2475言語聴覚士ドリルプラス 高次脳機能障害
4/8

HINT▶○○○○○○○○○○○○○○○○HINT▶○○○○○○○○○○○○○○○○MEMO32高次脳機能障害の症状──⑨視空間障害31半側空間無視について空欄を埋めなさい。●大脳の損傷半球とは(①)の空間における対象を(②)できなくなる症状である。左右どちらの半球損傷でも生じるが,(③)半球損傷による(④)半側空間の無視が多く,症状は持続し,重度であるとされる。●無視が生じる半側の空間は,(⑤)の正中を基準とした無視[(⑥)の無視]のこともあれば,(⑦)の正中を基準とした無視[(⑧)の無視]のこともあり,課題や状況により変化する。●病巣は,右半球の(⑨)・(⑩)・(⑪)葉結合部のほか,前頭葉や後頭葉,視床などの(⑫)などさまざまである。●発現メカニズムとしては,空間性注意の右側への強い偏りによって生じるとする(⑬)説,脳内の表象の左側が障害されたために生じるとする(⑭)説があるが,(⑬)説が有力とされている。2道順障害について空欄を埋めなさい。●熟知した地域内で,ある地点からほかの地点への(⑮)(方角)の想起障害である。●街並失認と異なり,(⑯)や風景の認知はできる。●自宅や自宅周囲などの(⑰)の場所にも,始めて訪れる病棟内などの(⑱)の場所のどちらについても生じる。3バリント症候群について空欄を埋めなさい。●バリント症候群とは(⑲),(⑳),(㉑)の3徴候からなる症候群である。●(⑲)とは,視線が1つの方向や対象物に(㉒)し,ほかの方向や対象物への自発的な(㉓)の移動や(㉔)ができなくなる症状である。●(⑳)とは,1つの対象物を(㉔)すると,その周囲にあるほかの対象物に注意が向かなくなる症状である。●(㉑)とは,(㉔)した対象を手でつかみ損ねる症状である。4構成障害について空欄を埋めなさい。●著しい要素的な(㉕)や(㉖)が原因とは考えられない,(㉗)的な課題に現れる障害である。●左右どちらの半球の損傷によっても生じるが,その質は異なるとされる。左半球損傷では,細部の欠如や絵の(㉘)がみられる一方で,右半球損傷では(㉙)の影響がみられる。HINT▶視覚失調では注視した対象のつかみ損ねが生じる。一方,周辺視野でのつかみ損ねが生じる症状を,視覚性運動失調という。MEMO▶以前は構成失行の用語が使われていたが,視覚認知の障害や半側空間無視,注意の障害なども影響することから,構成障害の用語が用いられるようになった。

元のページ  ../index.html#4

このブックを見る