2495言語聴覚士ドリルプラス 聴覚障害
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読み解くためのKeyword27解答第2章 聴覚障害の基礎1 ①内リンパ水腫,②めまい,③耳鳴,④感音,⑤低,⑥補充,⑦グリセロール,⑧保存,⑨ストレス2 ⑩一側,⑪感音難聴,⑫耳鳴(⑪,⑫は順不同),⑬めまい,⑭補充,⑮1,⑯ステロイド3 ⑰前庭,⑱蝸牛(⑰,⑱は順不同),⑲感音,⑳耳鳴,㉑めまい(⑳,㉑は順不同),㉒頭部,㉓試験的鼓室開放メニエール病(内リンパ水腫) 内リンパ液は閉鎖環境にある膜迷路を流れており,血管条で産生され,内リンパ囊で吸収される。メニエール病は,内リンパ液の過剰生産もしくは吸収障害により内リンパ水腫を生じる。この状態が続くとコルチ器の有毛細胞が圧迫され,耳鳴や感音難聴を生じる。また,内リンパ水腫により生じた膜迷路ヘルニアが半規管膨大部を圧迫することでめまい発作を引き起こすと考えられている。 症状として,ある日激しいめまい発作が反復し,ほぼ同時もしくはめまい発作に先行して耳鳴,感音難聴,耳閉塞感などの聴覚症状も出現する。発作時の難聴は特に低音域の聴こえが悪くなる。補充現象も生じる。なお,グリセロール内服あるいは静注により聴力が一過性に改善することがある(グリセロールテスト)1)。 治療として,大部分は保存的治療を行う。めまい発作時にはまず暗い静かな部屋で休ませる。発作が軽快したらストレスを避け,規則正しい生活を心がけるように指導する。突発性難聴 原因不明であるが,内耳のウイルス感染や血液循環障害が考えられている。 症状は,ある日突然難聴を自覚し,通常一側性である。また,耳鳴,感音難聴,一部めまいも生じる。なお,補充現象も生じる。 治療として,安静をとり,ステロイド薬や循環改善薬などの投与を行う。高圧酸素療法が行われる場合もある。早期に治療を開始することにより聴力の改善を期待できるが,聴力が1か月以内に改善しない場合,あるいはめまいを伴った症例では回復困難なことが多い。外リンパ瘻 髄液圧や中耳圧が急激に上昇することにより,前庭窓または蝸牛窓などが破綻して瘻孔を生じ,そこから外リンパ液が漏れ出す疾患である。 症状として突然のめまい,感音難聴,耳鳴などを引き起こし,これらが単独で生じる場合もある。また,短期間に聴力が変動する。 頭部を高く上げた状態で安静を保ち,症状が改善しない場合は試験的鼓室開放術を行う。●メニエール病の病態伸展したライスネル膜コルチ器本来のライスネル膜

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