2461脳波判読オープンキャンパス
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小鋭棘波(small sharp spikes:SSSまたはbenign epileptiform transient of sleep:BETS)SSSのサンプル図8Fp1Fp212345678910111213141516171819MP✓ 振幅:50 μV以下)✓ 持続:50 ms以下✓ 前~中側頭部が最大Fp1-A1Fp2-A2F3-A1F4-A2C3-A1C4-A2P3-A1P4-A2O1-A1O2-A2F7-A1F8-A2T3-A1T4-A2T5-A1T6-A2Fz-A1Cz-A2Pz-A1ECG20代 男性:側頭葉てんかん疑い✓ 片側,両側性どちらもある✓ 分布は広い✓ 睡眠I期(IIはまれ)✓ 正常人の20 %50 μV1 sec[SSSの特徴]F8-A225 μV0.25 sec SSSは出現頻度の高い正常亜型である92).特に上の拡大図のように後続徐波(after-slow)を伴うこともあり,spikeと紛らわしい(図8).spike成分は2相性(黒点)である.軽睡眠時に振幅は低いが広く分布するspike波形を見たらSSSを考える.SSSのspikeとの鑑別ポイント ●50μV以下で50ms以下の持続と「小さいspike」 ●低振幅なのに広く分布する ●左右の側頭部にそれぞれ出現することもあり ●傾眠時に出現する4292第Ⅱ章 脳波レポートが出来るまでの7 STEP

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