34運動障害性構音障害の症状 ── ⑦混合性構音障害31混合性構音障害について空欄を埋めなさい。●（①）以上の運動障害性構音障害のタイプが混在しているものを混合性構音障害と呼ぶ。 ●代表的な疾患と，混在する可能性がある（運動）障害のタイプは，下記の表のようになる。●代表的な疾患と運動障害のタイプ代表的な疾患混在する可能性のある障害タイプ筋萎縮性側索硬化症（②）構音障害─弛緩性構音障害多発性硬化症浮動ウィルソン病（②）構音障害─（③）構音障害─（④）構音障害2筋萎縮性側索硬化症（amyotrophic lateral sclerosis：ALS）について空欄を埋めなさい。●（⑤）運動ニューロンと（⑥）運動ニューロンの選択的な障害である。●（⑥）運動ニューロン障害として筋力（⑦），筋（⑧），筋線維束性攣縮を認める。●（⑤）運動ニューロン障害として病的反射の出現など（⑨）症状が認められる。●陰性徴候は（⑩）障害，褥瘡，（⑪）障害，（⑫）運動障害。3多発性硬化症（multiple sclerosis：MS）について空欄を埋めなさい。●（⑬）神経系の髄鞘が選択的に破壊される炎症性の脱髄疾患である。●原因として（⑭）説が有力である。●（⑮）に多く，アジアやアフリカでは比較的少ない。●白質に新旧の脱髄斑がみられ，古い脱髄斑は（⑯）化している。●症状は（⑰）と再発を繰り返す。●20～30歳代で発症する人が多く，男女比では（⑱）性が多い。4ウィルソン病（Wilson disease：WD）について空欄を埋めなさい。●肝臓や脳など全身の臓器に（⑲）が蓄積して，障害を来す。●（⑳）染色体（㉑）性遺伝による疾患である。●筋緊張（㉒），筋（㉓），振戦，失調を基調とした運動障害が出現する。MEMO▶ALSの推定人数は，日本で1万人前後，最もかかりやすい年代は60～69歳，男性のほうが1.2～1.3倍多いというデータが出ている。MEMO▶MSは，女性の発症が多く，男性のおよそ3倍である。中枢神経の髄鞘を形成するオリゴデンドログリアが侵され，末梢神経の髄鞘を形成するシュワン細胞は障害されない1）。MEMO▶MSの症状として持続性の短い痛みを伴い手足が強直する有痛性強直性けいれんがある。MEMO▶WD眼症状として，カイザー・フライシャー角膜輪がある。黒目の周りに銅が沈着し，青緑色・黒緑褐色にみえる。
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