこのような組織ではオレンジにはみえない可能性がある.生検組織の病理所見粘膜中間層を中心に炎症細胞浸潤を伴い,一部の上皮に杯細胞化生をみる.再生異型を伴う炎症性変化である.BLI近景画像(B8C2)陥凹部では緑が均一にみられ,茶は全くみられない.表面構造はregularにみえる.BLI拡大画像(B8C2)薄緑の粘膜でRegularなcircle状腺窩辺縁上皮がみられ,微細血管はない.Light blue crestが散在している.白色光画像胃角部大弯に陥凹性病変を認める.陥凹辺縁は比較的平滑である.LCI画像(B8C3)陥凹部は全面で均一な紫であり,オレンジは全くみられない.腫瘍性病変より炎症性変化の可能性が高い.EG-L600ZW,萎縮O-3,除菌後1年

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